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母をおくる と
おそらく
わたしの半分が終わる

半分が終わる と
わたしには
守るものがたくさんあって

後戻り
できないことも
また
たくさんあるのを知って

さみしさの ....
夜、下町の小さなアパートで
卓上電灯の明かりを頼りに母と子は
おもちゃのロボットにシールを貼る
内職をする

一つ貼り終わるたび、子は
十銭、二十銭と数えながら
一円になるたびに正の字を ....
消えていく記憶の
映像はやがて
色あせた
一枚の写真になって
避けられない風に
彩りをながしてしまうの


くるくると
回る
地球儀の おと


重ねた手のひらの微熱 ....
メンズポッキーって何だ!
メンズポッキーって何なんだ!
じゃあ普通のポッキーはレディースだってことか!
普通のポッキーを男は買っちゃいけないのか!
メンズポッキーを女は買っちゃいけないのか!
 ....
降り立つ場所を求めるように
あなたは漂っている

薄い羽は
強く吹かれれば千切れそうなほどで
少しの風でも
自分の思うようには進めないふうで
でも
そんな目には見えないような空気から
 ....
(嫌になっちまうぜ…)


俺が生まれたホシの現状 いつも何処かで必ず戦争
遠い過去の延長線上 気にも止めない奴等の心情
外にも出られん腰抜け野郎 覚悟も無いのよド低能
表に出てみて初めて ....
それが何だろうとは考えなかった
例えば自分の乗っている飛行機が墜落するとき
墜落という現象について考えないのと同じように

*****

そこに行こうとしたのではなく
他にどこへ行けばい ....

震えるペン先に
無限の愛を 付きつけて


紙が破けた

あ〜ぁ
今日も書けないや。
風に舞い散るはなの
向こうに
海が見える
 
(ゆらぎ、
 湛え
 しめやかに
 能を舞う
 海
 謡い
 舞う
  ころも
 舞う
  いのち)  ....
いつだって、
手の届かないものを欲しがる、悪い癖。

あの光に過去を思い出そうとしても、
それは凡て幻です。


夏になれば、
夏になれば、
夏になれば、

夏に、ねえ、
 ....
そして穏やかに日は暮れる

夕方の公園には
足跡だけが残されている

子供たちや
その親の
杖をついた跡もあるから
お年寄りもいたのだろう

桜の枝が手をのばすベンチの下で
そん ....
凍てつく
廃墟の、
瓦礫の、
マンモスの、
その下の

眠っている
都市の
永久凍土の
遥か下方

煮え滾る、マグマが
確かに
、在る

、という
観測の
凍結
 ....
ムース配布中
駅前でムース配布中
キャンペーンガール駅前でムース配布中
ムースのキャンペーンガール駅前でムース配布中
新製品ムースのキャンペーンガール駅前でムース配布中

キャンペーンガー ....
耳の奥でずっと鳴り響いている低い音に
3度上のハーモニーをハミングで奏でてみた
上空を飛び去っていくジェット機の爆音は5度上
あいつがここにいたらきっとあたりまえのように
いかしたメロディを口 ....
午前三時、まぶしい日テレ
閉じた強がり、開き直り。囲繞。全然何も開かない感じ
死んだ貝みたいにメッセージがない。
待望される、着信
悪魔の燃料を蓄えているつもり。
全て100か0で割り切 ....
真っ白なミルク
コンビニで買ったよ
息きらして走って帰って
今すぐにでも押し倒したいな
真っ白なシーツ
ミルクぶちまけて
パーティーのはじまりさ
約束のすべてに
火を放って
いま

ゼロに向かって
光の速さで遡っていく
裏切り者を乗せた
クリーム色の機械が
淫らな静謐の中
波ひとつ立てず
貫くように音もなく
飛ぶ

や ....
「いただきM」
なにさアンタいただきますくらいちゃんといえないのかい
、とアニータは言う
日本人なのにアニータと名づけるような出鱈目な親が、23年前からいたということだ。この土地には。
「おい ....
{引用=
冷え切った
ガラス越し

君は・・・・・
雨を眺めている

・・・・・・・・・

冷め切った
君の瞳越し

ぼくは・・・・
少女を見ている

・・・・・・・・・ ....
春です!
お花見です!
盛り上がっています!
無駄に盛り上がっています!
小汚いサラリーマンも
無駄に盛り上がっています!
このエネルギーがあれば
恵まれない子供たちが
一体何人救える ....
殺してやる
と言いながら君を抱きしめていた
と言うような事を思い出すなぁ
と口から吐いた煙が言った気がした
ある火曜日の 夕暮れ
灰色の 夕暮れだった




           ....
雨が降っているので
マグカップを左手に持って
泳ぐように家を出た

なにしろ左手は
マグカップを持っているのだから
なかなか上手く泳げない
気を抜くと溺れそうだ

駅に着いても安心し ....
真っ黒な宇宙に
雨が降る
上も下もない
無限の空間に
音もなく
雨が降る
銀色の糸のように
眩く輝きながら
真空に満ちてゆく
永劫の雨
久遠の雨
ラベルを剥がしたビデオテープ
広げたままのけばけばしくて薄っぺらな雑誌
勘定書や生ゴミ 積ん読の本の山
段ボールの箱からこぼれた新聞紙

その陰から
ひょっこりと覗いている
 ....
まよえるこひつじも
まよえるたましいも
まよえるさらりーまんも
まよえるしょうがくせいも
まよえるおくさんも
まよえるかえるも
まよえるさつじんきも
まよえるつばめも
まよえるしゃちょ ....
なんだ
つまんないところ

でっかい黒いビーダマが1個あるだけじゃん

目に入れてもいたくないっつったから
じゃあおじゃましますって言って
ずにゅずにゅずにゅって入ってあげたのに

 ....
ピーマンなんかより
茄子なんかより
残したら厄介なものは、パンの耳

なんでも聞いてしまうから

キスの音とか、その他諸々

揚げて砂糖をまぶすなんて{ルビ以ての外=もってのほか}
 ....
水鉄砲でピューピューと首のあたりに当ててからかって
でもだんだんムカついて来たからコップの水をバシャッとかけてやりたくなってきた
やっぱりバケツの水を遠くから助走を付けて浴びせかけてやりたい
そ ....
 ハンバーガーセットを注文すると
 工場のベルトコンベアに乗せられ
 出荷される電子レンジみたいな気分になった。
 ハンバーガーが出来上がるまで三分かかると
 店員の女 ....
初めて会ったとき
アンタすごくドビンチョーレだった
あんなにドビンチョーレなのって
それまで見たことなかった
あんまりにもドビンチョーレで
壊れちゃうかもって思った
イッちゃうかもって思っ ....
蜜さんの自由詩おすすめリスト(560)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
母をおくる- umineko自由詩31*05-4-19
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_- hayasakaakir ...自由詩905-4-14
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NewtonCalling- 虹村 凌自由詩1*05-4-13
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かえりなよ- 大覚アキ ...自由詩605-4-12
- くしゃみ自由詩2*05-4-11
パンの耳- くしゃみ自由詩3*05-4-11
水かけ論- マスイジ ...自由詩6*05-4-11
平衡- カンチェ ...自由詩1205-4-11
ドビンチョーレ- 大覚アキ ...自由詩4*05-4-11

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