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年末の大掃除に向かって
クローゼットを開けた

激動の一年を振り返り
ハンガーにかかったままの服を
どんどん投げ捨てる

こんなところにまで
思い出が詰まっていたなんて

いらない ....
幾百かの気泡が
持ち上がっては
何かに憑かれたかのように
海岸へと向かう

保ち続ける理由もなく
小さな音を立てては 
砂の上に影を残し
 わたしの人生は、わたしだけのものだよ、と
 真っ赤なトランクに、詰め込めるだけ、詰め込んだ
 わたし、と、わたし、と、わたし、と
 わたし、と、わたし、と、わたし、と、は
 飛行機に、積み込 ....
じっと目を見て
19歳の青年は言います

おはようございます

挨拶を交わして
仕事につく


あなたは時折わたしを
じっと見ます

だから見ない

吸い込まれてしまう ....
 彼は何度も自分の死を夢想した。
 自殺願望によるものかマゾ的な嗜好かナルシズムによるものか、何なのか。
 臨床によっても解明不可能な病だった。
 本当に死ぬわけではないので、彼は何度も妄想の中 ....
キラキラ朝はミドリ

ツユノマブシサ

シズカナヒカリスイトルように

キノウノニゴリウスメルように

邪をケシテイル優

ヒトマネできない病

トユウ処方箋

ソレゾ ....
どうして
閉じこもれる殻を
わざわざちっちゃくしたり
手放してしまったりして

寒い夜や冷たい夜にも
ひなげしや
パンジーの葉っぱに這っている
数ミリほどのナメクジたち

そんなに ....
真っ暗な道を歩く
家に帰るために歩く
息が白くて
寒くて
視力がだんだんおちてきたせいで
星は見えない


赤いマフラーをつけた
上級生数人が
わたしの横を通り過ぎる
足が細くて ....
温泉に行きたい
ゆすりか温泉じゃないよ
ユリイカ温泉

読むことも
書けないことも詩ストレス
溺詩体になる前に
ばおばぶ風呂に入ろう

湧き出る泉水は
地殻からのサブマリン・メッセ ....
ゴロゴロと
腸ゆする
人も居て

ホーホケキョと
下手な歌声笑われて
来年こそはと
梅の実囓る
味噌漬けが
ケキョケキョと訓練するまに
ネズミの兄貴が逃げ出した
チチチと雀が飛ん ....
自分は間違っちゃいないんだと
そんなことを言うのは難しくて
そういう感覚の儘
腕の傷は消えないな
わたしの肌の下に埋まった青い言葉たちが
解読出来るほどに器用じゃない頭で
恋してる、世界中 ....
平坦な道をとぼとぼ歩いていくことが
いつしか当たり前になっていて
地図にない道を通ろうとすることを
鼻で笑うことが多くなった

冗談を言うつもりはさらさらない
仮にそうであったとしても
 ....
語らない悩み
隠された弱み

語られた虚勢と
隠しきれない興味

『悲しみを知ってる』
ほとんど素面でよくも言ったよ


君はここに何をしにきたの?
私は君に会いにきたのだよ。
今夜の月が黄色なら
綺麗に身支度を整えて
遠くに旅へ
小さな奇跡が
起きますように
ピアノのラの音を頂戴

たくさんの荷物は要らないの
そう
好きな音楽だけでいいかも
思い出なんて ....
今日もこの街はなんにもかわりはしないね
たいくつだね
イチョウがきれいな色をしてる
もう冬だね

くだらないことを考えていても一日はあっというま
くだらないことを考えなくても、あっというま ....
大事なものには形が無い
無いものを確かめようともがく

心はあるか?
心は見えない
心はさわれない
心が無いと思う人はいない

大事なものには形が無い
無いものをほしがって今日も泣く ....
自殺が話題にされると
じぶんの引き出しに
自殺が入り込んで来る

まさかじぶんが
そんなこと
今は有り得ない

この実感が曖昧なことに
しばらくして気づく
自殺よ、忍び寄らないで
 ....
いちごの心臓を食べる
ぐじゅぐじゅするね

いつも足りないのは
心臓より命の方が多いからか
誰かが謝ったりする

いちごってかわいいね
人の頭部みたいで
吊られて風に揺られて

 ....
僕らが今生きてる時代は
何をするにも ゆとり がない。
携帯電話なんか持ってると
出るのが当たり前と言われてるようで手が止まる事もあるし
散歩してる時なんかは手ぶらでいたいと思ったりす ....
嵐が過ぎ去ったばかりの

夜明けの海岸に

僕は僕の相棒の野良犬と連れ立ってやって来た



激しい台風が

思う存分 遠慮なく吹き荒れてくれたおかげで

夜明けの海の薄い水平 ....
歩めば自ずと道がつく

普段こんな喋り方しないもんだから
しっくりこない
間違ってそうで心配になる

幸せは歩いてこない
だから歩いていくんだねっと

でも、
どこに向かって?
 ....
ささやかれた一言は
言挙げされたその内容は
隠されたまま永遠に失われました

秋括る菊理姫は以来
ずっと口を閉ざしたまま

幾恒河砂の
森の木の葉の
とあるひとひらが
水面か土かア ....
今迄のオイラは 
少々の向かい風が吹けば 
へこたれて 

縮んだままになっちまう 
ひ弱な{ルビ御玉杓子=おたまじゃくし}なのであった 

物語の続く台本を、いつも
何処かに投げ捨て ....
うすい長袖の体は震える
氷結晶の霜が震わせる
暖房の効いた部屋に
逃げ込まないで
震えている
すべてに嘘をついていると 
思ってしまうような 
意気地なしの日がある 

そんな日はいっそのこと 
大事な人にも
くるりと背を向けて 

誰にも見つかることのない 
秘密の場所のド ....
今までに君から受けた扱いの数々を
ちょっと時間が空いたから思い出してみることにした

出会いはちょうど10年前
通学途中の電車の中
当時の高校生らしくない
落ち着きつつも既に妖艶な服装、顔 ....
テイブルの下に
ひきっぱなしの布団
みかん転がり落ちてるよ
段ボールから猫

なんもないのはわかってるんだ
ポンコツ話も聞き飽きただろ
こっちもうんざりしてるから
冷蔵庫にはたまご ....
今日は大雨だった

雲っていたから
仕事をズル休みした

人間関係が悪い訳ではない
やる気がない訳でもない

欲しい物がない訳ではない
生活が豊かな訳でもない

自分に対する ....
さようならなど

言えるはずがないのに



For Your Ones Girl



あなたと張り合えるほどの勇気や

あなたと奪い合えるほどの自信を

私は持 ....
漁村の朝は早い
6時にもなると御丁寧に
町の中心に置かれているスピーカーが
朝を知らせるサイレンを叫ぶ

二階の窓から見える風景は
殺風景な野原の向こうに
海が見える
野原と海が半 ....
豊嶋祐匠さんの自由詩おすすめリスト(563)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
クローゼット- 未完自由詩5*09-12-13
気泡- 佐藤伊織自由詩109-12-12
わたしの人生はわたしだけのものだよ- 亜樹自由詩209-12-11
カケヒキ- くゆら自由詩109-12-9
死神- 済谷川蛍自由詩109-12-9
- sya自由詩109-12-6
アイマイミー・マイマイ- 海里自由詩3*09-12-5
中2の冬- 嘘而自由詩509-12-5
ユリイカ温泉- 海里自由詩2*09-12-5
東尋坊- あおば自由詩2*09-12-4
機関銃を抱いて- あぐり自由詩5*09-12-3
あまのじゃく- 中原 那 ...自由詩17+*09-12-3
うらはら- 夕切り自由詩209-12-3
moon- ミツバチ自由詩17*09-12-3
息をしてる- 森未自由詩5*09-12-3
大事なもののかたち- 朧月自由詩609-12-2
自殺- 吉岡ペペ ...自由詩809-12-2
いちご狩り- 昼寝ヒル ...自由詩409-12-1
なんもない- YAMA ...自由詩109-11-30
嵐の後の海岸にて- 楽恵自由詩7*09-11-30
先生さようならミナサンさようなら- よーかん自由詩109-11-28
秋括る菊理姫- 海里自由詩209-11-28
ど根性蛙の詩_- 服部 剛自由詩309-11-27
鳥の孤独- within自由詩5*09-11-26
ほんとうの声- 服部 剛自由詩209-11-25
待ち時間の使い方- 智哉自由詩109-11-23
段ボールから猫- ゆうと自由詩11*09-11-23
17歳でいたい- くゆら自由詩409-11-20
For_Your_Ones_Girl- セルフレ ...自由詩109-11-19
愛を伝えるのに言葉はいらない- ルナ自由詩8*09-11-18

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