水槽に知らない虫が湧いているそれはそれとして夏は過ぎゆく

六甲のおいしい水を買い占めてもうすぐ君は火星に帰る

部屋中の精密機器は引き出しへ理工学部の多田君が来る

雨上がり気付かず傘を ....
晩酌の
手酌の親父に差し向かい

一応
父親に許可をいただくために
切り出した
車を買い換える件は
見事
頭ごなしに却下され
その真意がわからずに
湧き上がる怒り

御父様
 ....
部屋の外ではしとしとと、雨

貴方の頬を、輪郭をなぞるように
つ、と人差し指を揺らめかす

その行為、
そこはかとなく、艶めかしく

艶めいて

貴方の唇に、爪を

かり、と
 ....
やがてテントを夢色に染める
オルゴールの{ルビ音=ね}は消えゆき
客席に響く拍手の{ルビ渦=うず}におじぎするピエロ
幕が下りるとくるりと背を向け
舞台袖を降りて入った
楽屋の鏡の前に座り
 ....
窓から空を見上げると
 直線的なエッジを持った二条の白い雲がある。
 これは、と思ってよく見ると
 天井蛍光灯の映り込みだった。

 そうだ、自然界には直線は無いか極端に少ない
 直線 ....
木々の葉は
さわさわと風に揺れ
わたしを誘っている。
緑がわたしの眼を射抜く。
胸がきゅうと縮んで苦しくなる。
森羅万象、全知全能の神までも動きを止め、
全てが凍りつき、
わた ....
なにも いらなくなるよ 。あなたのことも わすれちゃった 。 にこ 。       或ル はれた ひに 。       そらをみているとね 

 何にも

いらなくなるよ 

 何にもほしくなく 

さえする 

 ひとは いっぱい

ほしいものが あるけれど 

 空は それを 忘れさせて ....
あれ、おかあさん

この花火どうしたの、もらったの


今日はけんちゃんの命日だからね

買ってきてもらったんだよ


こんな暑い日だったのですか


いや戦死公報に ....
蒼空と云う檻に閉じこめられて居る
手に触れるのは薔薇の棘や蔓草の葉
足下の土はひやりと冷たく
……いつから此処にこうして居るのだろう?



一切の物音がしない透明な檻の中で
 ....
「君たち、ここは物騒だから表通りを使った方がいいよ」
「えっ、そうなんですか?」
「ああ、幽霊が出るって噂だよ」
「恐いわ祐介さん、行きましょう」
「そうしよう、どうもありが…」
「あれ、ど ....
現実の嫌さが目にしみて

わたしは目を閉じた


わたしの制服時代

制服デートにあこがれ

休日に制服で出勤笑


ムチャクチャな高校生にあこがれて

体育大会のあとに歩 ....
青く光るので
確かめない訳にはいかないのです

無数のことばのもとが
空気に漂って
青いちりのように舞うのです

ゆっくりと舞い降りる
無数のことばのもとが
時々青く光るのです

 ....
時刻は夕暮れ、そう、日没から最初の星が瞬くまでのひそかな境界の時、
ぼくらがあてもなく通りへとさまよい出るころ、
夕陽の最後の光がひと筋の余韻とともに消えていくその時に、
ぼくらは聴くだろう、そ ....
オレはネクラだ。
修学旅行、グループから追い出されたようす。路頭に迷った。いや、一人(独り)になったってオレは構わない。しかし。今回の行く先は 大 阪 。そしてこれは「ぶらり一人旅」ではなく、「修学 ....
手のひらを
じっとみる
樹木
にキス
傷つけている

怪しい空
魔法じかけの空
手のひらの中の空

伸びる空に
手首に傷
手首にキス
闇を空に
病みを空に
目がつかまえた ....
私の心を映す鏡を下さい

あの泉のような澄んだ鏡に

私はあなたへの愛を

すべてを焼き尽くすような愛を映して

あなたに捧げましょう

この身を焼き

息ができなくなっても
 ....
目を閉じてひゃく数えるあいだの
静けさがこわかった

(いーち にーい さーん)

ぼくはずるだと言われるのがいやだったから
はんぶん泣きそうになりながらゆっくりと

(しーい ごーお ....
こうそうまんしょんの

さいじょうかいにすむおんなのこは

よるになると まどから

かならずつきをみます。


つきをずっとみていると

からだごとすいこまれそうになります。
 ....
日本全国の腕に覚えのある奴、喧嘩自慢へ告ぐ。近々、天誅こと私が開催する、ストリートファイトフライデーナイトを開始する。既に、京都では開始されているのだが、現チャンプ鷹を是非倒して頂きたい。京都ラン .... いじめというくくり方には正直疑問を覚えるほど色んな方法があみだされているが、いじめ当事者にとっては、あの何ともいえない生暖かいような、それでいて凍りつくような、ずるずるとしていて、はっきりした妙な仲間 .... そこには絶世の美女が立っていた。不覚にも心を奪われ、15分もフリーズしてしまった…今まであらゆる国の美女の視線を独占し、フリーズさせた事は腐る程あるが、俺がフリーズするなど産まれて初めてであり、 .... おしまいのひ
がやってきた
おきにいりのふくをきて
しっかりごはんをたべて
にゅうねんにはをみがいて
あたらしいくつをはいて
いってきます
そとへでた
きもちのいいかぜが
ふくた ....
にんは かわいい うんち さんだ 神妙に トイレに いって ようを たす 。 かわいい 手足で 引っかく 。 かわいい したで ざらざらと 嘗める     。にん はかわいい ブラック しゅがーだ 。 .... 奴は 大器晩成 だ 。 いつも 狂ったように ねている 。ぱそこんに 明け暮れ 狂ったように ねている 。  神様は やれやれ 呆れて みて おられる こと だろう 。よ 。              .... まーちゃんは このごろ よく ねている 。 おうちに きたときは まだ おにんぎょ さんの ようだった 。 ぱっちり 目玉を あけて こっちを みていた 。 散歩は よう いったね 。 まーちゃん 。 .... 自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。

一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
とうめいないれもののまんなかに
とうめいなこっぷがはりついていて
とうめいなみずでみたされている
いれもののそこには
こっぷからこぼれたみずがたまっていて
いれものをゆすると
ゆらゆら ....
 何処かへ行く為の、手段を残したまま歩いていく
 砂漠のバイクには置手紙を、水を探しに行ったままの貴方にお別れを
 遥か遠いオアシスの果ては楽園
 独りきりでは歩けなかった足も、歩けるように ....
居心地がよくて

幸せで

気持ちがいい

すべてがあたりまえで
みんな当然で
すぐ慣れる


本当は
みんな
みんな

当然のものは

ない

あたりまえなわけ ....
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