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そのころ 宇宙が
「ふしぎの卵」から産まれた
その「ふしぎの卵」を産んだのは
「ふしぎ」だ しかし
その「ふしぎ」を
生んだのは
何だろうか
永遠か ならば永遠を生んだのは何か
永遠に ....
それでも
命ある限り
命に従い
生きる私は
今を味わう
冴え返る
静けさに
雨音のみの
真夜中
しみる
あさり同士の会話がある海で
海は静かに波立ち
あなたと私は沈黙したまま
水平線の方へ目をやる。
秋の光ぽかぽかとして
雲は浮かぶ
ぽっかりぽっかり

砂浜の向こうの方で
見知らぬ人が ....
複雑な私
だからこそ
シンプルなこころで
居たい
ありがとうと



ごめんなさい。
あなたの
思ってくれる
ように私は生きられない
あなたはあなたを生きてほしい


 ....
それほど
私の愛は深くは無いので
終わらせてやることは出来ません。
ただ、魂のそばに在るだけ
それしか出来ません。

ああ何故だ
何故
と今は
のっぴきならないことを
問うのは止め ....

冴えかえる
しろがねいろの
横顔はつぶやく
「ありがとう」
空 深くなる
青さは
掌の
届かない
いのち

のような
人生
だった
と今も思うのです



ゲームでは無いが
人生はゲームだと
思うしかない
時もあるんだ
楽しもう
答は無い
永遠の謎
永遠の
愛を
愛に返す



愛に
帰る
愛を
再び
愛する
優しい
闇に
月一輪
聴こえて
魂はふるえる



自分
勝手

自分
月一輪めぐる



月一輪は
地上を
見ている
にこにこほほ笑み
私もにこにこ
無知な
私を
ゆるしてくれた
あの人の
こころ



自分に
つごうのいいこと
ばかりでは
ありません
空の機嫌も



認めないか
認めるか。
認めれば
楽 ....
ありがとう
空よ
私の至らない部分が
人のこころを傷つけてしまうのは
私が至らないからです。すると
みんなが至らないよ、と
空は
青ざめてくれる
空よ
ありがとう
いくつかの雲は  ....
おはよう、と一言写真へ声を掛ける老人。
写真のなかの人は宙へほほ笑んでいる。
木製の円卓の上には朝食のパンとコーヒー
祈りの言葉を宙へささやく老人
陽光に影は濃さを増し、老人はパンを持ち

 ....
蜩(ひぐらし)の かなかなかなかなかなかなかなかな……と歌う歌声が
空へ心地好くひびく
一人 林の陰に立ち 傷を思う

傷の増えた この銀製の指輪は
あの人が亡くなった頃に求めたものです
 ....
それは、背中で引戸をしめて
出て行きました
それを、見送った
濃紫している縁の眼鏡に映る
グラスと氷水を
小刻みにゆらします、と
氷たちの涼しくかろやかな音
生ぬるい空気を透過します
 ....
「 ほころびる時 」


宇宙の襞目にある 水のこころ

器をえらばず しん透し いのちを潤す
真空において純粋回帰する単音
貴殿の耳にこだまする
(覚めることのない果実を。
遠いま ....
落葉がそぞろに風にふかれ
雲は青く高い空をゆく

うらの{ルビ小径=こみち}の縁石に腰をかけて
杉といっしょにゆれている

夏の{ルビ遺言=いごん}は朽ちることなく
静かに実 ....
かえるところがあるのならば、それでいい)


   お葬式

カラスが黒く はばたいて
おひとりですか、と
月へ笑う
いいえ
あたしは迷子です、と
黒く燃える
火へ手紙を焼べた
 ....
西日の{ルビ紅=くれない}に照らされた
誰もいない部屋の
あの日は永遠に暮れずに
私を傾きつづけて

太陽電池式腕時計の刻みつづける
秒針の先にひっかかっている
スープに影はささないでい ....
いつくしむ
いつくしむということを
忘れ去ってしまったならば
それは つながりのもつ距離が
不鮮明にとまどっているの
けれど立ち止るな
そこは業火の唸る 底無しの淵だ

それでも振りか ....
ふりしきる雨
雨してしまう
雨の
冷たい
季節
星夜

さく{ルビ夜=や}




影もなく
灯る
灯台の夜が
流体にひそみ
その吐息にふれれば
はち切れて ....
ほほを桜色に染めた
小町娘が夜道をすっすーと横切って

午前零時の散歩
{ルビ映日果=いちじく}の葉に反射する
コウモリの声
超音波時計に刻まれた
わたしは悲しみに冷静でいたつもりだった ....
atsuchan69さんのこしごえさんおすすめリスト(233)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
卵の果て- こしごえ自由詩2*23-11-17
※五行歌「それでも_命ある限り」- こしごえ自由詩5*23-11-12
※五行歌「しみる」- こしごえ自由詩4*23-11-11
影の歌- こしごえ自由詩3*23-11-7
※五行歌_三首「あなたはあなたを生きてほしい」- こしごえ自由詩2*23-11-5
とんぼの涙と今日の空- こしごえ自由詩7*23-11-4
※五行歌「月_冴えかえる」- こしごえ自由詩4*23-11-3
※五行歌「空_深くなる」- こしごえ自由詩5*23-11-3
※五行歌_二首「夢のような人生」- こしごえ自由詩2*23-11-1
※五行歌_二首「愛に返す」- こしごえ自由詩2+*23-10-30
※五行歌_三首「優しい_闇に_月一輪」- こしごえ自由詩3*23-10-29
※五行歌_三首「無知な私を」- こしごえ自由詩4*23-10-29
失礼します- こしごえ自由詩11*23-10-24
或る日の一日- こしごえ自由詩4*23-10-10
傷のこと- こしごえ自由詩4*23-9-15
ある夏の背中- こしごえ自由詩5*09-8-1
極小詩集_〜_青い果実_〜- こしごえ自由詩3*09-6-1
きもの- こしごえ自由詩18*07-9-15
故郷における影- こしごえ自由詩33*07-3-30
翳り_(かげり)- こしごえ自由詩21*07-3-3
群青を連れて- こしごえ自由詩27*06-12-24
鮏_(さけ)- こしごえ自由詩19*06-11-20
刹那の星- こしごえ自由詩17*06-9-20

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