すうすう、する。
この胸のあたりの感覚は。

誰もが知ってる、
冷たさなのか。

一発、一発。

撃たれた。

静に引かれたトリガーは。
スコープで覗いたように。
綺麗に当たっ ....
橋は現在と未来に
まっすぐに架けられていた
虹を見下ろしながら
自分を越えてゆける
時の橋がある
ただし
その橋を渡るには
一人一つの道を歩いてゆかなければ
その橋に着くことができない ....
夜を走る
列車から覗く風景は
何もかも止まっているようで
少しばかり
眠ってしまっても
あしたには
間にあいそうだったから

夜を走る
光の羅列は
枕元を通り過ぎて
ずっと知らな ....
なななつ
ななつ
ななつめの
なつがめぐって
なつかしむ

なななつ
ななつ
ななつのみ
なつめのもとに
なつの陽が

なななつななつななつだけ
ひとりたりないなつが ....
陽が落ちて夜が来る 月が出て僕は目を覚ます
僕は昼間が嫌い 太陽がまぶしい

僕はいわゆるドラキュラ 君の血は吸わないけど
棺桶で眠るのさ 昼の間眠るのさ  ....
夏の土は掘り返された
今まで誰もにも見られなかった
その暗黒が
ついに地上の光に照らされ
盛られた土たちは
ふうっと息をついた
初めて受けるその眩しさに
知らない世界を知る
こんなにも ....
早朝の通り
誰もいない
ここは本当に東京?
寒い

がらんとした空
車の運転が楽だ
絹糸をつむぐ
喜ばれる

ホッとして眠りに付く
今日までだ今日が過ぎれば
楽になる。
毎週 ....
まぼろしか白夜の夢に君を抱く 鼓動ひととき重なりて、泣く

時を打つ鐘の音色も{ルビ夜=よ}の色も白くまどろみ繰り返す「恋」

白夜なら大地もぬくもり忘れずにいるから今宵は許しあお ....
蜘蛛の巣──繊細に張りめぐらせたレースの装飾
怖いもの知らずの蝶が飛び込んで
ゆれる ゆれる

蝶の羽も絡まる糸も光っている
ゆるやかな午後の陽に なお光を保ち
幼い頃
誰かに見つめられて
動けなくなったことがある
逃げるので精一杯だった
不思議な目だった
そんな記憶を思い出しながら
公園のベンチでうたた寝をする

家でちゃんと寝ようと思って
 ....
どちらを向いても なぜかいつも向かい風

「宿命なのさ」と笑う君

つないだ手さえ「宿命なのさ」と笑う君

向かい風にも ふたりで行こうね
いつか そう遠くない未来に
あたしはあなたの名字を名乗るようになって
子供みたいなあたし達が 新しい命を育んで
木漏れ日の中にまどろむあなたをそっと包み込んで

そんな 底はかとなく 幸せな ....
風は夢を見ている
ゆらゆらと揺れながら
青い空の夢を
気持ちよく描いている

風は夢を見ている
ふらふらと漂いながら
緑の森の夢を
心地よく遊んでいる

風は夢の中で
自分が風に ....
誰かを好きになって
結婚して
こどもを産んで

ごく自然ななりゆき
なんだけど
それを人間らしさと言えるのだろうか

赤ちゃんを抱いた
お母さん
しあわせそうに見えるけど

割 ....
   一  アンタレス disk1


君と夜の海辺を散歩していた、
はずなのにいつのまにか
空を歩いていた

頭上に、海
でも今日はよく晴れていたから
涙の一滴も落ちなくて ....
嗚呼 何てよく晴れた朝だ
雲一つ無く透き通った蒼が
彼方まで薄く広がっている
風の囁きが耳に心地よく響き
色とりどりの花が道端で笑っている

ただどんなに空が澄んでいても
どれだけ風が優 ....
大人になりたくて、お酒を飲みました。
美味しくありませんでした。


大人になりたくて、男の子とキスしました。
口の中が、気持ち悪くなりました。


大人になりたくて、タバコを ....
夏祭り 寄り添うふたりで 誓い合う 永遠、、、
そんなこと 夢に描いてた 憧れを 胸に抱いてた

   瞼に焼き付いた 君の笑顔は セピア色に見え ....
寄り合わせた糸をほどき

片方を持つ人を失いました

笑い顔で

「またね」と

追うこともせず

見送った

もうすぐ

そっちの世界であいましょう

 ....
自分の中にある
忘れてしまっていた
言葉のアルバムを
ふと開いてみる

何でもなかったことを
こんな言葉で表したのかと
苦笑いしながらも
あのときの自分には
その言葉が似合っていた
 ....
ふいに夕立ち、

道を行く人々
急ぎ帰るなり引き返すなり
笑っている。

うなる空

大粒の水玉

白い歯で
目を細め笑い合う自転車の学生
それでもパンツをかばう女学生
缶蹴 ....
毎日同じ時間 ともに過ごしてきたけど
離ればなれに なっちゃうんだね

いつまでも みんなと 騒いでいたいけど
そういうわけに いかないね

 ....
男は体育館の裏に
女の歳の数だけ
星を埋めた

女は男のために残しておいた
夏の一番柔らかいところを
まだ寄木細工の箱にしまってある

詐欺師の家では
換気扇がゆっくりと壊れて
ま ....
「歪んだ世界」なんて言うけれど
この街は この国は この星は
一体いつから歪んでいるんだ

例えばこの「美しい国」ならば
戦後以降か 明治維新の頃からか
それとも織田信長の登場以来か
更 ....
車で30分
山の上の野原に来た
クローバーのじゅうたんの上
ごろんと
ねっころがる

とても暖かで
感じるよ
大地の鼓動

白つめ草の香りと
みつばちの羽音
流れてゆく

 ....
街灯に蛾が群れている
明滅する明かり


雲がさあっと横に分かれて
月が顔を出した
誰もいない
蛾がひっそり群れている


角からぽーんと勢いよく
何かが飛び出した
赤いビニー ....
「愛してるよ」と言われると、沈黙してしまう

わたしにとって、愛は、無償で尊いもの

以前、本で読んだ台詞を思い出す
{引用=

   愛っていうのはね なくならないんだよ

  ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
もっと早く気づけば良かったのに

今ソレを気が付いたって

手遅れであって僕にはどうすることもできず

ただこの狭き場所で立っているだけだった

まぶしすぎるくらいヒカルライト ....
しあわせな気持ちが、わたし全部をみたしてる

あったかくて、うれしくて、笑ってしまって

わたし全部を明け渡して、たった一人を思う気持ちが、全部になる

でも、その人は「最初はみんなそう」 ....
ajisaiさんのおすすめリスト(430)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
創書日和「風穴。」- 狠志自由詩207-5-24
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夜は走る- 夕凪ここ ...自由詩1307-5-24
七夏- アイバ  ...自由詩8*07-5-24
どらきゅら- 北大路京 ...自由詩7*07-5-24
夏の土- ぽえむ君自由詩9*07-5-24
朝の仕事- ペポパン ...自由詩4*07-5-24
白夜- Rin K短歌22*07-5-24
光まとい- 石瀬琳々自由詩17*07-5-22
不思議な目- ぽえむ君自由詩13*07-5-22
創書日和「風」___宿命- 逢坂桜自由詩12*07-5-22
近未来- ウデラコ ...自由詩7*07-5-22
風の夢- ぽえむ君自由詩9*07-5-21
- 恋月 ぴ ...自由詩25*07-5-21
アンタレス_- Rin K自由詩33*07-5-21
現実主義者、日本晴の朝にさえ物思う- 松本 卓 ...自由詩407-5-21
大人になりたくて- 愛心自由詩13*07-5-21
セピア色の笑顔- 北大路京 ...自由詩14*07-5-21
- 彌月自由詩207-5-21
言葉のアルバム- ぽえむ君自由詩18*07-5-21
- 七味とう ...自由詩9*07-5-21
スタン- 北大路京 ...自由詩7*07-5-21
あしたのわすれもの- たもつ自由詩907-5-20
それでも地球はまわり続ける- 快晴自由詩9*07-5-19
クローバーとみつばちと- Lucy.M.千 ...自由詩3*07-5-18
月夜- 石瀬琳々自由詩25*07-5-17
「愛」というもの- 逢坂桜自由詩15*07-5-16
炭酸レモン- Rin K自由詩43*07-5-12
ロボットハートストーリー- こめ自由詩1407-5-6
だいすきです- 逢坂桜自由詩20*07-5-6

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