真夜中
ベランダに出て
こっそり小さな松の焚き火を作った

哀しいのか
ほっとしたのか分からない

いっそ雨が降ったら良かったのに

  ひとり歩いて行く細い小路
  遠くに雲を戴 ....
やっとのことで傍まで来た
ああ熱情
   文字すら吐息まじり

すぐに結露して
景色を曇らせる
一瞬見えた地吹雪の荒野

温度差はどれほどか
そのまなざし
大きなはめ殺しの窓

 ....
  「詩」 

うたが生まれる

まだ何の手垢もついていない
まっさらなうたが

まだ逃げる気ですか
鬼ごっこをするとは言ってませんよ?
それに何で私が“鬼”なのですか
そりゃ“鬼 ....
 
みぽりんが死んだ日に
アダモちゃんが死んだ
初恋は浮力で去ってゆき
今では老骨に鞭打ち
何処かで働いている と

みぽりんが死んだ日に
アダモちゃんが死んだ
悪趣味の元2チャ ....
私はようやく卵から還ろうとしているおたまじゃくしです
どうか宜しくお願い申し上げます。

どうにもこうにも人類を見捨てられないのです。
人口80億
狭い地球
このままでは全ては生き延びられ ....
言葉にするより先に
溢れ出した涙の結晶が
窓ガラスを引っ掻いた
言葉のガラクタに埋もれ
声も出なかった
窓ガラスの向こうが歪む
頭の中に霧が立ち込め
白い世界に置き去り
色彩を失って
 ....
答えは最初から分かっていた

あなたのことなど全く考えてないのに
身体が燃えて血が駆け巡り
淫らに濡れて溢れてくる

なぜ?なぜ?いったい何で?

女の匂いを放ちながら
新鮮さに驚く ....
術後には院内食バツ好物を夢中で食べた内緒のはなし ・氷を噛み砕く癖  オマエを頭からバリバリ喰ってやる

・臭い屁を連発する  お腹の中で、不平不満、愚痴、鬱憤、憎悪など、マイナス感情が溜まって発酵している

・咳ばかり出る  言わせないとす ....
{引用=
いつからか、おなじ風景をみていて その光景が、なにか いつもと違っているような、そんなふうに想えるような どうしてか、陽射しの注ぐ よく晴れた日のこと
 ひとの話し声や、遠くのひとかげや ....
書いてみると、ずいぶん重いことばのように思います

お互いがお互いのことを想うとき、こころ安らかな無条件の信頼があるかどうか

正直、言語化はとても難しい。

たぶん、もっと単純で、シンプ ....
水炊きにあすはビーフン東京の水はおいしい目はうつろでも 少し早い気もいたしますが、
ゆっくり行きたいと思います。

青い指環のあなたへ
今日は朝、プラットホームでお会いしましたね?
背中が呼んでおりましたが、今日はクリニックの通院日で急いでおりま ....
白いテーブルに散らばった、
古い痛みと哀しみが
碧色のガラスの欠片とともにある
陽の当たる部屋から外を覗く

破れた写真をページに挿んで
永く閉じている本の背表紙に触れる
想い出は、夢の ....
 世界は、ただ一枚の絵だけ残して滅んだという。いったい、だれの描いた、どの絵として残ったのであろうか? あるいは、世界自身が、世界というもの、それ自体が、ただ一枚の絵になってしまったとでもいうので .... 松本さんは
おはよう。こんにちは。こんばんは。
精一杯振り絞るように挨拶をする
今までそれも無かったと看護師は言った
回廊でぼくの袖を引っ張り
彼は時計を差し出し
何かを聞きたいらしかった ....
拝啓 必殺仕事人さまたちへ

天誅を下していただきたい正真正銘の真っ黒な奴がおります。
たぶん、現フォとは関わってない奴です。
(私の記憶によれば、奴は詩を書いてない)
奴は女を手当たり次第 ....
空の青がとても悲しくて
黄色い銀杏の葉が飛ぶ時を待っている
中庭に降り注ぐ陽射しは眩しくて
{ルビ眼=まなこ}を閉じて五体を開き暖をとる
ときおり吹く風は透明な北の便りを運んできた

午後 ....
本流が埋められてから幾年か歴史から消えそれでも残り
詩人らが過去の栄光誇るなら1度を除き新たな芽なき
君の名を忘れることは生きるため互い理解し枝はわかれて
分岐点マイルストーンに名前なき伝え ....
 金の星の光 滴り落ち
 ひとしずく ひとしずく 

名も無き人に うた歌い

 響かせ 刻み付ける 自らを
 金の光の涙充ちて溢れ出し

寄り添い馴染ませながら突き放し

 一雫 ....
 冬の石畳みの
 陽だまりを愛しながら
 時計の針で刻めない
 とおい未来から届く昨日を
 思い起こしてみる

 追いもしない記憶に追われもせず
 そこに立ち止まって
 年齢を重ねる自 ....
パーティーパーティー
ホッピングキャンディ
くるくるキャンディ
猿踊りでも踊りまくるさ
鐘が鳴る鐘がなる鐘がなる鐘が鳴る鐘が鳴る
無視無視無視無視
突き抜けると空になる
楽しいことを忘れ ....
魔は
内なる自分自身に巣くってをりました

生まれる前から
ずっといたのだと
居心地の良い身体だと
嗤ってをりました

私は全身全霊で
強く強く祈りましたが
をらなくなったようには ....
つまんない大人になったねって
こうしてつまんないって思いながら
何のための美味しい食事か
分かんないよね
私、私と
楽しく遊んだ日を作って
充実してるって言い訳
誰に対してか
楽しい、 ....
愛とは、最強の呪いであり、
愛とは、最強の祝福であり祈りです

明日は、当たり前にくるのではありません。
目が覚めて、生きていること自体が奇跡なのだと
毎日が来るのは
決して当たり前ではな ....
このログを読んでくれた方々が詩に対して何処かで、より「関心と理解を深め」て
いただけることを期待して、以下、載せておきます わ 、、、ー、、ー、、わん

この問題をテレビやネットで知った ....
それは
不思議でも
魔術でも
奇跡でも
神の行いでもなく
ただ
風の音を聞くこと

それは
遠い昔に忘れた
すべての記憶を
思い起こし
子供のように
年老いること

それ ....
男は女について理解出来ない。そして女は男を理解したいとあまり思わない。
だけど、お互い気にはなる。
それは男が穴を求め、女がでっぱりを求める生き物だからじゃないかしら?

女は、欠落について考 ....
 赤い葉が 二、三枚
 枝に残っている

 ここに
 光が建っている
 秋 水辺にいるみたいに
 薄く 目を開けて
 飛沫を 頬に浴びて
目隠しされて
誘われるまま階段を上る
目隠しを解かれると
大きなキノコの上に
大きな芋虫がいて言う
キノコのこちら側とそちら側
どちらを食べても
もう子供には戻れない
知ってしまったこ ....
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