私の知らないトコロで


また一つ傷が増える。



私は傷つかないまま

誰かの傷がまた増える。


それは私がつけた傷。

無意識のうちにつけた傷。

私がそれに気 ....
敗北に酔いしれないように

俺はそっとやりなおしてみよう

足りないことを知ることは

そんなに悪いことじゃないよね


落ち込んで

極端なほうへ走らないで


敗北に酔 ....
蜂の子の
蜂の子の気持ちの
眠ったまま齧られる
蜂の子の
場違いな
欠伸

欠伸


乳白色の砦から
半透明の世界から
光ですべてにケリがつく現へと
つまみ出されて齧られる
 ....
オレは空き缶を踏み潰す

海峡

空を映す鏡

オレは煙草を食いちぎる


夜の波

潜在するものの実体

昼の光

顕在するものの抽象


オレは空き缶を踏み潰す ....
煙草って

吸ってる人より、その周りにいる人の方を

早く殺すんだって。


嗚呼、それでもいいなって思えるの。


貴方の煙草になら

殺されてもいいって

そう ....
図書館の本は
公務員みたいに黙って
読まれる、という役目を
少し怠そうに待っている

田舎の図書館は
どうも品揃えが悪くて
本にも覇気が無い

手に取ってみても
抵抗はしないけれど ....
はんがわきのスカートのつめたいひだがぶらさがりゆれてるのがみえる
道端にぶた草がさかんに咲き誇りきいろくあかるく
きめのこまかい空気を満タンに吸い込んで肺がふくらんだ
ガラス窓にぽっかり灯るアド ....
よくある話が

嫌いだ

そんなものに

感情ごと取り込まれてるのは

嫌なんだ


曇りの日

フロントガラスには

雨のつぶが

抱きたい

女からのメッセー ....
知らない間に溜まっている
財布の中のいらないレシート

レンタルショップ
スーパーマーケット
コンビニ等
合計17枚

中には半年前のもあって
インクの文字が薄くなっている

夏 ....
まあるい形をした絶望
あっちへほうり、こっちへほうり

子どもら原っぱ駆けながら
何でも遊び道具に変わる

月のにおいが漂い始め
みんなのお腹がぐうと鳴る

明日も一緒に ....
拝啓 十日後のワタクシ様

今日は怒りあり余って
車の鍵を投げつけたところ
見事に壁に刺さりました

さすがにまずいと思いましたが
あれくらいの穴
言わなきゃ誰にもわかりません

 ....
きっと待っている
一時間だろうが二時間だろうが
必ず 待っている
絶対 待っている

こっちの心を汲み取ることができないときの
無理な笑顔
己が無知を恥じ入るときの
控えめすぎる笑顔
 ....
{引用=



水の中を
月が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の中を
夜が通り過ぎていく

 旅人は何処へ行くの



水の底を
風が歩んでいる
 ....
そこに在ること
そこに至ること
全てに何かがあり、何かに至るスタンス
それを神の指針と言うのであれば
それは間違っていないのかもしれない

孤独
それは在るべきものに対する否定
否定
 ....
高層ビルの屋上から
飛び降りる
観覧者に手を振る余裕はないけど
地面の凸凹が鮮明に迫り
接地に至ろうとする瞬間


バサッ、と 翼が背中から
それは貴方かもしれない


観覧者に ....
ア・オ・ニ・サ・イ

『何かの野菜?』
そう尋ねる愛しい子、
優しい響きで答えてあげる

『君や僕の事だよ』
彼女は真意を理解していないけど、
気にもしない

『私達みたいな野菜の ....
撃ってさ
食ってさ
寝てさ

起きてさ
切なくてさ
泣いてさ
それが何を解決するわけでもなくてさ
辛くてさ
考えてさ

猟、やめますってさ
言ってさ
銃を返してさ
昨日撃っ ....
移り行く早さはお手の物
たいした男がいないんだから

似たようなセンスで髪型で
後は分類分け程度

あっちの人はこっちにもいるし
本質は隠してるけど
覗けばたいして珍しい物じゃないし
 ....
ある人達は夜上を向く
昨日の月を何人見ただろう
今日の月は何人見るだろう
隣の人のアゴを持ち上げたら
一人増えた

歳月を経ても
自ら輝いてる訳じゃないのに
枯れる事なく視線を集める私 ....
シロとクロは
相反する色をして
だけど、寄り添い
補っているようで


二匹はいつも
空き地の隅に
重なるように眠っている
実際は交ざることなく


無造作に生えた緑から
シ ....
頭の中で
蜘蛛の子が散った
炭酸に身体を
浸したみたいに
鳥肌がたった

放心状態の間は
あまくも
からくも
ならなかった

ちゅうぶらりん

そういやと
他人の言葉を
 ....
そういえば。
と、思い出した。

子供の頃、歯を投げたことを。
祖母に何かを願って投げろ
といわれ、"冷やし中華"と言った気がするのだが
いつ、歯の効果があったかは未だ ....
エンジン快調アクセル全開
夢の超特急
頭が爆発する
体はもうボイリングポイント

何も考えていない
唯存在するだけ
気持ちがよければよい
癖になる

何を言われても気にしない
夢 ....
太陽が沈んでゆく
そこが西の空だ
そして今日は下弦の月
だからすぐには
月を見ることができない
真夜中までじっと待て
そうしたら
太陽が沈んだ反対側を見ろ

今日の理科で習ったばかり ....
紙面に一字一字綴っても
前に進めないし
後ろに戻れないし
涙も乾かないし

常に左手には消しゴムを
弾力、四角、純白、
これを死んでも維持する為
使う事はない

他の生き物は
紙 ....
怒ってない
怒ってない

だから

あなたが私に飛び込んで来ればいいのよ
何もカウンターで左アッパーを
当てようなんて考えていないから
{引用=




軒下にぶらさがって
死んでいる私

どうしてこんなことになったのかと
突っついてみるのだが
むなしく揺れるばかりで
答えるはずもない




 霧の ....
写真を見ても 何も思わなくなった

 ああ これが終わりなのかなって

君の声ももう思い出せない

 ああ これが終わりなのかなって

君が僕に言ってくれた事 思い出せない
 
  ....


どこかで
仔羊が鳴いている

めぇぇえ

仔羊は迷いながら
堂々巡りをしている

めぇぇえ

嗚呼
何が幸いや幸いや

めぇぇえ

苦しんでいる人を
助けるこ ....
お酒が入ったからでしょうか。

文章を見てしまったからでしょうか。

最近元気が無いからでしょうか。

何だか切ないです。

誰かと、ゆったりと。

コンビニで買ったチューハイで良 ....
つむじまがりさんのおすすめリスト(421)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
マル- 三奈自由詩5*07-11-19
俺はそっと- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-14
欠伸- 雨女自由詩207-11-14
海峡- 吉岡ペペ ...自由詩307-11-14
煙草- 三奈自由詩6*07-11-12
- 小原あき自由詩39*07-11-7
ユーノウ- モリマサ ...自由詩13*07-11-5
よくある話- 吉岡ペペ ...自由詩207-11-5
レシート- 1486 106自由詩11*07-11-2
丸い絶望- なかがわ ...自由詩6*07-10-30
拝啓、ワタクシ- フクロネ ...自由詩507-10-29
カタチ- FUBAR未詩・独白8*07-10-28
秋の水- まどろむ ...自由詩9*07-10-15
そこに在ること- 電子ノ猫 ...自由詩107-10-11
心を受けて、『愛』- 酸素の枷自由詩3*07-10-8
青二才- 酸素の枷自由詩1*07-9-29
光るタヌキ- ブルース ...自由詩707-9-21
秋ノ空- 酸素の枷自由詩2*07-9-20
この時代に見上げない法律は無い- 酸素の枷自由詩3*07-9-17
シロとクロ- 小原あき自由詩18*07-9-17
ない- フクロネ ...自由詩3*07-9-10
歯の行方- フクロネ ...未詩・独白11*07-9-10
昔ある所に城がありました。- ペポパン ...自由詩5*07-9-7
初めて宇宙を見た夜- ぽえむ君自由詩17*07-9-4
I_want_to_become_the_eraser_of ...- 酸素の枷自由詩3*07-9-3
幻の右- 酸素の枷自由詩3*07-9-2
白い一日- まどろむ ...自由詩8*07-8-31
終焉- チェセロ ...自由詩607-8-20
仔羊の唄- 麻生ゆり自由詩3*07-8-7
おぼろづき。- 狠志自由詩307-8-5

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14