自由には責任が付き纏うから、責任なき不自由がいいと言った人がいる。
俺は違う。自由は欲しいんだけど、自分のやることが正しいかどうかわからないから、それを行う前に良きアドバイザーが欲しい。
求めてい ....
ちょっといいですか。
あなたは神を信じますか。
牛の声で返事をした。
たしかに、神はいらっしゃいます。
立派に役割を果たしておられます。
ふざけてるんじゃない。
ぼくは大真面目だ。
友だ ....
灰白に濡れ光り筋立つ
幾つもの鍾乳石に這いつくばり
辿り進んでいるうち何時しか女が道連れに
ニコッともせず先をいく女の
その剥き出しの背骨の
やはり筋立ち浮き動くを見入る内に
脊椎の筋 ....
自分だけが似合っていると思っていると思われていても気にしないけどブラックイズビューティフルを普段着で普通に着ている私なんかではそろそろ誰かが自称詩人は凄いブランドを立ち上げても着こなせるのかな
ai ....
私の言ってきたことは、過去の人たちが既に言ってきたこと
私のやってきたこと。考えてきたことは、過去の人たちが既に考えてきたこと
星と星。点を線で繋ぎ合わせ、不思議な星座を無数に作る
星と星の数だ ....
底浅の透き通った水の流れが
昨日の雨で嵩を増して随分と濁っていた
川端に立ってバスを待ちながら
ぼくは水面に映った岸辺の草を見ていた
それはゆらゆらと揺れながら
黄土色の画布に黒く染みていた ....
えー、先ずはこの弔辞の場に置きまして、改めて長男の葬儀に出席頂きました皆さんに家族の一員の一人としてお礼を申し上げたいと思います。
弔辞の席において、本人へのメッセージを関係者として読み上げると言う ....
陽の光がさみしい それは
常緑樹の隙から洩れ来る
ひとつの悲しい思い出
私は一人
誰といても一人
木を眺めても
火を焚いても
風音に紛らわせ叫んでも
私は一人
そして
そう ....
夏
白い夏
思い出の夏
反射光
コンクリート
クラブ
ボックス
きみは バレーボール部だった
きみは輝いて
目にまぶしかった
並んで
腰かけた ぼく
ぼくは 柔道部だった
ぼ ....
なにをつくっているの?
なみをつくっているよ
それはたいそうむつかしそうだね
そうでもないさ
るるるは上にいく
りりりは下にいる
ただそれだけだよ
1. ネット詩人は金にならない詩歌の読み書きに時間をかけすぎていて殆ど病気だ
2. 一つぐらい持病があったほうがかえって健康に気をつけて、長生きできる(一病息災)
3. 日本人は一千年続い ....
くらやみ 霧のような きもちを閉じて
結露のような まよい 触らないで 消えるまで
雪色のブランケットを どうぞ
こんや さまようわたし ささやく繭の変化 気づくことなく
朝日色の花び ....
横尾忠則 細野晴臣 ビートたけし 渋谷陽一
ブライアンウイルソン ピートタウンジェント ジョニミッチェル ボブディラン
ありがとう ありがとう ありがとう 20世紀
ありがとう ありがとう ....
ふるい夢をみた
ふゆの朝
たまごが2個の目玉焼きは
血が混じったために
スクランブルエッグになった
またつくればいいさとあなたはいう
ギンガムチェックのテーブルクロスに
あた ....
公を志す人間に、友達は要らない
公を志す人間に、仲間は要らない
公を志す人間に、恋人も要らない
公を志す人間に、支持者も要らない
公を志す人間には、良心がある
公を志す人間には、公徳心が ....
今日もしんと快晴なり 、
深々と到来するこの夜明けに
あちこちでボール投げ合う
あの子らの声 木霊して
置き忘れてきた時の狭間
宏大な奥行き只々広がり
既定の時の流れ凍結さ ....
月も冷笑してしまう
走り続ける独創的な
コキュトスへの思考
孤高なけもののように
おのれのしをさとり
文字に置き換えていく
どくりつした文字は
文字なのに君がしんだら
誰 ....
詩によって花瓶は儀式となる。
(キム・スタンリー・ロビンスン『荒れた岸辺』下・第三部・18、大西 憲訳)
優れた比喩は比喩であることをやめ、
(シオドア・スタージョン『きみの血を』山本 ....
あるきはじめてから
やっと息をすることを
感じたものだから
四つん這いにすすむことが
やっとで
匍匐前進した先で
どんなに頭を上げても
見えないものは見えないだろうなって
息が上がって ....
真の詩表現 、
表す人の深き生き様
如実に浮き出す
この事の自覚無き人の
詩表現 、先ず
只の私性次元の感情思惑の垂れ流し
(幾ら美文調で綴る技術担い持ちても)
即ち ....
松本さんが転室してきた
彼は対人恐怖症と潔癖症で他人とは話せないのだ
今朝散歩に行きませんか? と誘ったら
ダウンジャケットを着込み
無言で頷きにっこり笑顔で眼を見開いた
病院近くの土手を歩 ....
鉢植えの
ポインセチアに
夢を見る
物憂い日々に
色褪せつつも
年の暮れ
街に溢れる
煌めきは
路地裏の陰の
迷い子に届かず
不 ....
波音を聞いて、
(ヘンリー・ミラー『暗い春』夜の世界へ・・・・・・、吉田健一訳)
足下を振り返った。
(マーク・ヘルプリン『シュロイダーシュピッツェ』斎藤英治訳)
僕が見たもの ....
誰かにとって、うざい人間になろう
悪口を言われる人間に、なろう
そして、それを跳ね除けるぐらいの笑顔と喜びでいっぱいの毎日を送ろう
それを生み出す心の中に生まれるアイデアでいっぱいの自分でいよう ....
どうしても
学校に行きたくない朝
何が不満ってわけでもないのに
なんだろう
うまく言葉にできなくて
ぼんやりと
朝靄の中にいるみたい
....
暮れへ向け滑走していく
時を担いながら
この冬日の澄んで
青み濃く天空を染め抜き
吹き抜ける寒風に花々絶え
見知らぬ子らのボール投げし
高々と時空を揺らす
声上げ溌剌と言の葉散ら ....
冬枯れの
野に小雨降る
牛たちは思いおもいに
草をはんだり
寝ころんだり
長いまつげに
露がつく
草千里は今日もおだやか
おだやかです。
冬は枯れ
牛たちのつゆ
はる ....
おまえの幸福はここにあるのだろうか、
(リルケ『レース』Ⅰ、高安国世訳)
単純な答えなどない。
(アルフレッド・ベスター『虎よ、虎よ!』第二部・14、中田耕治訳)
人間はいったい何を確 ....
ある朝オギャーと生まれた赤ん坊は、おっぱいに抱きつきまちた。
「あー、これはおいちい。これは僕を苦しみから救ってくれるものた」
そう思った赤ん坊は何度もそのおっぱいをスイスイしました。
「坊や、 ....
荼毘に付した喜怒哀楽を
洋上に撒いた
暗い海底に沈んで
もう浮上することはないと思えた
ところが絶えず波はあり
岸辺に打ち上げる
誰かが拾う石や貝やシーグラス
そこから滲む喜怒哀楽が
....
室町 礼さんのおすすめリスト
(333)
タイトル
投稿者
カテゴリ
Point
日付
俺は本音では自分のやることなすことについて良き編集者が欲しい
-
鏡文志
散文(批評 ...
4*
24-12-29
みんな、きみのことが好きだった。
-
田中宏輔
自由詩
13*
24-12-27
女顔と夢観の座椅子
-
ひだかた ...
自由詩
4
24-12-25
ブラックイズビューティフル
-
足立らど ...
自由詩
6*
24-12-25
星
-
鏡文志
自由詩
4*
24-12-24
高野川
-
田中宏輔
自由詩
20*
24-12-24
弔辞台本原稿_長男へ
-
鏡文志
散文(批評 ...
4*
24-12-23
陽の光
-
Giovanni
自由詩
11*
24-12-23
夏の思い出。
-
田中宏輔
自由詩
17+*
24-12-22
それだけのはなし
-
wc
自由詩
15*
24-12-20
最近のお子さまが考えていそうな、「日本ゾンビ大国仮説」を考え ...
-
足立らど ...
散文(批評 ...
5*
24-12-18
GN
-
唐草フウ
自由詩
7*
24-12-18
2025年問題人名リスト〜ありがとうニッポン〜
-
鏡文志
自由詩
4*
24-12-17
絶叫
-
平井容子
自由詩
18
24-12-16
公を志す
-
鏡文志
自由詩
4*
24-12-15
こんな日あんな日、またこんな日
-
ひだかた ...
自由詩
5*
24-12-15
メタ認知
-
足立らど ...
自由詩
8*
24-12-15
THE_GATES_OF_DELIRIUM。
-
田中宏輔
自由詩
13*
24-12-15
だからなに?
-
wc
散文(批評 ...
6*
24-12-14
詩想、人格としての詩表現
-
ひだかた ...
自由詩
6
24-12-14
【病棟日誌】_散歩道
-
レタス
自由詩
7*
24-12-14
12月
-
ヒロセマ ...
短歌
6*
24-12-14
Corpus_/_Grain_Side_Version。
-
田中宏輔
自由詩
15*
24-12-14
うざい男の詩
-
鏡文志
自由詩
3*
24-12-13
朝靄とホットミルク
-
おやすみ
自由詩
4
24-12-13
熱光_、冬の公園にて
-
ひだかた ...
自由詩
6
24-12-12
つれづれ
-
wc
自由詩
10*
24-12-12
THE_GATES_OF_DELIRIUM。
-
田中宏輔
自由詩
11*
24-12-11
羊たちの叫び
-
鏡文志
自由詩
3*
24-12-11
感情
-
海
自由詩
7
24-12-10
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
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12