すべてのおすすめ
湯田は温泉街なので、道を歩いていると数人で腰を降ろし足浴で
きる場所が何ヶ所もあった。記念館に近付くにつれて、「中也ビー
ル」という暖簾の文字が風に揺られている店をいくつか見かけた。
中原 ....
「彼、自称詩人なんだって。」よみきかせの仕事をくれた女性にそう紹介され、挨拶をしたことが二度ある。心の中で“自称は余計だよ”とおもいながら。
世間で「詩人」と云う存在がどんな風に扱われているか ....
女房と二人で梅干づくりをする。
台風が近づいている。
空は青く晴れているが、蒸し暑く
窓から入ってくる風は生暖かい。
梅の実のいい匂いがする。
昨日、兄嫁の実家からいただいてきたもの ....
彼女がまばたく度に
その瞼に乗せられた青が
小さく揺れ
私は時折それを盗み見るようにしながら
彼女と彼の話を聞いていた。
車内には遅帰りのサラリーマンたちが
妙な静けさとともにか細い息をし ....
芸術ってなんだろう。
日常をしのぎつつ ふっと思う。
このごろ あれかなと思う。
むすんで ひらいて。
多分 小さな頃 教わって うたいながら
手を開いたり 結んだり。
なにか 呪文のよう ....
旅立つ前に少し気持ちの整理をしておきたくて、少し感傷的にぼやきます。
帰ってきて気持ちが落ちついたら、削除してしまうかもしれません。
永遠の迷いの痕跡をして残しておくかもしれません。わからないけど ....
私は今まで
気まぐれな風に吹かれるたびに
力なく道に倒れていた
だが、夢を追うということは
眼前に漂う暗雲を
光の剣で貫いて ....
林檎を見ています。
一つの瑞々しさをはらんだ林檎、それは歌います。
その歌は軽快なリズムでもって林檎の命、林檎がかつて実っていた木、沢山の仲間たち、
花であった時代、訪れた虫たち、そのきらめ ....
早朝、携帯電話のアラームがいつものように作動して「んんんんんん」と寝返り打ち「…ん」と起き上がってからやっともっともっと眠ってもいいのだといつまでもいつまでも眠ってもいいのだと気がついて「ア…幸せで ....
結婚して32年、初めて手紙を書きます。
何回かお見合いしたけれど、あなたと結婚するとは思っていませんでした。
私のほうが4歳も年上で、あなたは結婚を約束した人がいましたね。
知ってい ....
付加価値。
経済学においては「商品の生産・流通の各段階において新しく生み出される価値」となるようです。この付加価値という概念はじつはとても広義で、一概にこういうものだとは言えません。グリコのおま ....
続き。詩の「商品力」向上のポイントとして、
1.質を向上させる
2.特性を理解して訴求する
3.付加価値を付ける
この3つを挙げました。で、今回は1の質の向上について書こうと思ってたん ....
詩について個人的に考えていることを話していくので、時々独断と偏見に満ちたものになるかもしれませんが、そこはそれ、テキトーによろしくということで。というわけでまず、詩の「商品力」について。
「 ....
初出:
ウエノポエトリカンジャム3 公式パンフレット「Iu(イウ)」(2005年夏)
(http://www.upj.jp/)
「詩なんかよく知らない人にネットの詩について伝えるメッ ....
中学や高校時代に書き散らかした。へたくそなのに自分で「詩」と呼んで
書き散らかしていました。それは主に大学ノートに、結構きれいに書かれ
ていて、いまのメモ書きに比べると「ほほぉ」と思えるほど詩集風 ....
世の中は変わってゆくけど、変わり方はおっそろしくのんびりしていて、どこがどう変わっていくのかよくわかんない。ちょっとずつ変わりながら繰り返し繰り返し続いてゆくボレロのよう。詩もそう、音楽もそう、物語も ....
「詩人さんの朗読はセルフ・プロデュースが多いでしょ。舞台では、演出も監督も音響も照明も
脚本も役者もプロデューサーも全部別のお仕事ですよ。」
私がグラス・マーケッツと出会ったのは、 ....
「どうして関西人なのに関西弁で朗読しないの? どうして女の子なのに男の子の言葉の詩なの?」
2002年6月15日、東京某所で行われた「いんこ虎の穴」というイベント。
これに私は観客として ....
「まず、細部までイメージを思い浮かべる。それから朗読すると、ものすごく相手に伝わるの。」
2001年、夏。
ベンズカフェのオープンマイク終了後に、さいとういんこさんと雑談をしていて、 ....
戦争の話をしたもんだから、私が16歳のとき書いた詩を思い出した。意識的に詩を書きはじめて2作目の詩である。
{引用=
「所有者」
あたしはいつだってあたし自身のものだと彼女は思っていた ....
「どうして、書いてある詩をわざわざ声に出して朗読するんだろう?」
詩の朗読、ポエトリーリーディングと言われるイベントに幾つか参加した後、当然のように湧いて
きた疑問がこれでした。
もち ....
現在、このサイトに出入りしている方々は、そのほとんどの方が「詩の朗読イベント」というものを
知っていると思います。有名な「詩のボクシング」をはじめ、関東ではおなじみのSSWSやベンズカフェ。
関 ....
生まれてはじめてお付き合いをした男性が結婚したことを知った。当時は男性というよりも男の子だった。愛読書だと言い、『風の歌を聴け』を私にくれた。そうして自分の為に新しい本を買っていた。今も愛聴 ....
自分の投稿した作品にポイントが入ると、嬉しいです。
それはもう、半端じゃなく嬉しいです。
一応は「良い」という証としてのポイントであります。
しかし、「頑張れ!」だとか「仕方がないなぁ」だと ....
人と違ったことを見つけ出すことが、新しいとは限らない。
異色になることが、新色になることとは限らないと思う。
たとえば、ファッションで‘パリコレクション’というショーがある。
新しい服ばか ....
音に関しては鈍いたちだが、ふとした拍子に、頭を掠めることがある。
普段の雑事をこなしているときや、ひとりでしずかにしているときも、常に頭の中は言葉が囁きほどの音量で反響している。
でもそれは、 ....
(詩と作者)
私が詩とつながることはいい。
私が詩とつながらなくてもいい。
私=詩でも、私≠詩でも。
また、
作者=詩でも、作者≠詩でも。
ただ、詩の「作品」を、作者本人に結びつけ ....
今日は地元では特別の式典。その時間を避けるようにシャワーを浴びる。ちょっと、少し、避けている。意識してることの裏返し、なんだけどね。
テレビの画面では、小学生があいさつをしていた。ある意味リーデ ....
君は逃げようとした。だから僕は追いかけた。おにごっこがはじまったと思った。
僕、いつの間にじゃんけんしたんだろう?じゃんけんに負けたんだろう?鬼になったんだろう?
「ねえ待って。僕、おにごっこ ....
考えてみたら・・・オレオレ率と吟醸度は相反するものなのかもしれず、オレオレ率と吟醸度をともに低くするなんてすごく難しいんではないか。実作者はオレオレ率がひじょーに高くてもかまわないと思うし、逆に純読者 ....
こしごえさんの散文(批評随筆小説等)おすすめリスト
(141)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
中原中也記念館に行った日_〜後編〜
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服部 剛
散文(批評 ...
11*
06-5-15
詩人宣言
-
窪ワタル
散文(批評 ...
11*
06-4-17
台風が近づいていた
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たもつ
散文(批評 ...
8*
06-4-11
妄想都市・JR
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かのこ
散文(批評 ...
2
06-2-24
この頃_思った事
-
砂木
散文(批評 ...
13*
06-2-24
気持ちの整理−死神と私−(旅立つ前の泣き言に)
-
蒸発王
散文(批評 ...
5*
06-2-21
哀しみの夜に_〜僕を励ます十五年前の唄声〜
-
服部 剛
散文(批評 ...
10*
06-2-17
林檎を見ています
-
ふるる
散文(批評 ...
6*
06-1-17
海を、見に行く予定です。(日々の垂れ流し処051228.)
-
A道化
散文(批評 ...
7
05-12-29
60歳のラブレター
-
逢坂桜
散文(批評 ...
5*
05-12-26
3.詩の付加価値
-
いとう
散文(批評 ...
7*
05-12-19
2.詩の商品特性
-
いとう
散文(批評 ...
7*
05-12-19
1.詩の商品力
-
いとう
散文(批評 ...
9+*
05-12-19
Hello----,Hello----._私たちは、つながっ ...
-
いとう
散文(批評 ...
41
05-12-19
私にとって、詩を書くということとは
-
たりぽん ...
散文(批評 ...
12*
05-11-11
ボレロに耐える−めざせ最強ミーハー
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
8*
05-11-10
6)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その6・・・グラス・マー ...
-
宮前のん
散文(批評 ...
8
05-11-3
3)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その3・・・さいとういん ...
-
宮前のん
散文(批評 ...
7
05-10-30
2)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その2・・・さいとういん ...
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宮前のん
散文(批評 ...
8
05-10-29
昔の駄文「他者の発見」
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
5
05-10-29
1)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/その1・・・上田假奈代さ ...
-
宮前のん
散文(批評 ...
10+*
05-10-28
0)詩の朗読・初心者の覚え書きメモ/前書と目次
-
宮前のん
散文(批評 ...
9*
05-10-28
香水不全__日々の垂れ流し20050905
-
A道化
散文(批評 ...
19
05-9-5
■ひとこと運動
-
千波 一 ...
散文(批評 ...
41+*
05-9-3
詩にとって_「新しいとは何か」
-
つきのい ...
散文(批評 ...
9
05-8-14
よらよら綴り_声の鳴りかた
-
エズミ
散文(批評 ...
1
05-8-14
詩と作者と名前
-
つきのい ...
散文(批評 ...
14
05-8-11
立ち並ぶ銀色のビルたちと
-
umineko
散文(批評 ...
6*
05-8-6
かくれんぼ続行中
-
神音
散文(批評 ...
4
05-7-31
オレオレ率と吟醸度
-
佐々宝砂
散文(批評 ...
20*
05-7-28
1
2
3
4
5