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地面で眠る古い足
死なない兵隊に花束を

積み上げる双葉の
匂いに酔っている

花束がどうしても見つからず
ガソリンに指を浸している

うるせえ、亡霊
うるせえ、亡霊
うるせ ....
君がやりたいこと、君が一生懸命になってる間。
「なんて小さいこと考えて」って思ってるでしょ、あたしのこと。
ごめん本当は君のそんなことあたしだってどうだっていいの。
でも君のこと好きなの。

 ....
郵便受けの側に男が立っていた
誰なのか聞くと
まぼろしです、と言う

最近のまぼろしは良く出来たもんだ
そう感心しながら
差し出された朝刊の尋ね人欄を見る

今日も僕は
行方知れずら ....
悪い事はしないように
生きて来たことを担保に
善い事を求めていた

見返りを期待した善意が
実は悪い事だなんて
だから善人は運が悪いのか

だったら悪い事して生きて
善い事を求めない ....
神は言った。
「オマイ達に未来などない。」と。

では、神は死んだ。も同じ事じゃね?

季節外れの西の果ては、それでも虫けらにもパンと葡萄酒が与えられる。
 定辺かける高さ割る2の世界で

 直角三角形90度の硬さ

 二等辺三角形底辺の落ち着き

 正三角形平等に

 それぞれの世界の中で

 感じることを大切に
缶ジュースの
プルトップを
引いたら
覗きたい明日が
あるということ

光と闇に
折り目を付けるまで

緩くなった
ジンジャーエールが
騒ぎ方を
忘れていくけれど

逆さま ....
          effacé une fois,
          et posté encore

マイニチマイニチ

コウジョウハ

セイサンシマス

サギョウインサンガ ....
診療明細票から注射薬の名前を調べ
症状をグーグル検索して
今日のお医者さんの処置はあってる
と思った
視線が崩れる前の一瞬に
全てが分かるのです

空白の時を経て
前触れのない再会

触れる視線
数秒の差で
崩れ漂う

この一瞬に
私は恋をしていたのです

懐かしい人ではなく ....
パリの妖精
第19話/最終回「花市場の妖精」


今日はフランスの母の日
シテ島の花市場には
子供たちが並ぶ

花のような
たくさんの笑顔で
お店のおばさんも
花のような笑顔
 ....
君が好き
の、
なかに
キスしたい
とか
いやらしいこと
もっといやらしいこと
それ以上にいやらしいことをしたいっていう
エッチな気持ちが入っているかどうか? 
正直に答えると、
 ....
それは異常気象の極み

前兆は何もなく
学者も気象予報士も誰も予想出来なかった

それは異常気象の極みだった
そうとしか説明がつかない

それまで蒼くすみきっていた
九月の空から
 ....
通り過ぎていく物売りの声が
私を非難したのかと
過敏になる窓の隙間から
秋風がするりと
いかにもなれた振る舞いでカーテンを揺らし入り込む

今直面している重大な問題を
言い当てられた気 ....
遠い国の少年の歌声が柵を乗り越えて
仔馬がいなくなった落日に秋が来た

枯れ葉が地を水面をうちながら
次第に翳る空の気まぐれに高原で
樹々に寄りそう祖霊たちが笑っている

やがて色褪せて ....
わたしは(^^)である。

好きで笑っている訳ではない。こういう顔なんだ。なにせ汎用性が高い。
円滑なコミュニケーションを取るために丁度良い顔なんだ。
時たま(^-^)や(^_^)のように口元 ....
くだもの畑に産まれて大きくなった
訳じゃないの

ヒトに産まれて女に育った
あたし

中学校では
天然なのに縮れた髪が
校則に違反していると何度も注意された
髪色が黒くないからって
 ....
学生時代に言われた
上れば天国、下れば地獄

就職して言われた
上っても地獄、下っても地獄
何もしないでいられること
それが天国、いい身分
人の息と
息の間で
僕は
息をした

僕の息と
人の息の間で
君は息をした

僕の息と
君の息の間に
朝はあった
毎朝
朝があった

生きていれば良いこともあるさ ....
可愛くなることで生き延びた君が、いつか、
醜く泣けますように。
可愛さ以外も、愛されますように。
目隠しをしたまま
食卓を囲んでいよう
これまでもそうだったんだ
これからは自覚して見ないでいる

冷たいものは一つあって
そうじゃないのが一つ
しょっぱいのが少し
全くの液体が一杯 ....
怖い未来は猫と一緒に縁側でのんびり昼寝していて
少年はその横でずっと小さく体育座りしている
最後にふったサイコロの目はふりだしに戻るだったから

立場は相対から抜け出せぬまま
心は居どころも ....
早朝の寺
禅堂の前で
太鼓の横に立つ

齢も性も捨て
バチを握りしめる
息を吐き切り
気合を入れて
鹿の皮の
裏側まで打ち抜く
どん どん どん…
と 六つ

空気を通るその ....
天体望遠鏡すら知らない宇宙の彼方からブランコは
こんなちっぽけな青い星まで伸びている
一漕ぎで銀河を跨いでゆくのは
もう旅立っていった人だろう

ただ空を仰いで憧れるしかない
移ろうと ....
安いキャリーバッグの
硬質プラスチックの車輪が
まばらな拍手のようなリズムで
旅行者の孤独を連れて歩いている
バスターミナルは蒸し暑く
分厚い屋根に覆われている
様々な方言や言語が
 ....
夏が終わるとき、
風呂桶に浮かんだ西瓜を見ても
もう、それほどときめかない
でも冷やし中華を飾る
一切れの西瓜は不思議と美しい
刻んだハムと胡瓜、
錦糸卵と紅ショウガという
いつもながら ....
中学とか高校とかたぶんそのころの女子にありがちな軽度の過食とか若干の拒食とかが未だに抜けない件について。拝啓わたしちゃんいかがお過ごしですか。アラフォーにもなって私はあいかわらずふらふらしています。お .... 妻の手が怪獣になっている。
怪獣になって伸びてくる。
伸びてきて ぼくをかじる。

妻は向こうでぐうぐう眠っている。
昨日のことも明日のことも忘れて
一生懸命眠っている。

ぼくは怪獣 ....
海に住む少女に会いにゆこう
大西洋の沖合いはるか

めったに船もとおらない
まぼろしの町へゆこう

アイルランド訛りがとびかうはずのタバーンには
看板娘のひとりもひつようだし

だれ ....
水平線が見える
あれはだいたい5キロ先だ

(水平線の先に行けばストンと落っこちるぞ)

誰かがくだらない嘘をつく

海は広くて
地球は丸い
誰だって知ってる

水平線の先もきっ ....
クーヘンさんの自由詩おすすめリスト(589)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
うるせー亡霊- 竜門勇気自由詩3*19-9-23
生きていたいだけなのにな- かの自由詩319-9-23
まぼろし- たもつ自由詩719-9-22
善悪担保- イオン自由詩1*19-9-21
私達の未来- 自由詩219-9-21
三角形- 佐白光自由詩119-9-21
- ミナト ...自由詩3*19-9-20
ヨウセイサン- 墨晶自由詩2*19-9-19
何の説明もなかったけれど- Lucy自由詩2*19-9-19
欠けない人- mayaco自由詩219-9-18
花市場の妖精- 丘白月自由詩119-9-18
ケダモノ- atsuchan69自由詩4*19-9-18
九月の空から- こたきひ ...自由詩319-9-17
ビール飲みながらまじめな話なんかしてはいけない- Lucy自由詩11*19-9-16
秋へ向かう歌- 帆場蔵人自由詩5*19-9-16
(^^)のスピーチ- 愛心自由詩219-9-16
果樹園- こたきひ ...自由詩619-9-15
ヘブンイレブンいい身分- イオン自由詩3*19-9-14
毎朝- たもつ自由詩14+19-9-13
可愛さ以外- 水宮うみ自由詩1*19-9-13
花壇に食卓- 竜門勇気自由詩1*19-9-11
無常と少年- 若乱自由詩219-9-10
太鼓を打つ- もちはる自由詩319-9-10
ブランコ- 新染因循自由詩319-9-10
どうして時々どこかに出かけるのだろう- ホロウ・ ...自由詩3*19-9-9
西瓜の冷やし中華_★- atsuchan69自由詩3*19-9-9
時限的、咀嚼嚥下嘔吐反射/即興ゴルコンダ(仮)投票対象外- こうだた ...自由詩1*19-9-8
怪獣の手- オイタル自由詩319-9-7
シュペルヴィエルに捧ぐ- 梅昆布茶自由詩1319-9-7
- TwoRivers自由詩1*19-9-6

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