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突風で
ぱたり
ぱたり、と
素敵なスキップが
消えてゆく、その頃
何事もなかったかのように
夕刻が
やがて、夜であり
冬であるなら
素直でいることはとても難しくて ....
やわらかな陽射しに顔を照らされて
ふと立ちどまる
それはあの人の腕の中と同じ温もりで
ぽっかりと空いた胸の空洞に気づく
子供みたいに駄々をこねて
一夜だけでいいからと縋ったの ....
犬の尾の振れ幅が 小さく小さくなってゆく
そういう空気が あなたにはありました
あの時
冷たいつもりの温もり、と 私は呼んでいて
そういう ささやかな反抗は
それでも水面下にいつも ....
パッケージが
破かれてゆく
微かな期待に
苛立った指で
どこにも
何も
入っていない
ということが
からだに向かって開け放たれ
明らかになっても
明らか ....
此の儘 貴方と
二人 狂いもなく
想ったが最期
神の狙い撃ち
千切れる指先
抜けてゆく髪
強く抱き合えば
引き裂かれる反動で
蜘蛛の巣のよう
捕らえられたら逃げら ....
わたしが眠っていると
ドアを開けて神様が入ってきて
わたしの口の中に何かを突っ込んできました
なんだろうと思ったけれど
眠くて何がなんだかわかりません
そのときわたしは
大昔のローマの
....
ガッツ星人にやられて
爆発炎上してしまったウィンダムに
ウルトラセブンは 別れのことば ひとつかけてやれなかった
次の瞬間には ウルトラセブンは闘っていたのだ
地球を侵略者の手から救う ....
{引用= はじめに断っておきますが、これはオリジナルではありません。
格闘家の前田日明さんが語った少年時代のエピソードがあまりにも
いい話だったので、詩にさせてもらいました。
もちろん、ご ....
硝子細工の
幾つかの重なりは
小さな風の溜まり場をくるくるとかき混ぜて扉を揺らし
丘に続く小道を夢見るのです
夏が降り
気まぐれな模様を織りなして
あのひとの指に留まった雨粒が私の
....
中心へ向って途絶えない無数の
緑の中に駈け寄って
眼の後ろで呼ばれた光は
しだいに
向かい合わせた最後の場所で
塵に変わりゆく扉に刻まれても
痛みのオウトツを識らない
薄まら ....
レッドキングは
強い
強かった
んじゃないかな
でもひょっとして いやマジで強い
と思うよ 多分
ラーメン屋のカウンター席でチャーシュー3枚を入れ
るべきか否か、その抗いがたき自 ....
暗闇に
浮かび上がる 無駄のないシルエット
黄色く光る 大きな丸いふたつの眼だけが
無表情にこちらを覗いている
バルタン星人だ。
両手のハサミを重そうに持ちあげ
分身を残しなが ....
(おとなりのワンちゃんは犬次郎といって
生れたときから
ネコとばかり暮らしてきたので
自分がネコだとかたく信じています
イヌがやって来ようものなら別の動物ということで
ワンワン ....
うっかり逆方向の快速列車に乗ってしまったり
足の小指をイヤというほどタンスの角にぶつけたり
外出直前どこを探しても財布がみつからない
そんな時
母の背中を思い出す
ぼくと弟がびりびり ....
ぼくには子供がいない
そのことは太陽のようなことなのだ
ぼくには子供がいない
そのことは月のようなことなのだ
ぼくは一個のDNA ....
アマル・シャタカさんの自由詩おすすめリスト
(405)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
季節型舌禍
-
A道化
自由詩
8
05-11-13
小春日和
-
落合朱美
自由詩
23*
05-11-13
竦む。
-
田島オス ...
自由詩
3*
05-11-13
包装
-
A道化
自由詩
10
05-11-12
蜘蛛の巣。
-
杉田蝶子
自由詩
3
05-11-12
わたしが眠っていると
-
チアーヌ
自由詩
2
05-11-10
ウィンダム(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
9*
05-9-23
ゴモラ(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
12
05-7-20
或る夏の理由_「風の通り道」
-
藤丘 香 ...
自由詩
33*
05-5-21
楡と扉
-
藤丘 香 ...
自由詩
30*
05-5-16
レッドキング(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
4
04-9-17
バルタン星人(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
7
04-9-12
ピグモン(怪獣詩集)
-
角田寿星
自由詩
8*
04-9-12
ルパン三世の背中
-
角田寿星
自由詩
9*
04-9-9
鷺草のよう_________
-
天野茂典
自由詩
6*
04-6-30
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