すべてのおすすめ
一日に何度も褒めてもらう
視線が絡むたび眩しそうに目を細めてもらう
思わずといった感じで体に触れてもらう
餌を待つひな鳥の切実さで唇を求めてもらう

君のおかげで
私の肌つやはどんどん良く ....
にせウルトラマン


ニセアカシア
にせほたる
似せた裏側には
鬼が出るか蛇が出るか
分からないのが人生
3分間待てないのが餓鬼
ウルトラマンに憧れて
3分前に蓋を開け
麺が ....
{引用=音も無く 少し時雨れた 夕間暮れ


秋桜 ゆらり

 かしいで ゆらり

   涙の雫を 集めます



波間の 初音に 合わせ逢い

天女の羽衣 筋雲と

見 ....
{引用=
自分が自分であることに
儚い戸惑いを隠せないのなら
あなたは泣いていい
存分に泣け
其処には
散々に舞う桜の花弁のように泣く理由が在る

自分が自分であることに
未来を確立 ....
思いも寄らず
潤いすぎれば
うっとうしくも重たくなる時があり
そんな状態では
さっぱりとかわいてみたくもあり
それでいて
方法も知らない
わたしは
煙草に火をつけて
遠い夢を静かに吹 ....
どうしても肌寒い蟋蟀質の摩擦によって
むしろ冷却されるわたしたちは概ね
低温のまま一生を終える腹部だ


脆い部分からアルコール消毒されてゆき
ついには殺虫されてしいんとす ....
雪融けのせせらぎが
草木に沁み込む速さで伝わる春

ひらいた花のはなびらが
舞い散る中で見た空の
青さを呼吸するような夏を過ぎ

虫の声に名残匂わす
涼しさにはほんのりと憂いの秋が
 ....
空いている電車に乗り 席に座る
駅に停まり 駅を通過し
また駅を通過し 駅に停まり
車内は次第に混んでくるが
他の席はどんどん埋まってゆくが
私の隣はいつまでも空いたまま
誰も座ろうとはし ....
かちにげはずるい

9月は考え込んだ
8月のやつったら
いい思い出だけ残して
いっちまった

かき氷
カラコロ、下駄
「髪型、かわいいね」って言ってた
あの人・・・
カエルの鳴き ....
目の前に 分かれ道・・・


   どちらへ






答えが見つからないまま

さて、 もう一度   覚え直しの
 



    い ろ は に ほ へ と
 ....
 今日という日が過ぎていく。

 あなたの母は88歳
 わたしの父は84歳。
 10年後までのどこかの日で
 あなたは母を失い
 わたしは父を失うだろう

 それは人という命(いの ....
人の嘘で
鳥は空を飛ぶ
鳥の嘘で
ドアは人を
閉じ込める
ドアの中で
人は鳥を
飛ばし続ける

+

いつも
三人なのに
いつも
八等分
してしまう

+

 ....
響いた翼はためかせて
風の声へ飛び続ける

閉ざされた約束の傷
脈打つ光へさらして
こえられない私をみつめる
罪色の翼に歌う

{ルビ現在=いま} 解き放つ時
押しつぶされそうな空へ ....
どうしたものかね
そういいながら考える

意欲的な思考
刺激的な運動
会則を決める快感
高鉄棒の上で
逆上がりする満足

すべてが
どうしたものかね、から
始まって
登り急 ....
これから、お出かけ

終りに出来ないの
生きることは
終りに出来ないの
私が言った
命を授かった時からとは言わない

失ってから知った
いかること
かなしむこと
よろこび
わら ....
罪色の花が薫ります。

あやまらなくては
いけないことがあるのですが、
これは秘密。

わたしは、わたし
これ以上これ以下でもない事実
ああ絶望を失った
その時から過ちは秘密となり果 ....
宣告を受けた日
私たちは意外なほど冷静だった
それはおそらく
屈強な父の姿には癌という病名が
あまりにも似つかわしくなかったからで

父はいつもの如く寡黙だったし
私 ....
ビジネスホテルの白い天井に映される
窓枠の形は青白く
夜の闇にある光源を証明します


いつしか街で一番高いビルの
冷たく四角い丘の上で
僕も証明されたいと立ち尽くすのです


月 ....
ガラン ゴロン
缶入りドロップをふると
そんな音がする


家を飛び出したはずの僕が
すっかりぼろぼろの身体になって
そんなふうにまた転がり込んできたとき
せっかく作ってくれた料理を
 ....
もう一度、始まるのです
そう言って眠り落ちる人
危なくはないですか
休みたくは、ないですか
瞼の裏側の静かな暗闇で
一人で旅に出るそうです
朝までには戻るから、と
その人は


積 ....
空の際を白くフリンジしている
入道雲はあぐらをかいて居直っていた

緑はいつの間にか黄色のまだら模様で
青の侵入を緩やかに許している

落ち葉の中カマキリはちゃっかり枯れ葉色
こ ....
ドビュッシーを聴く
なんとなくの気分で
なんとなくの夜
泳いでいると ちくり
ふいに

音楽が死んだらきっとかなしい
なんておもってしまって 私

父が
美意識の問題だね
といっ ....
あの日も汗を見ていたのは

水色のユニフォームと白い靴
時の詰まったタイムカードに
行儀よく刻まれた青紫色の印字


晴れた夏にタオルを投げ捨て
雪の日も半袖は変わらず
(腰に装備し ....
竹の林の向こうから
銀の鈴の音 
リン シャラリン


夜露は
月の輪郭を
ゆるりとその身に吸い込んだ



川霧晴れて すすきが並ぶ



トン カラリン
{ルビ独楽 ....
29歳の僕と53歳の N さんが
向き合うテーブルの上に離れて置かれた
2つのコップ

減り具合もそれぞれに
薄い道の途中で{ルビ佇=たたず}むように
遠い未来の方から
おぼろにやって来 ....
砂時計が流すことのない一粒の砂
悲しみを知るか

桜を手折る時、残された枝の揺らぎ
寂しさを知るか

発電と称して進むことのないプロペラの空回り
孤独を知るか

鍛えられていく鉄塊の ....
光と水と二酸化炭素から
酸素と糖をつくりだす

ずっと前に教わった

植物は
自分が呼吸するための酸素と
成長するためのエネルギーを
自分でつくることができる

僕にもできるかな
 ....
意識されない曲線の内側で
永久機関の少女性が調弾する。

その輪郭は振動し
奥深く鳴りつつ最果ての嘘を静める。

お先に失礼
直線的で清音の科白が膨張する空のもと
つきぬける(或いは私 ....
もし僕がDJだったら
もっとカオルのことを愛せたのに

整理していた父の荷物の中に
見慣れた筆跡で
そう書かれた紙切れを見つけた

母は屈み込んで
机の下にある二箱目のダンボー ....
平和を退屈とよび
退屈だから死にたくなり
死ぬかわりにとりあえず眠って
眠っていたら夢をみたので
夢のつづきを現実にみたくて
現実のなかで夢という言葉をひらがなでつぶやいた

ゆめ

 ....
tonpekepさんの自由詩おすすめリスト(1074)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
君にもらう- スプート ...自由詩2*05-10-4
にせウルトラマン(共作?)- あおば自由詩3*05-10-3
御伽噺- しらいし ...自由詩12*05-10-3
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蟋蟀の骨- A道化自由詩1205-10-3
リレーする季節- ベンジャ ...自由詩11*05-10-3
私の隣に幽霊が座っていた- 岡部淳太 ...自由詩17*05-10-3
かちにげ- ふるる自由詩9*05-10-2
無心にもどって- しらいし ...自由詩8*05-10-2
秋と人生- あるふぁ自由詩105-10-2
小詩集「書置き」(十一〜二十)- たもつ自由詩37*05-10-2
限界飛翔- こしごえ自由詩9*05-10-2
時間体- あおば自由詩1*05-10-2
約束の空- こしごえ自由詩9*05-10-1
過失- こしごえ自由詩11*05-10-1
宣告- 落合朱美自由詩20*05-10-1
あなたの夜空に流れたい- たりぽん ...自由詩11*05-10-1
缶入りドロップ- ベンジャ ...自由詩8*05-10-1
午前一時の人- 霜天自由詩1305-10-1
*混迷*- かおる自由詩3*05-9-30
父の美意識- 簑田伶子自由詩14*05-9-30
そうして明日を選んだ- 銀猫自由詩12*05-9-30
百鬼夜行- 千波 一 ...自由詩15*05-9-30
2つのコップ- 服部 剛自由詩9*05-9-30
片糸でんわ- たりぽん ...自由詩11*05-9-29
夜書いた詩も光合成をしている- ベンジャ ...自由詩6*05-9-29
説話- こしごえ自由詩8*05-9-29
姿勢- たもつ自由詩1005-9-29
- 簑田伶子自由詩10*05-9-29

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