記憶のかたわらで
あの人の奏でる、ヴィオロン

夜想曲は、もう
恋のできない私に似合いね
と わずかに唇をゆるめてから
伏目で弾いた鳴きやまぬ、旋律
それはどうしても、波としか呼べなくて ....
パンパカパーンパパパッパンパカパーンナニワノオッサンシンデモタ 千切れかけなお千切れざるアロエ葉をふと千切りしが持て余しけり 春夏の夢にかけたる浮橋の
  途絶えに月をながめくらさる

五月雨にみかさ増したる川の瀬に
  月は流れでみづ音ぞ澄む

ひさかたの光をかへすはちす葉の
  浮けるみなもに波たつる風
 ....
もっともっとメを開いて ずっとずっと僕を見てて

君がスキだよ 他の誰かの代わりじゃ厭だよ 代わりじゃヤだよ

 君に逢いたくて 逢いたくて 逢えなくて Ah... 辛い
 君が好きなのに  ....
もう飛べる翼はない
星の足跡 ここで、途切れた
出逢うまでの道も忘れて
広い空をただ見上げる

水平線に夕陽が溶けて
紫色の夜がまた、来る
やさしさ、だけ
欠けたパレットを ....
雨宿り 体拭きあい 濡らしあう



相合傘 さすも濡れるは 花蕾かな



満開の ピンクの花びら 咲き乱れ

  したたる蜜を 召し上がれよと



争 ....
葉桜の枝下に濃き影のある人気の無さよ海の寂しさ 人は屋根をつくった
雨から家族を守らなければならない
自らの肉体を守らなければならない
濡れてはならない
濡らしてはならない
壁も柱もつくることを忘れ
屋根だけがどこまでも広がっていった
 ....
空の、あまりの青さが
出逢った日と同じ色をしていたから
なんだか違和感を覚えてしまって
それを誤魔化すように
むきになって笑ってみた

ここは夜景もいいけれど
飾り気のない素顔の街が見え ....
撫でないで欲しい
その手で撫でられると
心が
毛羽立ってしまうから

今は少し
そっとしておいて
欲しい

声をかけることも
なるべくなら
控えて


下を向いた途端
ぽ ....
窓際の花瓶に挿した花を想うと
降る雨の着水点はまあるくて
本当にまあるくて
揺れる心も
みずたまりの世界の中だけでも
空から降る生命の一滴

内側からでしょうか
包まれたいと
願う湿 ....
「きゅらりん」

私は本当にあなたがそう言ったのか、
はたまた、驚いた。

「きゅらりんってなんだよ。」

けれどもあなたは、なにも教えちゃくれない。
沈黙に陥った。

「だからさ ....
気になる  光

サイン

重い
傾向
思考

パターン


あと少し
あと少しで
楽になる

苦しみ
悲しみ
憎しみ

足に絡みついた
重り
自分で外す ....
冬は終わった。
輪転する季節。
陽だまりの中、わたしは想う。
春がきたのだ。
すべてが萌えだす春が。
 

わたしは青い空の下に広がる池を観るために庭へでる。
わたしの愛しい金魚と鯉 ....
●【interviewer】--------。


「詩ですか。  書いたことないですねぇ。」


●【interviewer】--------。


「私が書いてるのは ....
あんたと話してると
そんな子どもじみた愚痴でも
言っていいんだと
収穫した
これも
コミュニケイションなんだね

お別れしたい
飽きちゃった

だけど
ちょっとだけ
また逢いた ....
夜空に見える、という
星座ってやつが
点在する星をつないで
こころでみる絵画だった
とは、しらなかったころ
僕は君の名前を
まだしらなかった

君の名前を
まだしらなかったころ 僕は ....
あわせ木材の
硬質な床の
ブーツで歩くと
カツカツというような
壁は白く
地中海の日差しを
思い出させるような
家具は猫足で
懐古趣味宜しく
アンティークな匂いが
ほんのりと漂うよ ....
町田、下北、練馬、目黒・・・ホテルに、旅館に、誰かの家に、

家はないのか

一箇所に留まらないのはなぜでしょう?

家を借りないのはなぜでしょう?

毎日飲んでるよ、お金がな ....
あなたを通り過ぎた風は
凪いで
睫の高さで追いかけていた
ニ歩先の肩甲骨と
くしゅん、と鳴った鼻
とのあいだに、置いていった

指先にのせて飛ばした
内緒のくちづけの形をした
ふ ....
嬉しかった


あなたが私に気付いてくれて



初めて私が

私という存在が

認められた気がしたんだ





ありがとう


嬉しかった



 ....
何回占ってみたところで
どうも結果は変わらないらしい
それは今までの歴史を見れば分かる
決して短くは無い道を歩いてきた二人
分かり合おうとしない僕と
それを知ってて手を繋ぐ君
ならもう少し ....
はたから見ればはだかかもしれないけれどこれがあたしの花びらです。




手折ってみたはいいけれど誘ってくれなきゃ蕾は待っているのにね。



造花の ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
潮風と過ぎ来し時を背に流すさだめのごとき蒼を開いて

旅立ちの日には必ず響いてた警笛がいまつまさきで鳴る

桟橋に残したサヨナラ遠ざかる振っていた手で面舵一杯

羅針盤果て ....
七夕の笹

願いごと書かれた短冊いっぱい

欲望のかたまり
越えて、いた。
つまらなく思えて、
そしたら分かった。

大きいと感じてて、
まだまだ下だと。

意外と、知らなかったみたい。
たくさん言葉があること、
気付いていないみたい。

 ....
他人と自分の狭間で揺れていた

子供のころ、話を聞いてもらうのが好きだった
子供のころ、嫌がられるくらいじゃれることが好きだった

あのころは他人を思っていた
自分の存在意義がそこにあるよ ....
 


 一


日々を連写して
間違い探しをする

遠浅の青に
いつもの魚が溺れている
鱗がまた一枚なくなったこと
それを除けば
昨日と今日の境界線はゆるい

魚は、な ....
アイバ シュウさんのおすすめリスト(423)
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