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風に舞う
赤とんぼたちの翅が
秋の陽を
反射するなか
草刈りを終える



秋の日の
かたむいてゆく時
こころも何かへと
かたむいてゆく
山鳩の歌ひびき



青空 ....
実感がうすいのは
本当の意味で
私は
生きてはいないのだろう
と実感する



こころを
マヒさせないと
生きてはゆけない
のだと自覚できる位には
まだ死んではいないかな
 ....
ゆうぐれどきの
西の空は
蒼く透けて
闇に解けるまえの
悲しみの果てです
詩を
書くこと自体が
目的であり
よろこびであり
読者あっての詩です



詩とは
私にとって
死を含んでいる生(せい)だと言った
初心忘るべからず
今の今を生きている

 ....
よろこびのために
生きるけれど
生きる意味を
なおも探し続ける
私のいのち



足るを知れ
と時々
自分に言い聞かせる
欲は尽きないが
今幸せな私



縁があっ ....
色づいた
赤とんぼ
鮮やかな

命が首をかしげる
空の道を
持っている
鬼やんまは
幸いかな
幸いに気付く私も



夏は
短い

「秋風吹いて来たなあ」
八十数歳が言う
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映 ....
偶然の必然
私が

ここに
在るということ



こころの
大切な
傷が

いのちを歌う
私は
時々
恐ろしいことを言う
それでも
言いたい



私は
強欲な奴だ
だからこそ
足るを知る
と たまに思う



あの人から
頂いた
言葉が嬉しいの
 ....
青空に
白く映える
雲は風に乗る。
夏の終りに
風に吹かれている



こころからあふれ出る
思いを
言葉に出来なくて
苦しむ人の
大切な悲しみもあるだろう



 ....
山の畑には
色づく前の
赤とんぼたち
すぅ すぅ すぅと
心地好さそうに飛んでいる
おもしろい物事が無ければ
自分で
おもしろい物事を
探すか作ればいい
と生前の次兄に教えられました
善いと思うことが
全て善いとは限らない
と言っているこれは
悪である
と言う私は善だろうか



宇宙や
自然にしてみれば
悪や善も無いが
人間にはそのルールが必要だ
しかし ....
氷を入れた
麦茶を
一口 二口
その人を思い
信じながら味わう



世界と
他人と
自分とに
向き合ってきたから
今の自分がある



生物のなかで
ヒトが一番 ....
遠い空を
ゆく
つばめの子の
魂は
次の宿に移る



今回の生(せい)では
出会ってくれてありがとう
つばめの子だった
その魂
次の生でこんにちは



体は有限 ....
傷だらけの


お月さんにそっと
教える



この魂という命は
さまざまな存在と
生きてきたが
今は私と
いっしょ



私の命は
一つ限りだ。
透明な風 ....
名の無い私は
名の無い鳥に
おまえは生きろと言われ
突っ立つ
そして名付けた



時々は
休みながらも
進むしかないんだ
一歩一歩
この命と共に



終りを
 ....
どす黒い
この罪
私のこころにあるこれを
あの人はゆるしてくれた
にこにこと



闇と共にある
このこころは時に
冴え返る
闇は
光の故郷
私の罪を
空へうちあける。
しんとして
空は
青やかだ



世界は
自分だけで
回っているわけではない
けれど自転している
私の矜恃

 ※ 矜恃(きょうじ)とは、
 ....
こころの闇を
照らす
五行歌に
いのちを
焼べる

 ※ 焼べる=くべる。



失われた何かと
ひきかえに
何かを得た
何かは
何かを何かしていく



手を ....
落果の
音が
聞こえるくらいの
静かさで
冴える月光
私を
知るのは
誰もいない
と幽霊の私は思うけど
魂は私を知っている



星の
心音を
聴き
透けて青く光る
小鬼



水の記憶を
知る
葉の細胞は
光合 ....
闇の中の
黒い石に
光が当たり
私は黒い石だと
初めて知った日遠く



生きるとは
こころ
傷つき
時に
愛を知るということ



青空の深さに
手を合わす私。 ....
人は
誰でも
複雑だ
ただそれが
表に出るか出ないかだろう



人のこころを
傷つけて
私も傷つく
ごめんなさい
あなたへ



人と人の
縁も
ふしぎだ
 ....
涙の夜に
生と死を思います
涙の夜に 涙の夜に
生と死を思います
ふるえる心は
生と死を
深く思ううちに
心の奥の魂が耳を澄ます

銀河の岸の星の死と
(とても悲しい時は何も手に付 ....
生きるために
お歌を歌う
蜩の
いのちの
歌声

 ※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。



私にとって詩とは
死を含んでいる生(せい)です。
詩とは例えば、
草むしりの草 ....
魂といういのちは
生まれる前から
欠けているから
何かを求め続けるのだ
愛はここにあるのに



このからだは
愛で
出来ている
いのちの
結晶



ありがとうさ ....
ほどけた
こころに
愛がひとり
ぽつねんとして
つぶやいている



月光
澄みわたり
ひとりではないと
万有引力を思う
私のこころは



こころの闇を
照らす ....
この魂という命を
つらぬく
心の光る風は
自由だ
思いは羽ばたく



これも運命 天の自由だ
繰り返される命は
繰り返されない命
魂という命
この宇宙に一つの命


 ....
atsuchan69さんのこしごえさんおすすめリスト(283)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
※五行歌_三首「秋の陽を_反射するなか」- こしごえ自由詩5*24-8-23
※五行歌_四首「生きるとは_こころで息をするということです」- こしごえ自由詩4*24-8-22
※五行歌「悲しみの果てです」- こしごえ自由詩10*24-8-20
※五行歌_五首「初心忘るべからず」- こしごえ自由詩5*24-8-18
※五行歌_五首「同じ時は_二度と無いのです」- こしごえ自由詩3*24-8-16
※五行歌「命が首をかしげる」- こしごえ自由詩8*24-8-15
※五行歌_二首「夏は_短い_命」- こしごえ自由詩9*24-8-12
※五行歌_五首「大きな一つの_命」- こしごえ自由詩5*24-8-11
※五行歌_二首「今_ここに_在るということ」- こしごえ自由詩4*24-8-10
※五行歌_四首「そこからまた_歩き出そう」- こしごえ自由詩5*24-8-9
※五行歌_六首「風に吹かれている」- こしごえ自由詩5*24-8-9
※五行歌「赤とんぼたち」- こしごえ自由詩2*24-8-8
※五行歌「と生前の次兄に教えられました」- こしごえ自由詩2*24-8-8
※五行歌_六首「この命に従って」- こしごえ自由詩3*24-8-7
※五行歌_五首「信じながら味わう」- こしごえ自由詩5*24-8-6
※五行歌_三首「遠い空を_ゆく_つばめの子の」- こしごえ自由詩4*24-8-2
※五行歌_三首「透明な風に_肌をなぜられて知る」- こしごえ自由詩7*24-8-1
※五行歌_六首「のっぴきならない_生(せい)」- こしごえ自由詩7*24-7-31
※五行歌_二首「闇は_光の故郷」- こしごえ自由詩4*24-7-30
※五行歌_四首「魂(いのち)は_果てしない静かさ」- こしごえ自由詩6*24-7-30
※五行歌_七首「いのちを_焼べる」- こしごえ自由詩4*24-7-29
※五行歌「落果の_音が」- こしごえ自由詩4*24-7-29
※五行歌_三首「星の_心音を_聴き」- こしごえ自由詩5*24-7-28
※五行歌_三首「闇の中の_黒い石に」- こしごえ自由詩4*24-7-27
※五行歌_三首「今ある縁に_ありがとう」- こしごえ自由詩4*24-7-26
涙の夜に- こしごえ自由詩7*24-7-24
※五行歌_五首「詩とは例えば、」- こしごえ自由詩8*24-7-24
※五行歌_三首「いのちの_結晶」- こしごえ自由詩3*24-7-23
※五行歌_五首「月は_一輪_咲いている」- こしごえ自由詩4*24-7-23
※五行歌_五首「小鬼の私にほほ笑む_青い花の精霊と」- こしごえ自由詩8*24-7-22

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