すべてのおすすめ
真昼の街は人ごみでしかなかった。通り過ぎる景色は人の頭だけだった。歩道へはみ出した看板には魅力を感じることも出来ず、トコトコ歩くほかなかった。
空の存在が異様に近く感じたのは、高々と建築されたコンク ....
10年くらい前「ウォーリーをさがせ!」(マーティン ハンドフォード著 フレーベル館)という絵本が流行った。ストーリーはなく、見開きいっぱいに描かれたたくさんの人の中から、縞々シャツのウォーリーを探し ....
「ありがとうございます」とコンビニの店員が微笑みかける。僕にではない。ただ、この人、どこかで会ったことがあるような・・・。そう思った時、いつも妙な妄想をしてしまう。もしかして、世界にはほんの数十人の ....
【カントウタンポポ(Taraxacum platycarpum Dahlst.)】
タンポポという名前はどこから来たのでしょう?
漢名の「蒲公英」の別名に「孛々丁菜」というのがあって、それ ....
日本の現代詩の中で散文詩の占める割合は、無視出来ないほどに大きい。ある程度名のある詩人たちのうちの多くが、散文詩を書いている。散文詩とはいったい何か? ここのところ、個人的に頭の中が散文的になってし ....
私小説というものがほぼ死に絶え、小説はエンタテイメントとして書かれ・読まれ・消費されるものになって久しい。それに対して、詩というものは、未だに“私詩”とでも呼ぶべきものが大半を占めているように思える。 ....
わかってる。
いつかすべてが無駄だったと、
そう思える日が来る事を。わかっている。
これは裏切りの手。
わかってる。
いつもすべてが無駄だったと、
そう思え ....
来月、はたちになります。
こうやって詩や日記を通して自分の生活をつづっているとなんだか20歳の誕生日がおおきな節目に思えてならないのです。十代という人生において大きな10年間を終えようとしている今、 ....
子どものころの私にはロールモデルがなかった。こうなりたい、という目標がぜんぜんなかった。高校生になってからは国語教師(女)に憧れたり、パティ・スミスになりたいなーと思ったりしたこともあったけれど、現実 ....
多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、
何かのたとえとして私に示すのですか。
甘い嘘と星のかずだけ ....
ホテルや旅館に泊まる時、部屋に入って、まず一番にぼくがすることは、壁に掛けてある額縁や鏡をめくって、その裏側を見ることだ。これは、出張でもプライベートでも、素面でも泥酔状態でも、必ず、やることにして ....
なぜか怖いもの気色悪いものが見たくなり、グロ画像を探してまわった。でもあまり怖くない・・・気持ち悪くさえない・・・これはいけない。と思って楳図かずおの『漂流教室』を読みかえしたらやっぱりいつものように ....
なぜ 今 この人が私に知らされるのか。
そんなことばかり考えてて とまらなくなる。
図書館で出会った 一遍の詩。
ネットでこの人を尋ねる人と出会うとは思わなかった。
自身の心の支えとなった ....
だとしたら、方法は一つしかない。笑い転げてのたうちまわるのだ。「最高最高いいわーっ」と叫んで痙攣するのだ。理解しなくてもできなくても、そもそも理解とか知性とかからほど遠い場所に棲息するどうしようもない ....
「ケメ子の歌」を聴いて笑うのはかっこわるい。「帰ってきたヨッパライ」を聴いて笑うのもかっこよくない。音楽聴いて笑うなら「君だけを」だ。マジメに歌ってるやつを笑って愛でるのだ。それがキャンプだ、と鈴木い ....
「私のひと押し詩人」というテーマでの依頼。
ひと押しというか、好きな詩人は、
1.有名で今さら紹介する必要もない人
2.ひっそりと書いていて紹介なんかされたくない人
だいたいこ ....
ある物理学者が、人の数だけ次元は存在するといった。人と人が出会うたびにそれらの次元はゆがみ、分裂し新たな次元を生み出していくと。
21歳の春。地元の小さな山の上。見晴らしのいい場所だった。その場 ....
実家の近所を走っている大きな道路がさらに拡張され、道路に近い住宅に住む人は立ち退きをしなければならなくなった。その地域は住宅街のかなり端の方に集中した。
わたしの家はそれほど道路に近くは無かったので ....
たとえ明日は裏切ろうとも
たとえ明日は 裏切ろうとも
きょうは 裏切りはしない
さあ わたしの生ま爪を剥ぎとるがいい
だが きょうは 裏切りはしない
わたしの勇気のほ ....
食事のマナーが悪い、と
君を叱りつけた
私は不機嫌ではなかった
「ごめんなさい」を君から聞いてから
後片付けを始めた
その頃には言い過ぎたことを少し反省していた
隣の部屋へ駆け込ん ....
−詩に没頭してるオトナって、やばくない?
そうそう。ある意味ね。
−だから学生さんとかが、ばーっとイベントとか、やればいいんだよね。
−オトナは無理だよ、無理無理ー。
詩を中心としたイ ....
吉岡実が後続の詩人たちに与えた影響は大きい。七十年代以降の日本の現代詩は、吉岡実がいなかったらまったく違った姿になっていたのではないだろうか。
ここでは吉岡実の『静物』『僧侶』の二つの詩集を中心 ....
マンションの地下11階に住んでいる。
このマンションは地上36階、地下12階建てで、築65年くらいになる。
結構古いけど、僕は特に気にならない。どちらにしても親が買ったもので、古いのは当たり前だ。 ....
浦安にあるアレである。
俗に「ネズミ園」なんて言って茶化す人がいますね。気持ちはわからないでもない。
日本一メジャーな遊園地だし、いつ行ってもひたすら混んでいるし、妙に晴れやかで、
悪口を言いた ....
親愛なる詩友へ
友よ、あなたが今心から愛する{ルビ女=ひと}と出逢い、
日々幸せに包まれていることを、
僕は嬉しく思っています。
僕なりに感じることですが、
「芸術家」「詩人 ....
もしも もしも もしもし……?
本物の詩人になれたら
うしろめたく感じたり
我儘かな 思たり
苦を知らん 思われたり
ねたまれたり
クレームおもっくそきたり
ずっし ....
隠喩的な記述は、それがどれだけ通常の語法から離れているかによって、いくつかに分類することができる。
M1.社会通念上十分ありうる記述
例)桜が散った。
(受験に失敗したという意味)
M2. ....
只今2:18a.m.、数分前に嫌な夢を見て目覚めてしまった。
肌寒い為かその夢の為か、身体が、ベッドの上で震えている気がした。本当は震えてなんかいないのかもしれなかった、ただ、強張っているだ ....
この近くの木蓮と何処か遠くの木蓮が通じ合ったことがあった。見る眼球の違いにより感じ方も異なっていたけれども、それでも木蓮に目を留めた、という一点、それで充分、強い強い糸がその一点を通った、少なくとも ....
本当は、こんな文章を書くべきではないのかもしれない。ましてやそれを発表するなどということは、絶対にしてはいけないことなのかもしれない。だが、時には書かなければいられないこともあるし、書かなければなら ....
こしごえさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(141)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
真夏の日々
-
チャオ
散文(批評 ...
3*
05-7-22
ウォーリーをさがして
-
ヤギ
散文(批評 ...
8*
05-7-20
小説_『暗い海』
-
かのこ
散文(批評 ...
3
05-7-20
たんぽぽ考
-
たりぽん ...
散文(批評 ...
7*
05-7-17
散文詩に梱包されて
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
18*
05-7-16
詩と“私”を切り離せ。
-
大覚アキ ...
散文(批評 ...
61*
05-7-13
SATP.Vol.5「_わかってる。_」
-
PULL.
散文(批評 ...
3*
05-7-13
はたちになるまえに
-
床
散文(批評 ...
3
05-7-9
詩人ですもの
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
13*
05-7-7
追いつけなくて
-
midori
散文(批評 ...
5*
05-7-7
ありえざるもの
-
大覚アキ ...
散文(批評 ...
8
05-7-7
きょーふのこんげん
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
11*
05-7-5
マリアンヌ・コーンについて_レジスタンス
-
砂木
散文(批評 ...
9*
05-7-5
笑い転げてのたうちまわれ。
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
4*
05-7-4
鈴木いづみが教えてくれた
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
7*
05-7-4
良い詩人は、、、
-
いとう
散文(批評 ...
23*
05-7-1
不確かな存在
-
チャオ
散文(批評 ...
2*
05-6-29
遠い猫
-
チアーヌ
散文(批評 ...
4
05-6-29
たとえ明日は_裏切ろうとも__マリアンヌ・コーン
-
砂木
散文(批評 ...
14*
05-6-28
母娘
-
蜜
散文(批評 ...
8*
05-6-28
サハラ砂漠の真ん中で
-
umineko
散文(批評 ...
8*
05-6-26
吉岡実(奇怪な絵画)
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
9+*
05-6-25
窓の外
-
チアーヌ
散文(批評 ...
5
05-6-23
ディズニーランド考
-
チアーヌ
散文(批評 ...
7
05-6-3
詩人の幸せ・不幸せ_〜詩友への手紙〜
-
服部 剛
散文(批評 ...
9*
05-5-26
本物の詩人になれたら…
-
piyococco
散文(批評 ...
6*
05-5-23
隠喩と論理形式
-
葉leaf
散文(批評 ...
19*
05-4-26
日々の垂れ流し20050425.真夜中の、洗濯物由来の幸福
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A道化
散文(批評 ...
2
05-4-25
日々の垂れ流し050402、木蓮に連なる
-
A道化
散文(批評 ...
6
05-4-3
詩人の罪
-
岡部淳太 ...
散文(批評 ...
40*
05-3-25
1
2
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