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 それぞれに 
 ぽっかり開いた胸の穴 
 貫いてゆく
 いのちの言葉 
誰も知らない薄闇の部屋で 
鏡を見ると 
虚ろな瞳で呆けた人が 
消えかかった足で立っている 

虚ろな人の背後に現れる 
黒布で覆い隠しにやける 
{ルビ朧=おぼろ}な{ルビ髑髏=どく ....
夜遅く 
仕事から帰ると 
ぴたりと止まった扇風機が 
床に影を伸ばし 
{ルビ俯=うつむ}いていた 
長い長い 
夜が明けてゆくよ 
夜行列車で目覚める 
旅先の朝だよ 

寝ぼけ眼を手でこすり 
車窓の外へ目をやれば 
松林の向こうに 
只静かな海は広がり 

振り返れば 
雲 ....
個室のテレビで 
モノクロの映画を見ていた 

画面に映る
その古びた部屋には 
一台のストーブがあり 
上に乗せた{ルビ薬缶=やかん}の口は 
いつまでも湯気を昇らせていた 

無 ....
携帯電話を持たず 
運転免許は取らず 
国家試験も受けず 

やりたくないことには目もくれず 
自分のやりたいことのみ精を出す 

いかなる{ルビ流行=はやり}に流されず 
いかなる派 ....
アイバ シュウさんの服部 剛さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
Poetry_Night_- 服部 剛短歌3*08-5-26
月夜の手紙_- 服部 剛自由詩107-9-14
(_無題_)_- 服部 剛自由詩307-7-3
旅の夜明け_〜能登号にて〜_- 服部 剛自由詩5*07-6-11
古びた部屋_- 服部 剛自由詩407-5-12
時代遅れの男_〜はっとりんぽえむ・その2〜- 服部 剛自由詩15*06-11-11

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