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雨だれに 頷く露草 いとをかし
               君への言葉を 語るともなし

雨蛙 あちらこちらで 鳴く声は
               紫陽花に咲く 花の夢々

黒すぐり ....
己が道を求め
憧れながら
それでも道を外れ
手を伸ばしもせず
そのくせ夢を語り
あぁ何するものぞ
何するものぞ
あわせ木材の
硬質な床の
ブーツで歩くと
カツカツというような
壁は白く
地中海の日差しを
思い出させるような
家具は猫足で
懐古趣味宜しく
アンティークな匂いが
ほんのりと漂うよ ....
宵夢の {ルビ幾年千代=いくとせちよ}の 花見酒
     酒に浮かびし 月はかぐやか


宵は酔い 遠見の富士の 静かなる
      月に浮かびし 薄桃色の


寒空に あ ....
つくしの帽子は何色帽子
何を夢見て冬に編む
きのこの襟巻き何ガラ襟巻き
何処に繋がるその首の先
木の芽 木の又 何の殻
硬い木の皮なぜ避ける
今日は日差しの射すがまま
明日は春が来るかし ....
小さな足音が耳の横で止まり
「お兄ちゃんはうそつきだ」
と声がします

それはまるで今の心の中を引き裂くように
鋭い声で叫びます

私はただただ
恐ろしくなって
恐ろしく なって
 ....
さようなら
しばらくのお別だ
私の事が気になたら
星にお聞き月夜の晩に

さぁさぁ
少し早い呼吸を整えるように
ふぅっと細く糸より細く

右手をおだし
記憶の旅はこれにておしまい
 ....
全てを捨てて旅に出よう
今まで掻き集めた
宝物がくすんでしまう前に

もうじき夜が明けるなら
穴を掘って
この身を横たえよう
眩しい朝日に
意識が溶けてしまう前に

真っ直ぐに前を ....
アイバ シュウさんのプル式さんおすすめリスト(8)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
花歌_恋歌- プル式短歌5*07-6-23
力弱き信奉者- プル式携帯写真+ ...3*07-6-11
「僕の望む世界」- プル式自由詩6*07-4-7
春夜奏- プル式短歌8*07-3-28
春の足音、雪のさよなら- プル式自由詩8*07-1-30
チューニング- プル式自由詩7*06-11-6
星の鍵を探しに行こう- プル式自由詩5*06-8-1
僕は祈る言葉を知らない- プル式自由詩5*06-7-27

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