すべてのおすすめ
布団から這い出して
動いたらどないや

もうずいぶん眠りこけてるけど、
おしりカビはえるで
頭もわるなるで

そやけど
暖かいねん

このまま死ぬまで
冬でええから

布 ....
小さい魚
佃煮にあう
地元ではイカナゴという

解禁になったとき
町には
このイカナゴを炊く匂いであふれる

僕は走って学校から帰った。
そしてかなしみがやってくる。
前触れもなく突然に。
雨のように。
突然の雨のように。
前触れもなくやってくる。
かなしみは僕の街を濡らしてしまう。
アスファルトを黒く染める。  ....
ほかに意中のひとがいる
と聞かされた時に
おれの足は地面に
10cmばかりめり込んだ

だから それから
おれはひたすら
しがないシガーを口に咥えて
ただただ青い空を見ている

あ ....
  もう一人の男が
  頭上にぶらさがった紐を引く
  紐は暗闇に続いているから
  暗闇が落ちてくる
  どさりと一斉に
  砂袋から砂が溢れるように



  完璧に渇い ....
ぼくのパジャマに
お母さんが縫い付けてくれた
背番号
ぼくの好きだった数字は

曲線と
直線のラインが
きれいだったから


お父さん
お母さん
夢の中の授業参観では
 ....
口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた

どんな顔をすれば満足だ?

どんな顔をすれば許してくれる?

口を噤んだ鳥は
項垂れた私の真似をして笑顔を待っていた
 
この不快感を忘れない

きみのことは忘れても

この不快感は忘れない


どうされたら傷つくのかを

教えられたことは忘れない

つめたい命とは関わらない

そう誓ったことは ....
待ってはくれない時間に

涙を流しては駄々をこねて



私より十数年も先をゆく

あなたの命のそばにいたい。



そして、私が死ぬ時はそばで

そっと手を握っていて ....
車椅子を押す老人
毛布に包まれ
それに乗る老婆

誰の目にもとまらず
過ぎて行く人 人 人

悪いのではない
ただ寂しさだけが駆け巡ったんだ

未来から目を背け
まだ先の話だと
 ....
夜風が冷たく包む
誰かの悲しみと哀愁をさらった風は
私の心を吹き刺す

いくつもの思いは
私のココロと解け合い
人の温もり感じてた

忙しく過ぎ去った
それぞれの生活
小さな幸せ
 ....
とにかく笑えれば…
少しでも微笑めれば…
今はそれで良い

誰からも…
愛されている…
実感もなく
誰からも…
必要とされている…
実感もない

そんな風に…
考えたら…
笑 ....
光がなければ 色がない
置き忘れられた自転車も
錆びついたレールも
高いビルも 小さな家も
道も 人も 河も
境界線はあいまいになって
等しく
やさしい黒に抱かれる

しづかな しづ ....
残業に疲れて、
地下鉄のつり革につかまって、
エスカレーターの列に並び、
街灯の下を、
とぼとぼと歩いて帰って行くと、
窓から、
あの子が、赤ちゃんを抱いて、
「パパ!」と手を振る。
 ....
ねえ 聞かせて欲しい
あたしたち何処へ 歩いてくの
ああ このまま 何も変わらないのかしら

この くすんだ町で
ただ毎日 くすぶってるだけ
なにか 目の覚めるようなこと ないかな

 ....
  ゆうがたという言葉が
  雨をよけて
  まもなく
  やってくるので
  部屋の掃除をしています
小さい頃ママに
この匂いは何って聞いて
キンモクセイを知った

それは秋で
僕の生まれた季節で
嬉しいなって思った

ママなんて呼び方
ありえないって思う時には
もうママは天に召さ ....
このきもこうよう
するんだね

そういわれるひまで
どれだけの
つきひをついやしたのか

たくさんの
ごかいがあった

このきは
きではないのかと
いわれた
ひも ....
多くの言葉に意味はない
意味があるのは 私の中だけ
色々な言葉を失った
多くは つまらない 言葉だ
人はどこに向かうのだろう
そこで 一体 何を 語るのか
女の子が産まれたら
愛子という名前はつけない
愛という字を
書き慣れてほしくないから
女の子が産まれたら
しのぶという名前はつけない
耐えしのぶなら
逃げてしまいなさいと教えたいから ....
街を包む 夜の翼よ
夢のない眠りへ 連れて行け

街を照らす 月の明かりよ
行き場のない者にも 安らぎを

街を駆ける 夜明けの風よ
生まれたての歌を 届けにゆけ

風に揺れる 木々 ....
今日も中空に月がある。
明日も少し形を変え
きっと家路の上にある。

月があったこと
気付かず
帰った昨日。

君の笑顔追いかけて。
十五夜は陳腐な満月だった

十三夜のいびつさのほうが

なん倍も美しいフォルムだった


ひとはひとに

求め過ぎる生き物だ

それもたぶん

何かの物まねだろう


 ....
ヨーイ ドン
校長先生のピストルで
みんな死んでしまった

スタートしたのはぼくだけ
急にグラウンドが広くなったみたい
走っても走っても
ゴールのテープが見えない
しかたがないので
 ....
星が鳴いている

ちいさないのちが鳴いている

何億光年かけて

星は

秋の虫になるの

ちいさないのちが鳴いている

星が鳴いている
おや
朝の電車に 赤いランドセルふたり
姉妹かな,
ホームに残った母親に 手を振っている

柔らかな両手が動く
声にならない 唇の動きと一緒に
よどんだ空気を切りながら
僕 ....
プリオンに冒された脳
新たな脳に書き換えて移植する
一世一代の大手術
私は私でいられるのだろうか

COPYは私 私はCOPY
私は私でいられるのだろうか
生きていれば、時折 
苦い薬を飲むような一日がある 

目の前を覆う{ルビ靄=もや}のような 
掴みどころの無い敵が 
心の鏡に映っている 

靄の向こうのまっさらな 
日々の舞台は、 ....
コンビニの銀行にカードを入れたら 
先月よりも数日早く、今月の給料が入っていた 

新たな職場に移っても 
相変わらずの安月給ではあるが 
ATMの画面に増えた金額を見た時 
今迄とは違う ....
そんなにもきみはまっすぐにぼくをみて
うんうんとうなずきながら

まるでひとかけらのまよいもないふうに
ぼくのはなしをきいてくれる

ぼくはいままでにたくさんのことをみてきたけれど
その ....
信天翁さんの自由詩おすすめリスト(723)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_そろそろ- 高木 し ...自由詩212-1-8
_こうなご- 高木 し ...自由詩312-1-8
かなしみ- rabbitfighte ...自由詩512-1-8
暗い風- 浩一自由詩2+12-1-8
もう一人の男- 草野春心自由詩9*11-12-26
永久欠番- はだいろ自由詩511-12-26
きっと- 徘徊メガ ...自由詩5*11-12-26
忘れない- 吉岡ペペ ...自由詩611-12-22
17歳になる前- 自由詩411-11-30
きっと私もそうだろう- 徘徊メガ ...自由詩711-11-13
帰路- 菜穂自由詩3*11-11-7
とにかく…- 清風三日 ...自由詩211-11-1
とばり- 凪 ちひ ...自由詩511-10-31
ただいま- はだいろ自由詩711-10-31
彼女の言葉- さすらい ...自由詩711-10-31
ゆうがた- 草野春心自由詩7*11-10-24
きんもくせい- ささやま ...自由詩14*11-10-23
紅葉- 小川 葉自由詩711-10-19
箱の詩- 番田 自由詩211-10-13
女の子が産まれたら- はるな自由詩1311-10-13
街の祈り- さすらい ...自由詩3*11-10-12
今日の月- FUJI ...自由詩511-10-12
十三夜- 吉岡ペペ ...自由詩611-10-12
運動会- yo-yo自由詩15*11-10-7
秋の虫- 吉岡ペペ ...自由詩1811-10-6
沈黙するお喋り- 御笠川マ ...自由詩911-10-6
手術- あやとり自由詩2*11-10-6
鏡の世界_- 服部 剛自由詩311-10-6
給料日_- 服部 剛自由詩311-10-6
「そのまなざしで」- ベンジャ ...自由詩611-9-18

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25