世界で一番輝いているもの
それは夏の太陽でもなく
北風に瞬く冬の星空でもなくて
君が捨てようとしたもの
君がいらないと思っているもの



世界で一番輝いているもの
それはブルガリの ....
幸せな日曜日が
待っているとしたら
ほんとうの日曜日よりも

その日曜日までの
月曜日から
土曜日までのほうが
どんなに幸せなことだろう

いつも幸せそのものよりも
幸せをゆめみて ....
猫はネズミを捕る
と決まっているわけでもないだろうに
きみときたらネズミをくわえて
クリスマスには早いわたしの枕元
スズメの時もあれば
夏にはカエルだったね
食べる為ではなさそうだけど
 ....
静かに鳴り響く 時計の音

空を見れば 雪が降っている

僕のところに落ちては消えてゆく真っ白は冷たい雪たちは

小さな君の手に落ちても溶けずに積もってゆく・・・・

赤い赤いサンタの ....
あの日の朝の予感は
冬への暗示だった

荒涼とした世界
強い風と砂の吹き付ける海岸

わたしの髪は身体は、煽られ、咽び、叫ぶ

灰色の空
時化て濁る海

わたしはその全てを、ひと ....
最後の赤を脱ぎ捨てた
紅葉の合間から冬の声が届くと

過ぎた年月は
あどけない写真に
痛々しく画鋲の痕をつけながら
かなしみを、ときめきを、
なつかしさのオブラートに包み込む


 ....
石垣の上を這う

カタツムリを眺めて、

陽だまりにまどろむ。



柿の枝にとまる

カラスが嘴を磨き、

獲物を狙い続ける。



私が立ち去れば、

カタ ....
さよならを態度で示す彼だけど最後ぐらいは言葉が欲しい 予防接種された箇所が熱い

腕が腫れ上がってる

何をそんなに必死に

拒絶しようとしているんだい?

これはワクチン

いいものだよ

ばい菌だけど

イイばい菌だよ
 ....
甘い声を返してね
星空は落ちてこない
苦しみより悲しみで
涙で溶かしてみたいの
真っ赤に染まる夕陽は何色
貴方の瞳に映っている満月より蒼い?

舌先で消えたチョコレート
くれた貴方 ....
擦り切れたブランケットを放せない子供みたいね 君依存症


ねぇわたし、あの娘がしているマフラーが欲しいの。はやく盗ってちょうだい


陽だまりのように私をなだめてよ パールなんか ....
彩るうたを{ルビ口遊=くちずさ}む

こんな命があるかしら
{ルビ水=み}の{ルビ面=も}に蝶が浮いている
ちらともせずに浮いている

こんな命があるかしら
あすを知りえず浮いている
 ....
ピュウピュウ北風吹けば
寒くて唇が乾くので
つい唇を舐めてしまう
舐めるうちにカサカサになって
赤く腫れ上がった
僕のたらこ


リップクリームを塗ったら
気にしないのが一番
だけ ....
そっくりそのまま書くことを覚えれば
きっと
今の境遇を甘ったるく 写せるだろう
一枚のレコードが教えてくれる新しい名前
短い髪の女の子を好きだったこと
はるか彼方に望んでいたはずの人生を振り ....
うちのキッチンには
ピラニアが
生息している

いつもは
気のいい
スヌーピー面して
猫を
かぶっている

風の日も
雨の日も
雪の日も

朝晩の散歩を
愛してい ....
あったかいご飯に
かつお節をかけると踊る
ように踊りたい
と思うのだけれど
音楽がない
そういえば
動物園の温室では
数百もの蝶が飛んでいて
ダチョウは飛ばない
ゾウも飛ばない
ア ....
冷たい雪の降る夜に

わたしのからだは凍えてゆくから
わたしのからだは
小さくなる

わたしはわたしを抱き締める



冷たい雪の降る夜に

わたしのことを
わたしのほかに
 ....
底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

青ざめてゆく風のなか
声も無く笑った

雨の夢は白らかに咲く
虹のもと影ろふ立ち姿

底ひ無く
心 沈む
みあげれば あおい闇

 ....
ぼこぼこ
ぼこぼこ
追いついてごらん
彼らは、夜の隙間を探しに行った
そこには、理由などなかったのだ

通過。通過始まる
無くなる、無くなるをはじめる空

ぼこぼこ
ぼこぼこ
足 ....
紙コップに注いだウーロン茶が
ずいぶんと長い時間をかけて
紙を軟らかくしてしまったようなので
もうお茶を飲む気にもなれなくて
台所へ持っていって
その液体を捨てた。

残った紙コップは
 ....
コーヒーとミルクが半々
その懐かしさが痛ましいので
最近では蜂蜜を溶かし込んでしまう

あの人が元気でいることを望まない私と
いつもレモンを添え忘れるあの人と
似ていたのは身勝手ばかり ....
三日前 やっとしだして 慌てだす

数列よ 何で君は ややこしい

勉強は 今のうちにしとけ 我輩よ

勉強は 早めにしとけ 我輩よ

勉強を しなきゃいけない 手につかず

誕生 ....
質の悪いことばを捕まえて
矯正したら
素直な良い子になるのだと
そう言われつづけてきたが
母は
良い子になる前に衰えて
死にそうになっている





------------ ....
角の先から尻尾の先まで
数えている間
よだれでベトベトの浴槽に
肩までつかっていると
今日の牛の冷たさが伝わってくる
それはほんの少し痛くて
やはり懐かしい
牛はただこちらを
 ....
君との 日々は せつなくて君は 変わっていく 気配もなくて ただ あたまに よぎるのは ふたりで 探したちいさな アパート    
そこで しあわせ に 暮らすのは とほうもなくて わたしは むかし ....
恋愛小説を開くように

あなたとの恋が始まった


100万回のキスをしよう

そう言ってした最初のキスは

何ページ目にあったんだろう


本当に他愛もない理由でおきた

 ....
彼女の場合

  誰からの用事、とかでなく、
  本当は私の言葉で話しかけたい。
  だけど、まだ無理。
  視線が向くと、声がふるえてる。
  いつか、きっと、だけど、
  それまでは ....
三つの茶碗が二つになり
よそおう手も男の手になり
食膳に向かって
私は父と向き合って
鍋をつつく

鍋の中から菩薩様が出てきて
食卓にこぼれた汁を布巾で拭ってくれた

父と私は一瞬黙 ....
初冬の恋は
にぎやかなコートの群れの中
熱い缶入りココアのプルトップに
手をかけたときの ぬくもり

初冬の恋は
星が目を開く夕暮れ
夕飯の匂いに顔をほころばせる
窓越しの台所の灯の  ....
携帯が鳴らなくて

心細くなる

こっちからかけてみる

「…電源が入っていないため…」

不安は的中

君は今何処で誰といるの?

もう僕の元には…

誰かが走りよって来 ....
renchuさんのおすすめリスト(369)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
世界で一番輝いているもの- 恋月 ぴ ...自由詩13*05-11-29
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ぼこぼこ- aaa and bbc自由詩2*05-11-25
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