すべてのおすすめ
{引用=
伝えたいことがないけど帰らない 歌う自由が僕にあるから}


ギロチンが雨の代わりに降る夜に野外ライブは実施されない


陽の当たる時間短いこの国はかいわれ大根生えたス ....
少し前排水溝がよく詰まった 僕はスポーツ刈りのままだが


鏡には写ることない人物の赤い歯ブラシが鏡の横に


真っ暗な冷凍庫にはあなただけ食べてたコーンスローだけ残る


ソフ ....
見知らねど行き着く場所はここにある
  夢見て君を連れた北国


いつのまにか眠った僕の携帯に
  隣の君から夕陽の小樽


真綿色の雪があまたの恋に染み
  冷たい北の印 ....
ふいにまた一羽の鳥が飛び立ちて
    束の間の夢心をよぎる


街角でつがいの鳥の歌を聞く
    アナタナシデハ/アナタナシデモ


啼くな鳥涙ながすなうつむくな
    唇かん ....
あなたとわたしは
たまに日常を共有する関係
そして言葉の世界で
たまに交わる関係

わたしのこころを
あなたが描くとき
あなたの横顔に
わたしを見つける



ただ ....
「海をください」
衝動を燃やす手立てを海に聞く 冬の最中に血潮は熱く


「スピリタス」
屠殺の日 金が欲しいと振り下ろす きっと今日、今、君に会いたい


「光来る朝」
そのゆびが ....
街灯の
周囲に孤独が群れる夜
耳をすませば犬、遠吠える


鳥たちが
十字架のように羽根ひろげ
薄暮の空に貼りついている


雨天こそ
こころ華やぐべきでしょう
赤い傘さしスキ ....
屋根切れてポツポツ毛穴発泡す 雨にも強い想い出シャボン

そんなには好きではないヤツ好く見える昔の歌がよくかかる店

発泡酒ただひたすらに発泡酒 稼ぎの無いよな顔して笑う

心臓に古い破片 ....
  膨らんだ真っ赤な少女が綻べば真綿の雪に椿がぽとり

  体内で春を待ちきれずに芽吹く血潮に染まった椿のつぼみ

  花びらを散らさぬように雪の上そろりと歩くも染みが点々
 
  赤い紅 ....
霜葉ふむ皮のブーツの小気味よさこのままいつか見知らぬ冬に


窓ガラスくもる吐息にだまりこむ人のしぐさのその残酷さ


冬{ルビ薔薇=そうび}あかい棘さす指先の血のにじむ{ルビ孤悲=こい} ....
冬の月中天にさしかかるとき人魚は難破船を{ルビ欲=ほ}りゐる

憎しみに冴えたるこころ煌々とはげましゐたり冬の満月

冬月が鉄橋の上に待ち伏せる窓にもたれる男の額




 ....
咳をしてママをふりむかせたんだね目が合えばにらみ返す少年

熱の{ルビ児=こ}を抱えた母の傍らで少年は嘘の咳くりかえす

さびしがる骨をかかえて咳をすればカラッポカラッポ胸が痛いよ ....
 


はりつめて切れそうだから目を閉じてあんまり空気を吸わないでいる



ひとりごと、白くかたまれ歌になれ風に飛ばずにここに留まれ


鍵盤にひとつぶ落ちる(きん、たたーん)か ....
{引用=ピッピだっけ?窓の隙間に北風がこぼれるような素敵な名前だ}


なんで今日は羽根が開かないって、ああ、マイナスだらけの最低気温

君の目で体透かせば黒い部分のたくさん出来る季節がきた ....
『癌と云う/漢字が書けるようになりました』/外科医に向かいて父が笑う


『お父さんの/腎臓を見たよ』と呟いて/遠くを見つめる母の背中


『治るよね?』/テレビを見つめて兄が聞く/誰 ....
また会える理由を探し差し出したCD3枚「今度返してね」


唇にリップクリームをすり込ませ待ち伏せをする好きです、好きです


マフラーをぐるぐる巻いて捕まえた−4℃から始まる恋


 ....
はなれたい
のたうつフナの
目に咲くスイレン
薬師堂から
落ちた恋人


仏壇を
焚き木にしては
新宿の
雑踏が踏む
ロータスの花


ぬばたまの
 ....
黄金!   夕暮れのスケートリンクすみれいろ映画のフィルムにひとすじの傷





                     吹きさらしお腹の弱い星たちが
                    ....
トランプをあまりにも鮮やかにきったから彼は神様にマークされたの


洞窟のくずれる音が聞きたくてそうぞうじょうの空はももいろ



こころない歌がうまれた2秒後に全力失踪してく体 ....
おもしろくなきゃ死んだって構わない神もニーチェも死んだことだし


壊れてもとりあえずそこに置いといて夜中に急に光りだすかも


特撮のキューピー3分クッキング電子レンジが爆発するぜ! ....
「冬へ」
波の立つ浜で声を待っている 強くなる匂い 「わたしはここよ」



「神話 ?」
母眠る 零る血吸いし地下茎に 乙女は実りてそのときを待つ



「花を宿す」
管の中  ....
人生を18きっぷで旅したい心はいつも青春のまま 少し 太陽を見る。 生きるのは/疲れましたと祖母が言う/空に刺さった冬の三日月

死にたいと/言えてしまう程わたしは自由/くたばることの出来ない自由

黄昏る/冬の寂しい路地裏に/孕んだ放火魔が火を産み落とす
 ....
どこにでも 座る。 バナナを 全部食べる {ルビ紅葉=くれは}散る田舎の家の軒先は夕焼け色を纏ったカーテン


ばあちゃんが甘くなぁれと魔法かけ吊るった柿はほっぺが落ちた


寒いから嫌いという子に干し柿を冬だからこそ良い事も ....
押入に夕闇はつと隠れてる
    「もういいかい」と「まあだだよ」とで


庭先にブランコだけがゆれていて
    昼のサイレン明日はとおく


陽のひかり障子にさせば心痛み
    ....
「憂国」
(次は右、今度は来てね約束よ)宛てなき知らせ流れて割れる


「橙火」
オレンジを投げつけ投げ捨て部屋の中 炎で胎を焼き尽くせたら


「岸」
春彼岸 何かを背負い行く乙女 ....
水在らあらあさんの短歌おすすめリスト(121)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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淡々と- 歌乱亭カ ...短歌4*07-1-18
北国にて- Rin K短歌18*07-1-13
五羽の鳥- 石瀬琳々短歌20*07-1-12
逸星- Rin.短歌18*07-1-10
ミゼット(30〜36)- ミゼット短歌5*07-1-10
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発泡する夜- 肉食のす ...短歌207-1-3
【短歌祭】赤いつぼみ- 容子短歌1006-12-20
【短歌祭】見知らぬ冬- 石瀬琳々短歌19*06-12-18
冬月- 渦巻二三 ...短歌706-12-18
- 渦巻二三 ...短歌406-12-18
【短歌祭】きん、たたーん- たたたろ ...短歌11*06-12-17
【短歌祭】シンビジウム・ホワイト・ラバー- ピッピ短歌1206-12-17
家族- 吉田ぐん ...短歌1606-12-14
−4℃- 眞山小桃 ...短歌6*06-12-12
『無縁短歌』- しめじ短歌4*06-12-11
いちょう- 馬野ミキ短歌906-12-10
【短歌祭】雪の降るふるさと- ふるる短歌22*06-12-8
うたいてR- たたたろ ...短歌10*06-12-4
全力失踪- たたたろ ...短歌11+*06-12-4
ミゼット(17〜29)- ミゼット短歌5*06-12-2
- 新守山ダ ...短歌406-12-2
破壊- 馬野ミキ短歌506-12-2
考えるのは生死について、そればっかり- 吉田ぐん ...短歌2406-12-1
大地- 馬野ミキ短歌4*06-11-29
無題- 馬野ミキ短歌306-11-28
太陽のカーテン- 十六夜短歌3*06-11-25
押入の夕闇- 石瀬琳々短歌17*06-11-24
ミゼット(11〜16)- ミゼット短歌3*06-11-23

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