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サッカーに手を打つ妻相撲ににも野球もなく詩のみの僕
善良なひとのみの世であらめ心やさしさをそれのみ頼み
6行の英詩を作れリ続きは明日とパソコンをたたむ9時
疲れてるけど可愛い妻よわが鳩よ福井の海の一夏の日に
わが心じっと離れぬこの家に妻よいつまでもいつまでも
きみがため歌を書く机のうえに花の写真と僕のなみだと
妻清張われは花袋6月の空ベランダにバロック流る
午後になり雨しとしとと降りつづき朝顔の蔓つたふ土塀に
書物など喫茶に持ちて読みおれば髭の老爺(ろうや)が前に座りて
もみじ葉に ....
緑色いっそう深まり空曇りスズメさえずる朝の机に
わずかなる胸の痛みと音楽の耳にいりくる今朝の心に
マンネリか歌に心はずまずに昔作りし懐かしき歌
陽は上り妻の植えにしかわゆ ....
四十年戦いとりしクリスチャンわが人生の武士の一分
絵教室妻よろこばすためにとぞ蜜柑の絵をば描きにかきけり
今日の日はビールを2本呑みたりき絵に勢いをつくるため
赤子ガ洗われているいたいたしく流る湯白い看護婦帽子
道の辺に山椿二輪咲きにけり如月の午後のひとときは過ぐ
立ち上がりふらふらとして考えけり私の信仰死ぬとどうなる
妻がすしを奢 ....