すべてのおすすめ
{引用=


  ? 春色チョコレート


ファッションを何度も変えて
すれ違ったのは
君の待ち伏せ

タイトだったミニスカートが
今日は薄いフレアーですか
降参してホテルの ....
{引用=


青に蒼が重なり
空の行方 風の行方
降りしきる水晶


しろに白が重なり
雲の行方 水の行方
絹は舞いに舞い




追憶の衣ははためき
旅人は斜め

 ....
{引用=


  ? 世界は 魔法に満ち充ちて 不思議


赤 が
赤く見えること
青 が
青く見えること
それが不思議
だから それは魔法


花が 雪が
光のきらめき ....
君の笑顔はマニキュアの様だ

つき抜けた先に鏡があるような気がした

思い出がこそばゆいなんて
良い人生だな

不埒な本性がなかなか出てこないから
いつの間にかこうなった

右 ....
(わりばし一本が化けた女を連れてよその惑星へゴー)

姫、ここは海でござるよ
泳ぎませぬか

きゃー私のヌードがみたいの?
すけべじじい

(わりばしのくせにいっちょまえに…)

 ....
東京が
くちびるから
たそがれてゆく

秋口に
太陽の首を
刈りとったのは

鋭いほど
耳に残るものも
ないのだから

夜の
冷たさは
みちた春の
しずけさ

声にみ ....
{引用=


  ? 白い虹の風景


{画像=10071 ....
夏の朝の暗い空に
ヤマナラシが揺れていて
それの陰を燃えるような
流れ星が落ちたけど

ああ、その夜
かなしみの
ブルースなその人は
愛の後であくびした

冬の海の ....
{引用=                                   




青空に透けて

行ってしまった

面影はみんな




 浜辺の足跡
  ....
乳飲み子がやって来た。その兄の二歳児にも手を焼かされる。

母親と祖母が二歳児を夜の散歩に連れ出した。外へ連れて行けと泣いてきかないのだ。

その間、乳飲み子をこの私があやす。

「 ....
{引用=






星空から
あなたは振り返る

貴女はふりかえる
ともしびに重なる微笑み
細い指先




星座へと続く階梯は
途絶えたまま
この小雨のように ....
 13歳冬休み
 石油ストーブの温もりで
 まどろんでいた
 こらから何が始まる?
 
 いつから始まったんだろう
 気付けば恋や仕事にのめりこみ
 
 混線した人・世の弦に
張 ....
腰袋に小さな穴を開けて
そこに花の種をつめている
みんなの言ってることが分からないのに
分かったふりで失敗したので
監督に怒られている
まばたきをしている間に
ミートボールを盗まれた
ト ....
街を歩く自信がなく
最初から社会の構成員であったかのように振舞う皆は立派だ
奇跡みたいな乳をしたくびれをした夏の女
奇跡みたいじゃなくてもうずく
新宿ですれ違う一人一人をよけて歩くのは至難の業 ....

荒野で
超特急を押さえている
手で
遠くから
神通力も使って
100両編成の不思議なあほ力の鉄道が
俺の向こうのほうに行くのを
必死に抑えている
乗客は0人だというのに
燃えた ....
にんげん


      入浴中。意味不明。
私が永遠に朝にならないので
後続する螺旋は、夜空にひねりこみだしました
すると我先にと町工場が巨大プラスドライバを打ち上げて
夜のネジをぐるぐると外してゆくものだから
空からたくさん落ちてきた ....
なげきのジョー

 洗髪中。意味不明。
待ってろよ もう少し待ってろよ
お前の世界を一瞬で変えるような
言葉を持っていくから待ってろよ
生きてろよ とりあえず生きてろよ
お前の肩の力が思いっきり抜けるような
最高の一発ギャグを持っ ....
イルカを見ていると
いろんなこと考えさせられる
あんたたち
水を跳ね飛ばすのわざとやってるでしょう

まっすぐにジャンプして
少しだけ横倒しに
ややわき腹から着水

一瞬のうちに
 ....
わたしが無職だったころ
茹で卵と塩むすびだけはんかちに包んで
毎日河原へ出かけていた
それしかやることがなかったのだ
アンケート用紙とかに
無職
と書くのが厭だったので
仕事を探してはい ....
雨の夜のアスファルトでは
光も熱帯魚みたいに濡れている
迫り来てよぎり過ぎ去り遠退く
赤い、黄色い、無数の鱗が目に入って
濡れるしかなかった視線が水性インクとなって
雨の夜に、明るい ....
ホチキスか。


 風呂上り、パン一にて。

 食卓のそばの床に腰を下ろす前に、棚からホチキスを取り出すつもりだったが、ふいに忘れてしまう。さらになぜつっ立っているのかさえ分らなくなり座り込 ....
友の消息を求めるサイレンが反響し止まない
密室はすべもなく断絶を良しとして朽ちて次第に崩れる
手紙は送り返された

暗黒の結末を呑むならば
壁の背後が良いだろう
焦げ落ちる日暮れが似合うだ ....
さ、ねむいわな、そりゃ。


 風呂上り、鏡に映る充血した自分の目を見て。他人事のように。

 
心穏やかなままホロリ生まれた涙の一滴が
遠く千マイル ひこうき雲のわきに落ちて

じきに 光の速度も超えて こちらがわへとやってきます

もし 願うことが許されるなら
誰か街路の電線林まで ....
たいへんば〜い。


 軽トラの運転席にて。あるはずの街路樹が5本無いということを報告し忘れていたことを思い出して。
 
 
01
冷蔵庫売り場で火遊びをしている少年のシャツは裏返っていて、肌がまぶしい。

02
扇風機の真似をする君が、今日は朝から羽が壊れて、うまく首が振れない。

03
アイロン ....
こんな世界。あんな世界。


 二つ予定された親の手術の一つを終えた晩。実家の風呂場にて。意味不明。
ひとつの季節に産まれる光と
ひとつの時間に死にゆく魂
脆い光の骨組みは
腕のなかで息づく命
消えゆくぬくもりへの道筋を辿る 
いつかの日
煌く頬のあたたかさを守るため
いくつもの灯りを燈 ....
ツさんの自由詩おすすめリスト(328)
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