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午後五時ちょうど
わたしは両足をひらきます

まぶたの向こう側で
色落ちた石壁に描いたあの人の姿が
ため息に吹きさらされて
薄れてゆくのを眺めます

そのたびに
西の空から一斉に
 ....
  膨らんだ真っ赤な少女が綻べば真綿の雪に椿がぽとり

  体内で春を待ちきれずに芽吹く血潮に染まった椿のつぼみ

  花びらを散らさぬように雪の上そろりと歩くも染みが点々
 
  赤い紅 ....
冷えきった繋いだ手と手を温泉で去年の炎暑を取り戻そうとす



耳元で優しく君が囁いたあの夏のさよならを海で泳がす



夢うつつ瞬時に散りゆく白昼夢、儚く消える思い出花火


 ....
水在らあらあさんの容子さんおすすめリスト(3)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
赤_(さん)- 容子自由詩807-3-7
【短歌祭】赤いつぼみ- 容子短歌1006-12-20
【短歌祭参加作品】こちら冷夏- 容子短歌1006-7-27

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