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私のおっぱいは
今じゃ毛むくじゃら
立ってもわからない
メラニンが多い

私のおっぱいは
寄せても上がらない
レロレロされもしない
メラニンだけが多い


  二つつまんで
  ....
空の彼方から落ちてくる色は
僕の上から鮮やかに身をひるがえした

ぐるぐる駆け回っている粒子たちが
君と手を繋いでまっすぐに空へ消える

さかさになった緑色は
地面の中で眠っている蛙たち ....
  どこにいますか、とうめいないま
  なにいろですか、ちらばるかぜ

編まれた雲のひとすじと砕いた虹の一音まで
まきとる古ぼけた糸車
つみあげる小さなてのひら
秘めたつぼみの膜を ....
無言で参るお墓には
先祖が眠るとおもわれる
震えて見える母の指先
なにが思い出されているのだろう

泣いているのと尋ねれば
なにも言わずに首ふった
母の手には グラスがあった
琥珀の色 ....
   コーヒーを飲んで、ふと思った

   抱きしめればよかったのか

   抱きしめて、抱きしめられて

   そうすれば

   ふたりの間のなにかを埋めることが、できたかもし ....
死んでしまった
わたしは
ゾンビのぬけがらを探している
腐っても腐っても
失いたくない何かを
無くしたがっている

母の抱いた夢を
娘は黙って飲み込んだ
いいも悪いも ....
忘れていたもの全部思い出して

今までのもの全部集めて

明日、地球が終わるって話をしよう

明日はもう来ないって言われても
もう、十分だよねって皆で笑いあって



そうして、 ....
マーくんとマーちゃんは
幼稚園で知り合いました
家はご近所で
よく公園で遊びました

二人とも照れ屋で
最初は大人の足に隠れ
一言も話しませんでした

ようやく砂場で
山を作りあう ....
正しさの名前で
身支度した
人々が歩く。
それぞれが
それぞれの価値観の
正しさの正装で。

あるいはそれは
ある時代の
正しさの流行服。

あるいはそれは
ある時代の
作ら ....
十七のとき

二十六の女と付き合っていた

対等だと思っていたけれど

そうではなかったはずだ

いま考えると恥ずかしい

アルバイトさきに女を迎えて

よく女の部屋までいっし ....
ずっと歩き続けたら疲れるよ
立ち止まって休憩しても大丈夫

でも、休み続けても疲れるよ
そしたらまた歩き出せば大丈夫

引き返す理由なんてないからね
そう思った僕は当たり前のよ ....
さようなら
君の事は
忘れない

そういって
あなたは
去っていきました

あなたの夢は
必ずかなうから
あきらめないで

あなたらしく
自分らしく
輝いて
歩いていって ....
清掃のアルバイトをしながら
陽射しに当たりすぎると疲れるのはなぜだろうとふと思ったとき
太陽は
すべての生命から養分を吸い取って存在しているのかも知れないと閃いた
光のような触手を俺た ....
街にパレードがやってくる。大好きなパレードがやってくる。誰もいない大通りを人で埋め尽くすために、暗い夜を明るく照らすために、子供たちに忘れられない思い出を刻むために、街にパレードがやってくる。鼓笛隊の .... ぱくぱく金魚は
今日もぱくぱく

限りある水の中で生きるの

水中から見た歪んだ姿
名前は知らない 君は誰?

沈んだ餌はやがてふやける
ゴミになって藻が生えて
僕の生活スペー ....
心に空いた穴を 埋めるように
空を見上げて 唇を突き出した

凍りそうな蒼を垂らして

震えながら 私の唇を掠める

冷たい あなた

酸素を求めて 口を開けば
柔らかに 咥内を舐 ....
あの夏の日の熟女よ

ママの友達よ

透けたブラジャーの色はパープル

狂おしいまでの鮮烈さを残して

どこか遠くへ行ってしまった

さよならも告げずに


あの夏の日の熟女 ....
裸の王様は
今日も見えない服を着て
得意げな顔して歩いてる

こんな小さな国なんか
片手で潰せる程度なのに
何を従え満足してるのか
両隣りのマネキンは
見せかけの服従が得意
したたか ....
背中さすっているうちに
うとうとするような
物語の子供にあこがれて

クリスマスにはシャンパンを
抜く音にこわがってみたかった

あの日落としたすいかは
私の腕に重くて まっぷたつに割 ....
おしまいに向かって
呆けたからだは歩いていた筈だった
私の知っていたおわりはもうとうにすぎて
知らないおわりと
知らないはじまりが
叩きつけるように吹いてくるのを
ひとつもつかまえられない ....
僕の小さな心臓の鼓動は

聞こえなかったから

イヤホンのプラグを差して

僅かに動く鼓動を確認した

綺麗な顔をした長身の

神男と今にも死にそうな

塵男を比べる

僕 ....
ハワイは1年に3cmずつ
日本に近づいてるんだって
と君がいう
うん、いいね
とぼくたちは笑う

9才の君が
どんなに長生きしても
せいぜい3mか、そこら
それでも
いいね、とぼく ....
ぼくらの記憶は愛かも知れない

再会してしまえば

ぼくらの記憶は愛とは呼べなくなる

ぼくらの赦されは

記憶であることが条件なのだ


胸が騒ぐけれど痛いけれど

ぼくら ....
射しこむ陽が壁に{ルビ日向=ひなた}を作り
そっと今を忘れるとき、想うのは
別れ際のプレゼント、忘れられた約束
または、これから出会う誰かのこと
晴れた日は
ひとりでいると少しくるしい

 ....
{引用=


なんでだろうかものすごくかなしくなって
デスクトップをじぃっとみつめているうちに
呼吸するように当たり前だとなみだが零れて
わたしの鼓動がものすごく頭に響く

しっかりと ....
私は止めないよ
壊れるほどに塞ぎ込んだって
あなたを置いて歩んで行くからね

私は止めないよ
どんな使われ方をされたって
全部あなたが選んだんだからね

私は知ってるよ
 ....
透明な水を見ている

結んでは
ほどけてゆく
深い約束を

水の中に沈めて

透明な水を見ている

僕らまで
溶けこんで
しまわないように
騙された方がきっと馬鹿なのだろう

色褪せてゆく写真をいつまでも握り締め
捨てる機会を伺っていた
自発的な行動が出来ないまま
差し伸べられた救いの手にすがり付くも

それは青白く冷たいレ ....
顔色ばっかり伺って生きていたとき
顔色のさえないあいつに出合った
余命半年のあいつは
生きることにあがいていた

生きてたっていいことなんかないと思って
人と視線を合わせずにいた
人の視 ....
                    091215

音は
規範であると思う
感じたわけではないが
そう思う
ここでは
規範を
単に縛りという程度の軽い意味で使っているの ....
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