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「太陽は暴力だ。
冷房の効き過ぎた教室で
あたしはカーディガンの袖を食みながら
前方伸身2回宙半ひねり
を、決めた燕の
誇らしげな嘴を 遠く眺めていた
あの、三つ子の巣立ちは
母の墜 ....
豚の目を{ルビ解=バラ}した
肉付きの眼球が二十個 並んで此方をみている
父にもらった手術用の手袋を嵌めて 一つ 掌に置く
冷たかった
どこまでも 質感は在った
メスによく似た鋏を ....
{引用=
自分が自分であることに
儚い戸惑いを隠せないのなら
あなたは泣いていい
存分に泣け
其処には
散々に舞う桜の花弁のように泣く理由が在る
自分が自分であることに
未来を確立 ....
倒れて佇む静かな兵士
鼓動も呼吸も途切れたままで
過酷な大地の腐敗は進む
スレンダーボディが自慢だった若い兵士は
その面影を微塵も残さなかった
生きていた証さえ残せなかった
彼と一緒に ....
他人を批判して
自己を正当化することは
とても容易い
ところが
詩を描き始め
自分を少し管理できるようになると
正当化どころか憂鬱になる
他人を批判することは
とても難解だ
....
絵は語りかけてくるのだ
院展に飾られた数十の世界に
僕は招かれ
彼等を渡り歩いた
ある明け方に
青い国は一筋の紅い光を浴び
鵜飼いの男は焚火を消した
ある朝に
インドの女が ....
tonpekepさんの士狼(銀)さんおすすめリスト
(6)
タイトル
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日付
後るれば、月で逢ふ約を違はず、
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士狼(銀)
自由詩
12*
06-7-27
解した眼球に湊でるピアニシモ
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士狼(銀)
自由詩
7*
05-10-23
自分が自分であることに
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士狼(銀)
自由詩
14*
05-10-3
僕はガリポリを知らなかった
-
士狼(銀)
自由詩
6*
05-9-27
no-title
-
士狼(銀)
自由詩
9*
05-9-17
次元の狭間で
-
士狼(銀)
自由詩
6*
05-9-11
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