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この気持ちを
誰かに
聞かれたのなら
どう私は
応えればいいのだろう

私にさえ
私はわからないというのに
あなたに
私の何がわかるというのか

ただ
ただ孤独という悲しみばか ....
君は寝た振りが得意
わかっていてもウッカリ騙され
今朝もゴミ捨ては僕の役目


君は大人だから
分をわきまえているよね
僕はと言えば歳はくっても
燃える恋と燃えない恋の分別さえ
未だ ....
わたしたち
しんだひとのこと
わすれちゃった
おぼえていても
きえてしまうの

だからもうゆめもみないし
うまれてきたものだって
ふくざつなの

あやしいおしえはないけど
かわい ....
夕暮れ
絶望は希望の反対語ではなく
生きている私の
不安の影がついてくる

彼女は飲み会に行ってしまった

虫たちに話しかけようとするが
虫たちは鳴いていない
犬も鳴いていない
葉 ....
 バケツに頭を突っ込んで、水の中の微生物
を見ていた。はがれそうなコンタクト。ギリ
ギリのところで私は目を閉じる。
あれ?今、確かにイカダモが!

ザバアッ!

顔を上げた勢いで、バケツ ....
汚いものを拭い去る、
白雪姫のキスのように。

感覚さへも失って、
あらゆる針が意味無く回る。
赤だけ残して、辺りはモノクロ。
風も無いから、雲も止まった。
指に絡まる熱情が、
 ....
竹の林の向こうから
銀の鈴の音 
リン シャラリン


夜露は
月の輪郭を
ゆるりとその身に吸い込んだ



川霧晴れて すすきが並ぶ



トン カラリン
{ルビ独楽 ....
明日よ
おまえのことがわからなくて
今夜も僕は眠ることができない

現実を消化するのが僕の仕事だ
逃げ出さずに立ち向かうのが僕の務めだ

明日よ
なのにおまえは夢や希望だとか
しがみ ....
ポチが走ってくる

ポチが尻尾を振りながら走ってくる

ポチが全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチがよだれを垂らしながら全速力で尻尾を振りながら走ってくる

ポチが乳母車を弾き飛 ....
窓越しのアルデバラン

暖炉が背中でうたうなら
ベテルギウスは指輪にかわる

ポタージュの香り満ちる星座紀行は
甘くも、はかない



やがて旅人は
アンドロメダへの郷愁にかられ ....
仕合わせのはちみつを購入にいった。にんげんにはげんそくがあるらしい。とおりいっぺんのぎしきをスマサナイコトニハひとは仕合わせになれない。なり得ない。人はそれでなんどでもくるしむけれどさいごにはかならず .... 天神様の 秋祭り
出掛ける空は 青高く
吹く風 先っぽ 心地良い


今日はおめかし リボンのついた
私の好きな 赤いワンピース

隣町の 天神様まで
お姉ちゃんに 手を引かれ
お ....
犬が鳴いている
と書いた瞬間
何かいのちが死に絶え
また生まれるような気がする

書くことは定義不能
生きている毎日が
戦いだ

誰のため
自分のためではない
存在そのもののため ....
突然なんの断りもなく
雨が降り始める
涎みたいに糸引く雨
涎みたいに生ぬるい雨
空は晴れ渡っていて
雲ひとつないのに
猛烈な土砂降りだ
傘を持っていないぼくは
手近な喫茶店に飛び込むが ....
いいか
よく聞けよ

手首切るのが好きなヤツは
ホントに取り返しがつかないぐらい
深く切っちまって死んじまえばいい

手首切るのがカッコイイとか思ってるヤツも
ホントに取り返しがつかな ....
私の大好きな二人が
木蓮の詩を書いていたので
私も書こうと思って
毎日 家にある木蓮を見に行った

山の日陰にある木蓮は
つぼみはつけても
なかなか咲かず

そこだけいつまでも
く ....
そこにいてはいけない
広がる闇がせまっている
いのちが傘を畳むように
ひとつの音楽がおわろうとしている

からみあう僕たち
下草の湿った野原で
傾いていく橋
今光が走った
ここには
 ....
ミットめがけ ばしっと投げる
 ストレートな芯を持つ男は
どんなときも軸は 
 ぶれないでいる 前を向いている

つらいこと 苦しいこと
 乗り越えて 突き進もうよ
あきらめてたら なに ....
男と女の間には
深くて暗い河があるらしいから
君の悲しい心の内を
僕は分かった振りして黙って頷く


男の情けは出したら終わりで
女は心に宿した思い出を
どこまでも抱きかかえ生きてゆく ....
やみのなかで
しらないうちに
からだがおぼえていて
あいしかたを
しらなくても
わななきながら
さえずっている

ちちはひとりで
はかまいりにいき
むなしいよと
ちちはつぶやいた ....
振り返れば
手の届きそうで届かない
「昨日」
に責任の全てを背負うかのように立っていた両足を崩して
独り誰からもかばわれることなく
地に身を伏せている私がいた

幻想の友情に終止符が打た ....
夕飯を食べたあと
タバコを吸っていると
ささと風がふいた
まぼろしにささやきかけたように

近くでおんながくしゃみした

僕の物思いの雨の中を
通りすぎた
あれら透明な命はなんだった ....
果てしない空のように 
果てしない海のように
平和は続くのだろうか

いや続かない
続くわけがない

皆 環境が変なのは知っている
皆 どうすればいいか知っている
皆 見たふりばかり ....
赤錆の目立つ時刻表のバス停に立ち
来るか来ないかの
微妙な時刻にバスを待ってみた


進路の前にバスは無い
順路の後ろに気配も無い


行く先も馴染みの無い駅の
名前の書かれた ....
この足を縫い付ける影すら要らない
手を伸ばしてみても無駄
星になるには早すぎて
この闇の中を歩くのは怖すぎて

小気味よいステップの果て
高い高い空の上
雲も星も関係ない
私は辿り着く ....
背筋を伸ばして歩くことが難しい世の中。

−あら、わたしったら、世間のせいにして。

探し物が見つからないから、
困ってしまう。
ミルクティーが精神安定剤になってしまうようではいけないと思 ....
頭の線がからんで
かゆい明日がある
かもしれません

右へならえ

ならえません

今日パソコンを買いました
使い方がまるで
象の鼻みたいに
ふりまわされて
もっとからまって
 ....
ある時、何にもしない時期が
けっこう長い間、続いてしまって
ヤバイ、金がなくなる、と思って
バイトすることにした

別に
不景気だったし
フリーターとかニートとか
いろいろ社会問題とか ....
最終バスは一番後ろの席に座るのです
何となくそれが習性になっているのは
そこからは町の様子がよく見渡せるからです

蒼い街灯の下でたたずんでいる
停車場の表示を運転手は調子よく
鼻歌まじり ....
ねぇ見て 不思議よね
こんなにちっちゃいのに
ちゃんと爪もあるのよ と
満ち足りた母親の顔で彼女は
小さなこぶしをを開いて見せる

アキアカネが飛び交う夕暮れに
生まれたから 茜
はい ....
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