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血圧の
どのくらいが正常範囲かも知らないけれど
私の体温の
37度2分が微熱なことはわかる
もしかして
雨が降ってきた
ご飯を作る係り
掃除の係り
洗濯の係り
任務は遂行せよ ....
基本的に自分の事が嫌いです。
だからそんな自分が福祉の仕事に就いてていいのかとよく思う。
自分の事を汚れきった雑巾みたいに考えている人に
支援も介助もされたくはないよね。
でも人間は、 ....
カタカナの色名
太陽は波に抱かれた宝石を研磨する
ほてった鱗は月光で冷ます
満月の夜には
珊瑚の産卵が始まる
なみなみと カップに注いだ
たっぷりの時間は
ごくごくと それはあっという間に
君に飲み干されてしまって
僕は呆れてしまうのだけれど
君があんまりにも
美味しそうに ....
なみなみと震えて
零れないようにと頑張ってる
それがいつも
正しいとは限らず
人差し指で崩して
解放してやろうと
奇特な人間もいないだろうが
隣で腕を組んだまま
息を吹きか ....
ほとんど一日家にいても
腹は減る
そんなときの食事は妙に豪勢にやりたくなる
肉も魚も野菜もたっぷりと食べたくなる
そして食べ過ぎたと思う
気持ち悪い
それでもまた ....
夜になると
僕は古い回廊にいる
いつからか
その前に何処にいたか
僕には何もわからない
ただ
僕の役割は
窓から注ぐ月の光を
燭台に集めて
灯をともす事
果 ....
0:00を見てしまった私の
明日は重たいだろう
お疲れさま
滋養強壮ドリンクは用意してある
あとは
ブドウ糖
3000円の当たりくじ
これが現状の評価
浮き輪ひとつの遠泳は
これ ....
あした
忘れてしまうのならば
濡れて帰ろう
あした
思い出せないものを
濡らしておこう
あしたも
忘れてしまえないものと
濡れて帰ろう
また
思い出してし ....
一
父は
生まれた時から
わたしの父であった
母は二度の流産を経験していて
私の時もずいぶん危なかったらしい
わたしは
生まれる前から
強さと弱さを持っていた
父は私をお ....
店長ー
てんちょおう
あまり
「人件費、人件費」
とか言うなよお
まるで私を
辞めさせたいみたいじゃないか
不安だよお
不安だよお
ふあん、だから
こんなバ ....
キミ。
分かってるでしょ。
キミとはエンガチョ、
とっくの昔に。
。
学習塾の広告
駆り出されたのは
あのネコ
手に持っている
あのペンシルじゃ
説得力は
ないんじゃない?
求められるがままに
仮面を貼り付けて
毎日
踊っていたんだ
世界の上で
時々
泣いていたんだ
仮面の下で
でも
仮面をつけている僕は 僕で
仮面をつけてない僕も 僕 ....
きみの
かげの
ぶきような
にちじょうも
ぼくには
すなおに
なじむから
いつも
すがおを
いきてほしい
「大丈夫だから
心配すんなって」
そう 笑ってごまかす君に
言いたいんだ
「目が笑ってないよ
それじゃ
心配しない訳にいかないし・・・」
僕は
皆みたいにごまかさ ....
嫌われたら
嫌い返さなきゃいけないの?
別にいいでしょ
やっぱ
僕は好きなんだから
君が・・・
この気持ちは
誰にも奪えないんだよ
君に嫌われてたら
結構凹むけどさ
も ....
好きで好きで
たまらないのにさ
恥ずかしさとか
色んなもんが頭をよぎって
言葉になんないんだ
好きだよ
そんな一言すら言えなくてさ
一緒に歩いていて
君の手を握りかかった手 ....
みかん色 落ちたよ
夜はもうこんなに蒼だし
蒼はもうこんなに夜だよ
西に光って 鳥も帰るよ
冷える音 止まる音
ひとつずつあたたかく
めごい瞳に降り来るよ
ひとり ....
{ルビ香辛料=スパイス}という宇宙なのです
すべてを包括していく宇宙なのです
包み込んでいくのです
溶かし込んでいくのです
カレーに国境はありません
たとえば、カレーまん
インドの ....
金の無心に失敗したので
豚の首をもぐことに決めた。
「どいつも皆
ゴタブンに漏れず
金を豚に隠しているのさ」
豚の首に鋏を立てて、
首をもごうと四苦八苦
なかなか落ちな ....
とまらないからすすめ
ねてもさめても
明日という日を迎え
生きている
幸せなわたし
そう思える
わたしで居たい
かと言って
迎える事の出来ない日々も
わたしは知っている
と ....
さよなら という
空想を食べて開いていく
私の体
私の心
空へ腕を伸ばせば素足は土に
さよなら
さよなら
掌に太陽を 乗せて
この魂は 開いていきたい
....
「君たち、ここは物騒だから表通りを使った方がいいよ」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ、幽霊が出るって噂だよ」
「恐いわ祐介さん、行きましょう」
「そうしよう、どうもありが…」
「あれ、ど ....
あの頃、君に告げられなかったことを今
***
ねぇ、君
冷やし中華を誰よりも早く始めたいの、とはりきる君の姿が僕は好きだったんだ
ねぇ、君
扇風機の首フリに合わ ....
言葉が心を離れて
自分から遠ざかっていくようだから
文章は苦手だと
そんな事をいう人や
正しく使わないといけないのなら
もう 何も話せやしない
そんな風に投げやる人や
言葉重ねて ....
どこまでも青い空を
久しぶり見た
アスファルト
国道のずっとずっと先の
向こう
遠いむかしの空が現れる
プールで
肌を焼くのが夏休みだった
甲羅干し
白い肌で黒髪のお姉さんは
....
何年も
荒れはてていた庭に
野菜の苗が植えられ
植木鉢の
マリーゴールドが置かれた
母と父が水をまいて
コンクリのように
馬車道のように押し固まった土を
いくぶんか、柔らかくさ ....
砂浜になぜか
まるのまま打ち上げられたりんご
いつからあるのか
りんごはなかば透き通っている
食べたらひどくだめそうなのに
僕はそれを舌にのせる
のを逐一 想像する
おいしい ....
冬からようやく春になります
夜空がもう春になりました たぶん
桜がもう芽吹いています
知っていますか
東京、よりも半月も遅い
川の流れは順調です
これ以上ないほど順調です
その先 ....
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