蓮の花に
灰色の虫が
はり付いている

東から
日が昇るころにはそれは
干からびているだろうに
必死な鈍行路を
否定せず
飄々とある

フランスには
不正を許さぬ検事がいたが
 ....
「樹を」
折れてゆく私の直線をめぐって溶け出す樹々、の泳ぐべき海の直線。泳ぐのは海、ひらくのは海。樹の斜線は海を分解して新しい樹々の斜線を生産する。いくつもの遠さに囲まれながら樹はかわくのをやめない ....
一寸の安らぎに
耐えかねて
毒を飲んで吐き
もだえる
仏門の前に立って
拝んだりしてみても
卑猥な美しさに見とれ
煩悩と野蛮にふける
しつこい奴には平気で眉をしかめるし
腹の立つこと ....
魚みたいな
洗濯バサミで

つまんだ
テーシャツ

アジトで 
湿っているのに

どこか 涼しげ

昨日 相棒だった
ジーパンに

まだ 仕事かい?
なんて

 ....
揺さぶられ、られ過ぎて現世の枠組み
から、西洋の葦を解体する
人に在らざる者たちが
化石になった抽象を来世から見下げている
鳴らした心臓は高雅の指に触れると
夢中で
潰れるほど高さへ、たく ....
森のはざまの道に無数の
人のかたちの木漏れ日がいて
静かに立ちあがり招くとき
空はすべて木々になり
道は奥へ奥へとつづく


石の階段に灯りは無く
糸の光がゆらめいている
 ....
昔から怖かった

♪ボクの大好きなクラリネット
 パパから貰ったクラリネット

この歌はコワイ

♪とっても大事にしていたのに
 壊れて出ない音がある

象徴しているすべてがコワイ ....
?.

 隣の丸っこい車と空と
 くぎりもつかんわ おい
 
 馬にまたがったのが一昔
 鉄にまたがったのよ人ごみで
 血の暖かささあさあさあ
 ペトロールでパトロールでロッケンロール ....
 そばにいてあげるよ

 嫌かい?

 そう…

 なら 僕は旅に出るよ

 会いたくなったらメールして

 すぐに帰ってくるから

 おみやげたくさんもって

 すぐ帰っ ....
竹やぶ焼けた
死体が出てきた
竹の煙に燻されて
肉の良い匂いがした
警察の人が毛布にくるんで
運んでいた
うぐいすの鳴く木の下を
真新しいランドセルの小学生が
二人、三人と通ってい ....
ああ サンタマリア 僕は
あなたが神様であることしか知らないけれど
あなたは私を知っているでしょうか

ああ サンタマリア 僕は
あなたを信じるほどの希望も忘れたけれど
あなたは私 ....
ありありと今日の空の雲が
まばゆいオレンジ散り散りに
何より 平凡な明け方に
おめでとう
退屈っていいことなのね


どこに自分がいるのか
分からないときって 多いけど
 ....
大丈夫
何があっても
そう言うの
言葉の魔法
疲れても
辛くても
大丈夫だから
大丈夫
心も体も
素直に騙される
あなたも
好き

甘い蜂蜜は潤滑油のかわり
溶かして紅茶
 ....
散らかった部屋の

蛍光灯を全て消して

小宇宙

アルミホイルの星を

2,3個浮かべて

眠りに就こう

散らかった頭の

整理をするために

支離滅裂

ほら ....
午後の空中へ
午後の空中へ
雨に逆らうようにして
ハナミズキとして昇華し続ける春は
公園が夕刻になっても未だ軽く漂う、
薄い、甘い、影


春とは分離するように
俯き始め ....
季節はめぐったばかりだというのに

いきなりの寒気で

空がずいぶん高く背伸びしているのを

ビルの二階から眺めながら,マグロのすり身と卵をかけた丼を食べる。

北国の雪解けを思わせる ....
インテル、入ってる?























他人のセックスをみて興奮してる奴は変態

だからアダルトビデオを観てオナニーをす ....
君が帰った Cafeの 空席に 
さっきまでノートに描いていた 
空へと届く望遠鏡の幻がぼんやり浮かんでいる 

別々に家路に着く 
君の切なさも 
僕の切なさも 
この Cafe に置 ....
こんな晴れた日
野の緑はしなやかな腕を
天に向かって伸ばし
陽射しに仄かな生命を温めている

草むらをすり抜ける風は
蜜蜂の
しじみ蝶の
か細い肢に付いた花粉を
祈りに変えて
次の ....
風の声が聴きたかった 

新緑の並木道の向こうでは、
アスファルトに杖を落とした老人が{ルビ蹲=うずくま}っていた 

僕は見ていたに違いない、
何故彼がそうしていたのか一部始終を ....
叩く
ひとを叩く


大好きな彼女
君のこと好きだよ
と言わずに叩く


大切な母親
いつもありがとう
と言わずに叩く


可愛い我が子
よしよし
と言わずに叩く

 ....
音楽のカテゴリ
時代のカテゴリ
侍というカテゴリ
一般市民というカテゴリ

すべてが 癖
癖をまとめ上げ
自分の直感を信じて チャンプルーを作る

フェイクでもかまわない
猿真似で ....
ぼくは詩人

どんなときも
どうにかする気持ちが大切

今日もまた

朝の散歩をしていると
少年に出会いました

空を見ながら
不安そうな顔をしていました

 雨が降ると
 ....
今朝は十四
穿たれた微笑みに------キリトリ線--------


昼は十七
胃の中の不燃物を ゆっくりと咀嚼
シーチキンのおにぎりに火をつけて


今夜は十九
ネバーラン ....
たべかけのくっきいに
ゆうひのはがた
これは いったいぜんたい
こんせいきさいだいの なぞですぞ
そういった はかせのくちもとから
うつくしいゆうひが こぼれてる

*

わ ....
私は円周率のような人間でありたい
3.141592653589793238462…って
キリがないのは確かに厄介だけど
割り切れないということは無限の可能性があるということだ
便宜的にどこかで ....
このバケツにはなぁ、宇宙が詰まっているんだ

なんて突然
途方もないことを言い出した父
何故か表情は輝きに満ちている

どこにでもありそうな青いポリバケツ
昨日と一昨日とさらにその前と
 ....
社長さんの隣に座って
可愛がってもらった

高学歴の善人と
お花見パーティーをした

割と人気のある著名人と
なんらかの関係を持った


だから

あたしは立派だと誇っ ....
そこにひとつの「o」が
存在する時
輝く不在が
痛みとなって主張し始める
通過されない「o」と
見えないものを要約し続ける「o」とが
朽ち果てた「o」を媒介に
あらゆる内容を形成する
 ....
知っているのに

知らない振りをする優しさや

わからないのに

解った振りをする優しさより

弱肉強食の今日

千尋の谷に突き落とすような

ライオンの優しさが

欲 ....
THANDER BIRDさんのおすすめリスト(596)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
灰虫想起- 半知半能自由詩1*06-4-28
啓示- 葉leaf自由詩19*06-4-28
無題- ミネ自由詩206-4-28
マイン_マリン- 砂木自由詩9*06-4-27
Computer- シャーロ ...自由詩106-4-27
午後と鈴- 木立 悟自由詩406-4-27
呪文- よーかん自由詩7*06-4-27
ブス・アチェ・ウノ・エン・ヌベ- 水在らあ ...自由詩6*06-4-27
僕の愛の形- 山崎 風 ...自由詩4*06-4-27
竹やぶ焼けた- たもつ自由詩606-4-26
サンタマリア_(神様の名前)- ベンジャ ...自由詩3*06-4-26
「おめでとう」- 阿麻自由詩18*06-4-26
正常な機械- 美味自由詩2*06-4-26
ふくよかな海- 大城 小 ...自由詩206-4-25
地下茎- A道化自由詩706-4-25
歴史は結局,街に吸収されていく- do_pi_can自由詩306-4-25
さよなら変態_第一部- 馬野ミキ自由詩906-4-25
黒猫の瞳- 服部 剛自由詩14*06-4-24
雲雀- 銀猫自由詩19*06-4-24
手紙___ー_ルナク_・_服部_剛_ー__- はっとり ...自由詩20*06-4-24
Knock_On_The_Door- 恋月 ぴ ...自由詩20*06-4-24
「サムライ・チャンプルー」- しいたけ自由詩2*06-4-24
ぽえむ君−天気−- ぽえむ君自由詩5*06-4-24
D_a_n_c_e_,- オオカミ自由詩206-4-24
ファザー・グース(3)- たもつ自由詩19*06-4-23
π- 新守山ダ ...自由詩306-4-23
父はそれを宇宙と呼んだ- 美味自由詩2*06-4-23
あなたに出会って分かったこと- さー行き ...自由詩2*06-4-23
ホムンクルスの王- 鏡文字自由詩206-4-23
*優しさ*- かおる自由詩9*06-4-22

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20