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となり町まで歩いていく。
交差点で人がオートバイに跳ねられるのを見かける。
スローモーションで再生はされなかった。
帰りは地下鉄に乗った。
人がオートバイに跳ねられるのは ....
ほくろが動いてないかたしかめる。

玄関へ行って
あなたの靴に 足を入れる。

私は帽子かけの帽子になってしまったのだろうか。

りんどうを掴む

足首に捲く。
頭の悪くない毎日
たまには酒を飲まない
そんな毎日


雲間にぽっくり
遺産で食ってる老人のための
きいろい雪玉のしずくの
せせらぎとなった
今宵の


(りーりーりー ....
「カテゴリについて」における「文句こくな耐えろ」という私の言葉が暴言と言える理由は、それがただひとつの基準で対象すべてをぶったぎっているからである。あんな暴言がいいもの正しいものであると、私はおもっち .... くも 
もく となり
そら 
らそ となる

36,000フィートから の ことば 

とばこ 
ですけれど

あなたへの きもち 

ちもき に 
なったとしても

 ....
霊安室の白い籐籠のなか
ピンクの野の花にうずもれた君の
艶のない栗色の背中から
ひからびた鼻先から
濁った黒目のまわりから
しぼんだ肉球のすきまから
丸々と太ったノミどもが次から次へと ....
朝 通勤途中の人に
夜 犬の散歩をする人に
僕は 笑う

会社では
「あなたは愛されて育ったでしょ。」
と よくいわれる

僕は 生まれてすぐ人に預けられた

母に 社割で 花柄の ....
(あ)


っという間もなく
それはもう

ではなかった

語られることのないおとぎ話は
ただ
さらさら
さらさら
と音めいていて

僕の両手はいつも
掴まえることが ....
今、NHK教育で「ハイスクール・ウルフ」を観ながらこいつを書いている。なんであれほどのアホ・ドラマをNHK教育でやるのだろーと前は疑問に思ったこともあったが、今はわかるよーな気がするぞ。あれは、(非常 .... 「虹が出てるよ」
と 人が言う

私は毎日

傷つけてしまったことの上に
虹を置く

後悔の念で
全て色は暗めだ

赤は ざくろ色
黄は 落葉色
青は 制服色
緑は たんぽ ....
最近、というよりもここ二年ほどのあいだ、自分の文章を整理整頓しようと日夜必死なのだが、ちっともはかどらない。はかどらないのも当たり前で、数が多すぎるのだ。数えてみたところ詩だけでざっと1000を超えた .... 帰りの地下鉄は
あたしのおっぱいを想う
一生懸命に急ブレーキをかけたり
できるだけからだを揺らすのに
おっぱい、日に日にとけていて
今日もきみの相手はできない

満員電車は酸素がすくなく ....
不協和音ではないのだと学んだ。
あれはいくつのときだったろうか?
確かに冬のことだった、
安アパートの小さなオルガンは、
不安げな和音を奏でてきしんだ。

夜。親密な顔した夢が僕の床 ....
大きい声で叫ぼうとしても ベランダの外に聞こえないか気にするし

歌うとしてもこたつのなかで 誰か帰ってきたらどうしよう、とひっそり歌う

高いパンプスをはいても 歩く音が響かないよう そっと ....
温い溜まりへ ひとつ
温い溜まりから ひとつ
蛇口の縁から
温い空ろ の余滴
そこから始まった
輪 は
瞬時に
洗面器の縁で 
終わる

ほら
蛇口の 縁で
ふたつ目が諦める頃 ....
おまえが
にゃあ
しか言わなくなってから
三ヶ月過ぎた
冬の上野公園で
壊れている
おれ
ショウジョウバエが2匹
離れない
ベンチ
に横たわって
斜めに見る
空はどこまでも
 ....
お借りしていたものをお返しいたします。
と、鍵を送りました。
怪我をしないように、布織紙に包みました。
手紙を添えました。

精一杯の優しさなんだろうと、
直属の上司が電話をしてきました。 ....
語り口は風向
夢に朦朧
うつつに当惑
六畳一間
食べ残しのチョーク
まっすぐに引かれてない白線

そこはわたしの場所だ。
遠ざかれ。
そこがわたしの場所だ。

天気図のサブリミナ ....
あなたを駅まで送る途中
あまりに寒すぎて
顔をあげて夜の色をのぞいて
ふうわ と白い息を吐く
さっき飲み込んだあなたのこども
寒い夜の空の中へ、それきり
あたしのこどもにはならなかったの
 ....
その空席には猫が座った。(そして眠り始めた)
なので、もはや空席ではない。(眠り始めたのは椅子の方だったが)
指で「みっつ」 
いまだ つくれず
姪っ子
ジャンプして ひとこえ


{引用=
ちきゅう おちたっ!


あぁ、なんて、
ス・ラ・バ・シ・イ。

片手で「みっつ」
つく ....
すばらしい日は
目から はちみつが出る

下を見れば
青い空き缶が吸い殻入れ
もたれかかれば、白い壁はやわらかい

ドアをあけると
黒壁に詰まった、赤い自販機

吸い殻入れの隣に
 ....

ベッドにうつぶせになって
すうっと体がのびた
魚になった気分
黒い海を
すうーっと泳いでるような気がしてたけど本当は
まな板の上で
最後のお願いをする
まず頭を切りはなすために
 ....
みんな かみさまほとけさま、って
一気にどうしてふたりもすごい人をよぶの
困ったら頼っているけど
あたしは何をしてあげれるんだろ
そう思うとお願いができなくなった
日本人のばか、あたしのばか ....
まだ若かった三十年前、薄っぺらいクラシックラルースをテクストに辞書と首っぴきで
ランボーを読み、痴がましくもその全訳を夢見たものだったが、十歳の少年が「金利生活
者になりたい」などと書いているの ....
ましかく な


つち の
少し 上
ころっと

笑ったの

沈む
柔らかい

折り畳まれた


流れる 
朝 
ひ 
スケッチが好きでした
絵画ではなく
スケッチが、
という人でした


鉛筆が好きでした
絵の具ではなく
鉛筆が、
という人でした


それなのに
画用紙は、嫌いだ 
という ....
誰がなんと言おうとも、私は三流怪奇詩人でありたい。インターネット上において、私は、ポエム書きのパキーネだったり、リリック&ことばあそび書きのりりと☆だったり、連作詩書き兼マルクス主義フェミニストのルク .... 思いきって体を展開
次のうち正しく人体となる展開図はどれか選べ




の中に答えはあるのか
さらに思いきって
らせんを分解
写真1のヒトを示す遺伝子の正確な塩基配列はどれか ....
季語は流通する
つんのめりながら流通する
枯れ野を越え、遠山を越え
関東平野を越えて流通する
人から人へと流通する

ある時は雪をかぶった
実南天のように可憐に
ある時は水辺に咲く
 ....
nm6さんのおすすめリスト(524)
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