すべてのおすすめ
電車が通ると僕の部屋は震える
飴細工みたいな無数のエナジーが空間に飛び散った

ロクに判りもしない文庫を買うのが趣味だった
生命線に重なり合うところでこがねいろの波にのまれる

脳内がジャ ....
嫌いな奴にぶつけてやりましょう。 ほんとにあなたに会いたくて
阿佐ヶ谷とアムステルダムが 草続きだったら
走って行きたい と思います

足をとられるのは
たんぽぽのつるではなく
カマキリの白い糸で
血が流れると
あなた ....
堂々巡りの話が止まらないのでいっそのこと
回り回って溶けてバターになってやろうかと思ったが
パンのカリカリの表面の上できれいに塗られずに固形のまま
押しつぶされたりするのが嫌だったのでとにかく反 ....
「青いポストはどこですか?」

この街を訪れる観光客は皆それを尋ねる

「それならこの道をまっすぐ行って3つ目の信号を左に曲がった所にあります」

今日でもう何人の人に同じことを言ったか… ....
舌の上で溶けていく青春を

泣きながら見つめていた人よ

今それがチューブを伝い貴方を宇宙に解放する

薄く口を開いた貴方はいまにも口ずさみそうだ

デジタルのハートビート

カウ ....
喉の奥を製本したような風邪をひいて
いっそのこと美しく装幀されて図書館でカビ臭くなりたいと夢見て
布団に入るといつのまにか17時間半経っていた晴れた午後4時に
炊いたお香でひとつ咳をして

 ....
彼女からの手紙が
炊飯器の中で見つかった
もう
ほっかほかの
ぐっちゃぐちゃで

炊きたてのご飯はうっすら黒く
食べると微妙にインクの味がする
時おりぐにゃりと繊維をかんだりもする ....
いきなり
目の前に飛び込んできたのは
黄色い蝶です
秋に向かって明け放れた
私の窓から

季節なんてと
挑戦状をたたきつけて
不敵にヒラヒラ舞っています

私だって
この生にバン ....
灰色の空
ばかりが映る窓を悲しいと思ったのはいつからだ
廊下

ゼンマイのオモチャが走っているのだ
ゼンマイのオモチャが走っているのだギィギィ
たとえそれを止める術が無いとしても
ゼンマ ....
つま先から頭のてっぺんにかけて
ベクトルがそのまま垂直方向に伸びて太陽

果物と同じくらい孤独
瑞々しさの極致がほったらかしだよ

ある日南の島の販売人に出会って
ポイントもつけるし安く ....
放課後になって気づいた
今日は掃除 豆板醤!

えっ?なになに、○×クイズ
ってそれって XO醤!

よ〜し掃除に行くぞ
音楽室は コッチュジャン!

ごめんネタ切れ
ジャンジャジ ....
幻光音勝る神に重厚せよ焼香する翳り臭いは外耳に渦巻く神秘に激しい光振動を伴い触媒する躍動する精神に若輩或は若年妄想が透明な不透明を貫通したる恥辱の極み程自殺者の血液を薔薇に変え転生する我と我の子ら憎し .... やろうとしていたこと

鍵を差し込むべき鍵穴に
母のズロースを差し込もうとしていたこと
そうだ 父に見せなくては、と思い立ち
犬を連れて落雷を待ち焦がれていた ということ


落雷 ....
彼の特技はマジックである
それもただのマジックではない
彼の言ったことが全て本当になってしまう
という超能力じみたマジックなのだ
しかも彼の特技はそれだけではない
彼はダジャレという特技もあ ....
「うみ」
と書けば
白い波が寄せて返し

「そら」
と書けば
どこもでも青く

「もり」
と書けば
木々が香り

「とり」
と書けば
それは翼をもって飛びまわり

「ま ....
夕方と夜の境目
湖畔の輪郭が紫色に曖昧になったころ
湖に身を乗り出し水平に手を伸ばすと
足元に流れ寄る無数の細かな波が
浮力となって
まるで
湖の上を滑らかに飛んでいるかのような気分になる ....
太り豚 たらふく喰って
寝惚けた まなこを空けて
太り方 洞窟のよう

よく見ると その目が異様
おどおどと 笑いを浮かべ
密か事 何をつべこべ

滑稽な 豚のくせして
悪の花 その ....
割り箸が均等に割れたら両思い
そう願って女の子は割り箸を割った
みごとに均等に割れた
そのときの女の子の表情を
思い描いてほしい

きっととてもいい顔をしていると思う

この物語とは関 ....
駆け抜ける人のあとを
幾千の眼が追いかける
逃れるために人は走る
        
眩いばかりの光を持って
幾千のその眼を
閉ざすために人は走る
 
好奇の眼
愛情の眼
羨望の眼
 ....
24歳 買い物にゆく
湿った月のような太陽の光の中

ラヂオ体操の帰りに見た
雨上がりのあさがお 

そこに行ってしまった 
8歳のはずの世界
今にも零れそうに
鮮やかなアサガオはゆ ....
膨らんでしまった
地球の半分の大きさになった

わき腹に インドネシアがささるし
南アフリカからドイツまで腕をのばすと
陽が射さないと 苦情がくる

こんなに大きくなったのに
考えるの ....
ここでウエハース島の物語に戻る前に
ぼくのことを伝えておこう
ぼくはどういう訳だか冷蔵庫に閉じ込められている
それは
ある女の子にぼくが酷いことをしたからだ
ぼくはその女の子のことを殺そうと ....
アルルコールは
リタを探そうとしたが
どこに行ったのか見当が付かなかった

「シュトゥルム・ウント・ドラング」
その時だった
ユリイカ研究所に向かって歩いてくる
地質学者のフルボサミン女 ....
それより前のページは切り取られていた



「したがって

ウエハース島は思い出の海に沈むのである

ウエハース島も
ウエハース島の海も
すべては思い出の断片でしかない

私や ....
あなた、頑張って

隣で寝ている妻の寝言にびっくりした
寝ているのに何故わかったのだろう
わたしはちょうど42.195キロのフルマラソンの最中で
トップを走っているのだ
これからきつい ....
突然目の前にいかにも怪しげなおっさんが現れて言ったんだ
『恋人と親友、どっちを取る?』
そんなこと聞いてくるから
「両方だよ」
って言ってやったのさ……そしたらどうだい
『欲張りな奴だな、1 ....
少年の日、夏草がおい茂った土手を越え、錆び付いた線路を越え、
森の中へ続く細い山道を登っていった。
逃げ水のような予感に促され、
追うようにのぼっていった。

いつも思い出すものは光に包まれ ....
たくさんの僕は
筋子のように
よりそって
鱒のお腹で ねむります

生まれたての 赤ん坊のように
涙を流さずに泣けたらいいのに
最近 僕は
大声を出すことがなくなったから
口を結んだ ....
 羽をもがれた小さな天使を想像しているかい 子供 弱くてあどけないから守ってやろうという寸法がはしたないよ 街灯が灯る前に道を辿って帰るべき場所があるだろう 溝にはまった自転車は置いて帰りなさい 白昼 ....
石原大介さんの自由詩おすすめリスト(283)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
くずみたいな- 示唆ウゲ ...自由詩403-10-10
ゆで卵と生卵の見分けかた- 桜 葉一自由詩803-10-8
草続き- 山内緋呂 ...自由詩703-10-7
ザッツ・ハウ・ストロング・マイ・ラヴ・イズ- nm6自由詩903-10-7
青いポスト- 桜 葉一自由詩103-10-5
グッドラック- LUKE自由詩103-10-4
植物だった頃に- nm6自由詩503-9-30
置き場- たもつ自由詩1803-9-30
秋のステップ- まんぼう自由詩403-9-26
家族がいない- 黒川排除 ...自由詩403-9-25
ジャパネスク- nm6自由詩503-9-22
ジャンジャンジャジャン_豆板醤- 桜 葉一自由詩1*03-9-21
フレグランス・アットマーク・ノット・シナプス- 黒川排除 ...自由詩5*03-9-19
ライガー- 嘉村奈緒自由詩703-9-18
ダジャレシャン- 桜 葉一自由詩103-9-17
「___」に言葉を入れてみろ- たもつ自由詩3203-9-17
フライング- 岡村明子自由詩903-9-17
- 狸亭自由詩103-9-13
ウエハース島の思い出_7__〜割り箸〜- よだかい ...自由詩503-9-11
勝手に生きろ- ゼロ自由詩203-9-11
あさがお- 湾鶴自由詩503-9-11
大陸- 山内緋呂 ...自由詩1103-9-11
ウエハース島の思い出_6__〜スーパーストロングガール〜- よだかい ...自由詩803-9-10
ウエハース島の思い出_5__〜シュトゥルム・ウント・ドラング ...- よだかい ...自由詩7*03-9-10
ウエハース島の思い出_4__〜したがって〜- よだかい ...自由詩603-9-10
本当の名前- たもつ自由詩703-9-8
恋人か、親友か、…- 桜 葉一自由詩403-9-3
夏の夢- まんぼう自由詩203-8-26
Orange_tears- 湾鶴自由詩203-8-25
きざみ鶴- 黒川排除 ...自由詩303-8-25

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