しろいよこがお
 
くろかみおかっぱ
 
ゆううつのとき
 
いぬのなげきは
 
とこしえに
 
ぐるりとまわった
 
がんきゅう、ひとつ
 
ほろりほろり ....
チャイムまでゆっくり刻め次の一秒 
  授業の合間ふたりだけの輪・・・kaz

時の音に掻かれた誰かの声がして 
  指で秒針すすめて笑う・・・issey
  
  数学より ....
・・



「プロローグ・夏」


風が吹く渚できみと見たものは プロローグ「夏」シャインドリーム

楽園と示す標は傾いて君へとむかう(アイタイキモチ)

駆け抜けろ渚通りは ....
初めてラムネを飲んだのは
確か5歳のときだった

ママとパパに連れて行ってもらった
近所の夏祭り

小さなベンチに腰掛けて

ガラス玉を落としてくれたのは
パパだった

ビンに口 ....
汚れた雨が蹂躙する街角で
傷をかばいあうために手を繋ぐ
傘を持たない日だけ、どうしようもなく
君の手があたたかくて
切れた指先が痛みを増した

僕の手は
どんな温度で君に ....
 
朝焼けに乾く唇噛み締めて君を待つてる息が白ずむ
 
 
ごんどらの唄を聞きたし二十八歳の夜更けに乙女に還れり
 
 
小指だけ繋ぐ初しさもどかしさつたはるならば今すぐにでも
 
 ....
耳に雨音
瞳に滴
触れるたび
肌はやわくなってゆく
身じろぎもしないで
硝子一枚に隔てられて
雨に囚われているのだろう

雨を除ける力など
もってはいないから
ここでじっとしている ....
あやめ草あやに恋しき君なれば
  夢も染むらむ花むらさきは



名にし負はば紫野辺の夕やみや
  見せようつつに千代の面影



ときじくの花にはあらで露の花
  ただ ....
I miss you 呟いてみる午後三時アールグレイに満たされてゆく


木苺のタルトをさくりとかじるときグレーテルの声が聴こえた


空白の手帳に記す明日もなくガトーショコラはほ ....
夫婦喧嘩仲裁は娘が引受けて
吹き出すはめとなる雛の前

初出勤明日に控へて幼児期の
日記を見せて娘と語り継ぐ

大雨のあとの賀茂川に流れ込む
廃液は濃き染め物の色

気まぐれ ....
夏が、また―――
怖いですか
あのひとの抜け殻だから

まひるの世界はあまりにも眩しく
夜の世界は、私には暗すぎる
いつからか
瞳が捉える色彩は
こんな風にゆるぎはじめて
 ....
ほたるがりしたら

おりひめとひこぼしをつかまえちゃった

うちではかえません

とママの怖い顔

しかたがないから

どうぶつえんにあげた

来園者数はうなぎのぼりで
 ....
たずねびと。わたしはここで生きてます あの日のあだ名で検索してよ


君に似たプロフ見つけて手を止める。こころにあしあと残したかった


友人と呼べぬあのこも「友人」と呼ぶしか ....
短冊の白まぶしくて愛の字を書けないままに無地で結んだ


黄色がいい君が選んだ一枚は願いじゃなくて歌をつづろう


霧雨に耐える紙縒(こより)が話さない青の祈りは「海にあいたい」
 ....
あの日から気づいていた

いつまでも見過ごしているわけにはいかないって

すべてを咀嚼なしに飲み込むことはできない

瑠璃色の壁で護られてる貴方には

ひっかき傷さえつけられないから
 ....
夜遅く 
仕事から帰ると 
ぴたりと止まった扇風機が 
床に影を伸ばし 
{ルビ俯=うつむ}いていた 
また会えるからサヨナラと言った
雪の残る街
いつものように見送った僕を
覚えていますか

赤いコートの裾が揺れ
乾いた風に凛と鳴る
あしたもきっと青空だね
ふたり信じていた
 ....
わたしはさがしているのです

この世に生まれおちる
その前の

母のナカで見た
あの光を



わたしはさがしているのです

わたしが生まれおちる
その時の

慈愛に満ち ....
結婚を
    クチにしてから 僕たちの
                熱い絆はボロボロになり
君は咲くシャインシャワーを跳ね返しこの瞳(め)に映る空を抜き取る


トリップは三秒前にも戻れないホワイトアウトに踏み外す足


陽炎のウラ見え隠れする噴水は見慣れたはずの街の ....
「一番星はどこに」


風薫る陽だまりの中少女跳ね触れようとする新しい夏

どこへでも吹くなら吹けと夏風に弾む心と手に入れた恋

この海はいつかあなたと出逢う海一番 ....
雨だれに 頷く露草 いとをかし
               君への言葉を 語るともなし

雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
               紫陽花に咲く 花の夢々

黒すぐり ....
  宇治橋

夕霧にかすみつ渡る面影に
露けき花の色が重なる―――

  観月橋

しめやかに
欠け満たされぬ夕月の
心を以ってなぞる君の名

   ....
ニャニャニャニャニャ
  にゃにゃにゃにゃニャーニャ にゃにゃにゃにゃにゃ

にゃにゃにゃにゃ ニャニャニャ にゃにゃにゃ ニャニャニャニャ
あなたのすべての瞬間が

たのしいものであったらと

祈ってみてもいいですか


きのう

またとおくへ

ふたりで

べつべつに漕ぎだした


あなたのすべての瞬間が ....
{ルビ静寂=しじま}からもの憂き雨が貫けど
  破れる夢もない熱帯夜



曼珠沙華かさなる闇に{ルビ咲乱=さくらん}す
  狂おしいまま抱く情に似て



熱き夜に悶える ....
ふだん
ねむっているひとに
いきなりの乗馬は
たぶん
きびしいから
南瓜に
窓を




そのままいのちのような
生ぬるい 風はまだ 
うすまった春を連れていて
や ....
  一 「ミッシング・ピース」

手渡されたたった一枚の
欠けた切符のように
行き先でもなく
日付でもなく
空白のはずなのに
それ以上に大切なものを
どこかに忘れたまま
 ....
遠く見えていたはずの あれは
きみの思い
いつも 通り過ぎてゆく 雲のようだね
世界が終わるとき
君になにを言ったらいいんだ

来世説も
終末論も
信じていないから
もう会えない気がするのに

僕らを構成する
小さなが世界が
陰った瞬間
君は
なん ....
アイバ シュウさんのおすすめリスト(423)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
ことばあそび- ゆるこ自由詩5*07-7-20
■共同連詩■_________六時間目のモノローグ_〜はいす ...- Rin K自由詩10*07-7-20
■共同作品■楽園で抱いた星の名は・- Rin K短歌21*07-7-18
らむね- まりも自由詩10*07-7-16
雨やみを待っている、僕ら- Rin K自由詩37*07-7-16
恋せよ乙女- 黒子 恭短歌11*07-7-16
紅い魚- LEO自由詩34*07-7-15
あやめも知らぬ恋の道_____■古語の宴参加作品■- Rin K短歌16*07-7-14
おやつの時間- 落合朱美短歌1507-7-13
32P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-7-13
空蝉の夏が、また- Rin.自由詩2007-7-13
*げっくゎん「どうぶつえん」*- かおる自由詩16*07-7-11
「mixi」__ミクシー- Rin.短歌16*07-7-9
ごしきの短冊- Rin K短歌31*07-7-8
おねがいごと- まりも自由詩4*07-7-7
(_無題_)_- 服部 剛自由詩307-7-3
雪の残る街_〜季節とココロの裏側で〜- Rin K自由詩27*07-7-3
さがしもの- 秋桜自由詩8*07-7-2
マリッジブルー- 北大路京 ...短歌7*07-7-2
白昼夢- Rin K短歌13*07-7-1
■共同作品■_絵日記- Rin K短歌16*07-6-30
花歌_恋歌- プル式短歌5*07-6-23
京都八ツ橋- Rin K短歌35+*07-6-23
ニャニャーニャ現象- 北大路京 ...短歌6+*07-6-21
きのうとおくに- 吉岡ペペ ...自由詩807-6-17
熱帯夜- Rin K短歌24*07-6-17
南瓜の馬車- はな 自由詩15*07-6-17
パッセンジャーズ- Rin K自由詩43*07-6-15
ごらん- ひより自由詩8*07-6-14
終結- 赤月 要自由詩107-6-13

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