あなたの隣で
あなたの暖かさを感じます

ふたりでひとつのベンチに

ちょっと狭いけど

こんなに幸せなことはないでしょう?

あなたもそうだと思っているといい

これからも
 ....
「ブリザード」


梢吠え闇の怒りと共鳴し生を償う旅路震わす


零℃切るなみだ氷雨が張り詰めた世界の銀を裂くデリュージョン


ブリザード膝つき見上げる万華鏡身を刺す寒もい ....
ただいま調整中 舌先が絡める熱い銃口の鉄の苦みは血の味に似て


約束の指でいざなうライフリング自我突き破る濡れた弾丸


背徳を縛る鎖の錠を撃つ。ふたつの魂(たま)は逝く果てもなく
霏々と降る、雨。黝いparanoia不協波紋よ咲かせ憂鬱

信号の点滅さえも響いてる月の爪痕冴え渡る夜

加速度をゆがんだ都会(まち)で確かめて スカイラインへ突き抜け ....
自転車の前に乗りたる幼な子が
大きく欠伸す 夕の街に

風吹けば木の鳴る音に幼子は
遊びをやめて空ふり仰ぐ

雪景色見ゆるようにと干物を
片寄せ午後のお茶のひととき

身辺を整理すと ....
砂時計Gに従い落ちていく
時の流れが優しく積もる


緩やかに流れる時に棹さして
豊かに育て伸びゆく心


刻々と過ぎゆく時は戻らない
カタチなきもの手には掴めぬ
緋の蝶を君のみぞ知る胸に彫る無血のいたみ翅広げ咲く

手のなかの諸刃はいつしか時じくの命となりて食らうかなしみ

疼くはばたき連れて生きるというならばわれをともない生きてくれぬか
ひとしきり赤子の泣き声聞えきて
蜂が屋根より高く飛び行く

入り口に蜂が二つも巣を作り
猛暑にうだる昼に飛び交う

焼けし如く川原の上手はみどりなく
川も細りて水鳥哀れ

狭庭の木の ....
数日後 
フランスへ旅立つ友の 
亡き母親の面影を 
就寝前 
闇の天井に想い浮かべる 

「 わたしがほんとうに 
  求めるものは、何でしょう・・・? 」 

胸に手をあて念じ続 ....
乾いた空気

水分を欲す躯


乾いているのは

躯だけでなく

心とて同じ事


嗚呼

水分が欲しいのです


心も躯も満たされて

溺れてし ....


死ぬほど嫌いと女が言った
死ぬのは誰かと男は問うた



いやはや 二人を照らした蛍光灯は
チカチカとまたたきはじめて
そろそろ取り替えなければならないのです

あなたの ....
桔梗のむらさきを聴く、と
夜の二歩手前が
どこまでもやわらかな鎖で
約束と小指を繋ぐ

硝子の鉢に浮かんで
むらさきは、鳴る
秋ですね と
ただそれだけを告げるために

桔 ....
空白を見つけては檸檬の汁を垂らして遊んだ

うだるよな暑さと陽射しに匂いと香りが溶け込んでいく

浮かび上がる無数の回答には目もくれないでいて僕等

手のひらをお互いに舐め合って沢 ....
ふたりの仲は
今が最大の{ルビ危機=ピンチ}

洗いたての洗濯物を干しながら
ピンチで止めていく

ふたりとも
洗いたてには
もう
戻れない

ピンチでとめることも出来ない
き ....
忘れかけてた
ブレーキランプ
“未来予想図”は
一瞬にして
脳裏を独占したこと

蘇り始めた過去


否定し続けて過ごした年月
今更、受け入れても遅いこと
幼さの過ちが痛い

 ....
与え合うものは痛みと欲の痕。左手どうし繋がれていた


口付けて錆びつくほどに探るのは求め合うたび変わる鍵穴


枷を引く。ひとつのふりをしたほうが
軽くなるなら脱げるうすぎ ....
 
彼方より
金木犀の
甘い香
秋風抜ける
午下がりかも
 
過保護な獣は病みやすく
保護なき獣は
{ルビ傷=いた}みやすい

野に{ルビ棲=す}む者よ
たがいの{ルビ荒=すさ}びが
見えないか


涼しさ寒さは紙一重
闇夜も夢も
紙一重
 ....
河原町落としたコインを追ううちに逆巻かれてた日曜の波

白線のバリア破って日常が隣で呼吸してる烏丸

かつら、カツラ、桂。わだちの枝に今日も葉が行き交うひとの数だけ茂る


文字盤の ....
 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 衣類を剥いて 手足を縛った
 跡が残るように きつく きつく


 愛していると言われた
 ホントかどうか疑った

 ....
わたしは怠け者であるゆえに 
連休前に風邪をひき 
おまけの休みの時間のなかで 
らんぷ一つの寝台によこたわり 
両手に持った本を開いて 
在りし日の 
詩人の哀しみを読む 


  ....
プール前の花壇に
コスモスを見つけて喜んでいた そのくせ
君は、緑色のため池に沈んだ季節を
あまりに切なげに指す
わかってる 
君も、僕と同じ色が好きなんだろう
空のいろ、でもなく ....
真夜中に未だ帰り来ぬ君がため
 敷きし布団の寒さ寂しき


桃色に未だ遥けき桜木の
 したたる緑を君と歩まん


夜の湖に照りぬ灯りの瞬きと
 あなたの瞳の星の輝き


夏過ぎ ....
髪をすく仕草で届きそうな月青い温度は抱きしめて知る


スカイタワー高層ビルに隠された月を映せり「ひとりじゃない」と


宇宙には同じ星などないそんなことは昔に確かめ合った
 ....
 
 「淡い思い出になればいい」
  いつか、自分で自分に向けた言葉
  だけど、どうすればいいのかなんて、わからなかった



  
  遠いのか、近いのか  

  寄せては返 ....
格闘技観戦が吉 おひつじ座
リングサイドで熱を感じて

無理をせず健康管理大切に
おうし座の君 野菜足りてる?

双子座の陽気な魅力曇りがち
楽観的に甘えてごらん

恋愛はフォロー大 ....
移動どき

居心地良かった場所なれど 
 さよなら言わず 
  
  我 先へ泳がん
夕されば高き帳に望月の影透けて咲きよいやみを待つ



ゆくへなき水だに君に恋すてふ命のなごりに青霧となる



秋と言ひ長き夢路を眩ませし霧は瀬に立つ蒼き陽炎(かげろ ....
袋売りで「ナイルの神秘、モロヘイヤ」冒険の前に裏書を読む


食卓にトルコ風の変化球、漬け物ばかりに箸はこぶ父


昼前に起きて強気の勢いのまま揚げ始めるイカリング(えいっ)


菊 ....
水鳴ハヤテさんのおすすめリスト(395)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
あなたの隣で- 和森朱希短歌4+07-11-18
組曲「白のみちゆき」- Rin.短歌16*07-11-16
CA・STAR〜ヴァニラ・スノー〜- Rin K自由詩23*07-11-8
響乱花- Rin.短歌1707-11-4
■共同作品■SPEED_WAy- Rin.短歌11*07-10-21
67P_「短歌2」より- むさこ短歌5*07-10-21
さらさら- 秋桜短歌307-10-18
タトゥー- Rin.短歌1107-10-18
63P_「短歌2」より- むさこ短歌1*07-10-17
空の破れ目_- 服部 剛自由詩207-10-14
水分- ライチ自由詩4*07-10-13
架空恋歌- 鳥獲自由詩2*07-10-13
「桔梗のしづく」- Rin.自由詩18+*07-10-13
ふるまち(檸檬)- 朗らか短歌207-10-13
洗いたて- 風音自由詩3*07-10-13
ア・イ・シ・テ・ル- 見崎 光自由詩4*07-10-13
手錠- Rin.短歌8*07-10-13
秋便り- 秋桜短歌1*07-10-10
野に棲む者- 千波 一 ...自由詩8*07-10-10
快速特急〜阪急京都線〜- Rin.短歌9*07-10-9
疑心- 北大路京 ...自由詩16*07-10-7
風の顔_- 服部 剛自由詩707-10-4
クオリア- Rin K自由詩29*07-10-3
秋の足音- 宮市菜央短歌6*07-10-3
LUNA- Rin.短歌8*07-10-1
創書日和「淡」__秋の夕暮れはなぜ物悲しいのだろう- 逢坂桜自由詩6*07-9-30
来月のあなたは?_12星座占いでみる10月の運勢- 北大路京 ...短歌16*07-9-28
自由形- 結川菜青短歌507-9-28
ブルー・ミスト- Rin.短歌18*07-9-28
幸福堂々- ポッケ短歌3*07-9-24

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