「笑顔」に
角や棘がとれ心は温かくなる
言葉で笑顔になれたら
言葉で笑顔を伝えられたら
言葉で笑顔をあげられたら
人生はもっと肌触り良くなるのだろう
別れを告げられて
泣かずにやり過ごしたのに
今になって涙が出た
降り頻る雨の中
涙を誤魔化すように泣く私
浮かれて逢いにいった結果
別れ話だったなんて
想いもしなかったよ
私の ....
昨晩は思いもせずの頭痛に襲われて苦しかった
僕を取り巻く環境は今最悪だ
病気の友達にさんざん尋問のような相談を受け
頭の神経がいかれそうになっていた
寝たら治っていた
解決に力を ....
弱き我ひとり行く道振り返り救われぬ心いつの日か晴れん
人はみな別れの訪れ知りつつも刹那の出会いに心惹かれて
限りない君の言葉に踊らされ つらき一人の道歩きださん
....
周辺部から凍った窓ガラスの中心付近だけから
おぼろげに見えるような暖かい部屋の中に
私が居て
娘と息子が居て
そして妻が居た
何年前の、いや
何十年前の光景だろうか ....
いつも君はボクに
『アホ』って言って八重歯を見せて笑う
その笑顔はもぅ見れない
写真の中にしかない。
逢いたいと願っても ....
人のためにこのことばを投げてみたが
笑ったのは自分なのでそれは
自分のためのことばでなのだった
自分のためにあのことばを吐いてみたが
泣いたのは人なのでそれは
人 ....
私が泣いていたら
一緒に泣いてくれて
楽しければ
一緒に笑ってくれる
人見知りする私に
毎日声かけてくれたね
どうしようもない時
傍にいてくれて
ひとりじゃないって実感してた
....
ぎゅっとして
きみのむねから
くるしみやかなしみ
でちまったら
いいのにな
そしたら
ふにゃふにゃの
きみをおふろにいれて
あたまにタオルのせて
はぁー いい湯 ....
みんな、おいらたちを忘れてるだろ〜
でも、律義な性格だからバッチリエナジー送るよ!
保存はWindows:右クリックして保存 Mac:コントロールキー+クリックだ!
私が持っている鍵を使って
あなたの心に入り込む
でも今は
鍵穴が新しくなり
私の鍵では入れなくなった
私への想いがなくなった証拠
使えなくなった鍵は
捨ててしまおうか
私の ....
こな雪がつもった
前髪につもった
この大都市で
吐息がきこえた
君の
吐息がきこえた
3歳の夏にわたしは赤ちゃんを産んだのだった
やわらかい栗毛を愛おしいと思った
乳母車はわたしの筋力のなさをあざ笑ったが
幸せな光はいつもわたしの頭上で放たれていた
母親になる幸せを誰に ....
想うだけで
心があたたかくなる
そんな人が
私にはいるから
大丈夫
まだがんばれるよ
飲みすぎたアルコールとともに吐き出した
苦しみも 悲しみも 寂しさも
苛立ちも 憤りも何もかもが
それはもう呆気なく
それはもう大きな渦となって
便器の穴から消えてゆく
吐き出した ....
「グットナイト」
全て流れていったみたい
時は人々を押し流し
何時しか
悲しみと安らぎの海に着く
確かにそこにいた生命
もう何処にもいない・・・
泣 ....
国道に掛かる歩道
午前四時に佇む僕の
肩に降りかかる雨は
思うより冷たくもなく
疎らに通り行く車
水飛沫を避けて歩く
十一月の雲を眺めても
滴が落ちてくるだけで
長い土曜の終わ ....
寒い夜に
誰も相手にしてくれない
誰もマッチを買ってくれない
女は暖まろうとマッチを1本擦ると
炎の中から声がした
「おまえは我侭だからみんな近寄らない」
もう1本擦るとまた声がし ....
老人ホームの廊下にぽつんと置かれた
老婆の横たわるリクライニング
動かない首をギブスで固定され
閉じた瞳を{ルビ顰=しか}め
入浴の順番を待つ
「{ルビ今日=こんにち}は」
....
家屋は言葉のように
優しく朽ち果てていた
時間があればそこかしこで
両親は笑顔を絶やさなかった
幸せな玄関ホール
その壁には今でも
兄と私の指紋が残されていて
静かに機械の匂いが ....
あちゃ、方向性間違ったかも。
例えばいかにある事例が結局全体の意味で正しかったとしても、
自分より年齢が高いと言うだけで、
年長者の「物分りの良さ」は年少者にとっては、いちいち癇に障ることであり、
自分より年齢が低いと言うだ ....
電話できいたあの人の声は
限りなく藍色にちかい、
薄紫
遠くに見えるあの人の存在は
夕暮れと夜の境界みたいな
インディゴブルー
思い出せるのは
それだけ。
いま
こどもの頃 よく遊んだ 河原に 来ています
川面にうつる 薄紫色の夕焼けを眺めながら
貴方に心を奪われた いきさつから
貴方と終わってしまった いきさ ....
おとといまでのぽかぽか小春日和から一転
きのうはどんよりと冬枯れが
凝ったような空模様で
天気予報も縞模様を
綺麗に入れる為か
季節の針を先に進める一押しか
下り坂に向かう予想
朝、カー ....
一度も口には出してなかったけどね
すきだよ
「好き」という言葉は、何度も口にしたけど
本当の意味での「すき」は、言ったことがなかったね
ぞくぞくするような毎日
いつでも新しいこと ....
情け無くて なさけなくて
呆れ果てて 惘れ果てて
悲しくて 哀しくて
だから泣いてみたんです
思いっきり
泣いて 泣きやんで
泣き止んで 泣いて
飽きるほど泣いてみても
泣いて ....
眠れぬ夜すがりつきたくてうたを詠む取り残されし寂しさ身にしむ
静けさに想いが頭にのしかかり忘れていく日々迫る来る明日
安らかに眠るあの子の見る夢を静かに見守る深夜のひととき
....
階段通りの野良子犬は
最上段の空を追い続ける
影雑踏の中
隙間雨の中
値札付の足は
ゴミ色に染まり
パンヤ ハナヤ クツヤ
フクヤ ホンヤ イヌヤ
看板色に汚された雨水は
母の色まで ....
枯葉がたくさん 地を這っているので
焚き火をしましょう、と
あなたが言うものだから
ボクは
ライターと 竹箒を
しっかりと 握るのです
この庭中の 枯葉どもを
全部集めようとすれ ....
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13