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指のさき
雪がひとひら、消えました

わたしの熱を、あら熱を
かくまうように
消えました

うなずくべきことなど
何もないけれど、
わたしは確かに
うなずきました

す ....
寝返りを打つような
時計のリズム、

誤解して
透き間をのぞく
カーテンの、
向こう

けだるく
染まる週末と
けだるくなれない平日と
どちらの自分が本物だろう、
と ....
赤い夕日を浴びたのに
かげだけ黒い、
そのふしぎ。


草木も花も野も山も
おなじくみどりと
呼ばれる、
ふしぎ。



 波の青さにあらわれて
 透きとおってゆく、 ....
散文的であるかも知れない
晴れ間を見つける
こころはいつも


古くはならない
あたらしくもならない
それが空なら
繰り返すものごとに
少しだけ優しくなれそうな
そんな気が ....
こぼれ落ちる涙に
いとしさを聴く

ときには
いらだちを聴き
いたずらもいましめも聴く



わたしたちは温度を知っている

あるいは
温度の選択を知っている



 ....
のら犬がいた

そいつは
安全な距離を保ちながら
一生懸命に
オレを吠えた

かるく
しっぽが揺れていた
もとは白かっただろうに
よごれた茶色が寂しかった


砂利道にし ....
イダヅカマコトさんの千波 一也さんおすすめリスト(6)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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遅く起きた朝は- 千波 一 ...自由詩2*09-11-6
ふしぎ- 千波 一 ...自由詩11*09-2-20
空のしるべ- 千波 一 ...自由詩28*07-1-21
いのちの音階- 千波 一 ...自由詩16*06-12-28
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