疾走す十六の夏が跳ね上げる飛沫に眩み光に濡れて

夢よりも大事なものもきっと夢何追エバイイ遣る瀬ないまま

迷うのは間違っているからじゃない 信じたいのはたったそれだけ

傷つけるばかりの ....
春風よわたしは山に籠もります春の匂いを極めてきます


砂塵舞ふ 濡れし視界をみぎひだり桜ぞ桜のままに毀るる


月面を宙返りせしあの影は二月生まれのナルシストなり


 ....
今日はもう眠たいんだと思ってた耳をやさしく齧られている
 

灼熱のキスも荒地の抱き方もじゅっと言ったら終わりなんでしょ
 

喧嘩してキスして抱っこして仲直り小憎らしいとはお前のことか
 ....
風叩き髪が無人の背をなぜる{ルビ来る=きたる}夏にわれ独りのみ さわやかな
公園に差す
五月晴れ
赤い稚児と
緑の群舞
2、3m先にある

君の存在に

僕は いつも 気付いてる。



君の 歌声 に

涙して

翼広げた ビジョン に

心 奪われた



ひどく 残 ....
あの日 すれ違った 君に


さよなら を 言えなかった


口ずさんだ 歌


いつしか 涙 零れて


君 を 好き だった 僕 を


みつけた


 ....
夜遅くまで純情で

不倫な運動つまんでた

夜明け前を

軽くなって別れて

高速道路ぶっ飛ばす


風が好きだ

まだ夜だ

音と匂いが耳すべる

家路をたどる
 ....
祖父は戦争で韓国から強制徴用され
月も眠る夜に専制君主の目を盗み
田舎の山奥の炭鉱を逃げ出した
今は亡き祖父の苦労は想像することも出来ないが
ある頃に祖国の弟にトラクターを贈ったらしい

 ....
南風に乗って、夏が
駆け込んできた

いつだったか あなたは
疑いなく寄せるそれを
レモンの光、と呼んで
指先で掬い上げて口付けをした

透明な時軸につかまって、僕は
ひとま ....
眠れない夜には手を繋いで
目覚めない朝には肩を揺すって
やさしく やさしく

エッタ カーテンの向こうをのぞいてごらん
お月さまが金色でまぶしいだろう
たくさんの星が光っているね
あした ....
ねぇ、お布団にいないよ
昨日まで
体温の高いあなたに温められて
頬をすり寄せていたはずの滑らかな肌がない
耳元でおやすみの声が聞こえない
眠れない
眠れないはず
長くそばにいると離れた時 ....
 
あの頃の
二人に捧ぐ
カスミソウ
無邪気なままの
君は遠くて
 
 
歩き出す
二人の旅に
タンポポを
また逢える日を
祈りて贈る
 
泣かしたり泣かされたりする夏来る蒼いパンツでさっと出かけな 夏蝶が越ゆる沼にて逢ふものなし意思なきわれの明日浮かぶのみ

青胡桃にぎって家に帰る道街灯の影を父と信じて

夏空の鎮魂終わらず煙草火を擦り消し煙空に広がる
記憶のかたわらで
あの人の奏でる、ヴィオロン

夜想曲は、もう
恋のできない私に似合いね
と わずかに唇をゆるめてから
伏目で弾いた鳴きやまぬ、旋律
それはどうしても、波としか呼べなくて ....
千切れかけなお千切れざるアロエ葉をふと千切りしが持て余しけり 春夏の夢にかけたる浮橋の
  途絶えに月をながめくらさる

五月雨にみかさ増したる川の瀬に
  月は流れでみづ音ぞ澄む

ひさかたの光をかへすはちす葉の
  浮けるみなもに波たつる風
 ....
古家の壁かすかなためいき風と化しこの手触りに思い伝えし 明暗 を 際立たせる


白 と 黒 の演出


時折 差し込む


不安の 赤


ひらひら と


ゆれる


うつくしい ひかり に


いつしか


涙 あふれて


1/18 が


 ....
去りがたき旧家にひそむ精霊も君もわが青春の影とす

穂草は種を密かに飛ばすイエスよりマリア若きをその罰として

満天の星は人の不幸ならむと決めつけ孤児はおのれなぐさむ
雄大な景色を前に感じてしまうノスタルジー

誰でも感じてしまう哀愁

胸を締め付けられるような悲しみは

一時の喪失感を感じさせる

この感覚を忘れたとき

人は

大人になる ....
何処か 遠く で

唸る サ イ レ ン

闇 の 向こう

気配を 探る

僕の 意識



「余所見 しないで……」



ふわり

貴方 の

ぬくもり

頬 をかすめ

感じる 吐息

 ....
もう飛べる翼はない
星の足跡 ここで、途切れた
出逢うまでの道も忘れて
広い空をただ見上げる

水平線に夕陽が溶けて
紫色の夜がまた、来る
やさしさ、だけ
欠けたパレットを ....
だって

考えることが同じだとは限らないでしょ?


誰もが同じ視点から世界を見てるわけじゃないんだ

あたしが存在したって良い
砂原を歩いていると、人間の手が蠢いていたので、掘り出した
父だった
父はこんなところに埋まっていたのだ
途中から誰かがわかったので、指先でなでるように、焦って掘り出した
息をし ....
四十年戦いとりしクリスチャンわが人生の武士の一分

絵教室妻よろこばすためにとぞ蜜柑の絵をば描きにかきけり

今日の日はビールを2本呑みたりき絵に勢いをつくるため
今日は入浴剤のかわりに
思い出を溶かしてみることにした
みるみるうちに水が染まっていくが
どうもうまく混ざらない
思い出にも種類があったらしい

やわらかなパステルカラーとかたいモノクロ
 ....
空の、あまりの青さが
出逢った日と同じ色をしていたから
なんだか違和感を覚えてしまって
それを誤魔化すように
むきになって笑ってみた

ここは夜景もいいけれど
飾り気のない素顔の街が見え ....
卒業したと思った
証書も確かにもらったのだけど

ナイトブルーの雨と
アスファルトが
セックスした後のにおいにつられて
水たまりをはねてみたくなった

石ころ蹴って
空に向かって
 ....
水鳴ハヤテさんのおすすめリスト(395)
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ながしそうめんリフレイン__(モアラヴ)- ふるる短歌11*07-5-17
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花言葉- 秋桜短歌8*07-5-12
なごうござんした春- A-29短歌2*07-5-9
鎮魂歌- 村木正成短歌4*07-5-9
渚のヴィオロン- Rin K自由詩29*07-5-4
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さつき待つ___________■古語の宴参加作品■- Rin K短歌20*07-5-2
- 小川 葉短歌3*07-5-2
幻_燈- 李伍 翔携帯写真+ ...1*07-5-2
満天の星- 村木正成短歌3*07-5-1
哀愁に生まれたモノ- テルテル ...携帯写真+ ...2*07-4-24
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