すべてのおすすめ
廃線の錆びたレールの上で
仙人草が硬いねと言いながら
縫っていくどこまでも
夕日の入口に続く坂道
妖精の列車が風の音だけで
黄昏の海へ入っていく
オレンジ色に焼かれた
パウンドケーキ ....
孤独
個の毒
ことごとく

苦悩
愚の脳
このうえなく

恨み
うらやみ
暗闇のなか

夢想
無の相
嘘うたう

存在
その際
空ぞらしく


その ....
優しくして
おかなくていい
一番
嫌いな虫に
優しくして
おかなくていい
月の
きれいな晩に
優しくして
おかなくていい
月曜日と
雨の日には
優しくして
おかなくていい
 ....
さよならって言葉の意味はわからないけれど
なんだか悲しい

さよならって言った人に手を伸ばしたくなる
あの雲に名まえをつければ、
 消えてゆくまえに、あの雲の名をおぼえていられる?

ちょうど街の影にかくれてゆく前の、
 消えてゆくまえのあの雲に。

赤い、いいえ、朱色、いいえ、オレンジ、 ....
同じ画面に収まった二人は
時間をたくさん間違えているし
空間をたくさん間違えている
数限りない間違いの果てに
取り返しのつかない勘違いの果てに
この小さな画面の中
笑顔の二人がいる
人間の3つの美徳を挙げるならば
柔和 誠実 ほほえみ

人間に3つの悪徳があるとしたら
傲慢 打算 ぼくみたいな飲兵衛

偶数が好き
奇数は不安定だから

きみもぼくも奇数月 ....
濃密だった夏が
あっけなく身体からほどけてゆく
世界から色を消してゆくような
雨が降る
雨が降る

あの光きらめく汀を歩く
私の幻は幻のまま

それでも
夏はこの上なく夏であったと ....
視力を失いつつある。

「恋は盲目」シェイクスピア

視力を失った。

誰だか分からないあなたの頬を撫でると
「愛してる」と言っている。

「どうしても愛してる」


ニキビを ....
イオンタウンはいつでも涼しい
冷えた野菜の匂い
乾いた人混みの匂い

駐車場には警備員さんが
汗流し車両整理に精を出している
まるで神さまみたい

むかし、ふたりで
買い物してた ....
気持ちがサインインしない
俺が俺であるための
ダンス
心が躍ってれば
たぶん大丈夫
そんなことを言い聞かせ
毎日どうにかやっている
ダンス
俺が俺であるための
踊りを踊って過ごせ ....
頭の中のくすり棚に
そなえておく言葉のかずは
足りないと思うくらいでちょうどいい

からっぽの引き出しを開け
ない言葉に黙するとき
僕はひっそりと真新しいひとつに返る
ポケットに
風のシールを
しのばせて
使い途など
無いほうがいい

けどそこの
あなたとあなた
そのすきま
何もないより
吹かせましょう

風の色
見えないはずの
赤、青、 ....
旅先で飲み過ぎて
あぶないので三十分以上
間を
空けて、酔い覚めのからだで
いそいそと…露天風呂へ

(水を飲んだり、最善を尽くしたのだ)

閉館近い露天風呂は
すっかり掃けて
人 ....
力を抜いて
空を見上げる

もう ここが
どこでも かまわない

人として
立てる地なら

笑ったり
泣いたりして
生きられる地なら

ここが
痛みに満ちた地であっても
 ....
しあさって手術の説明を受ける

そのあいだに進行したらどうする

思い通りにならないからたるい


コントロールできないことばかり

そのなかでベストを尽くすことが

あらゆる善 ....
はぁ…。

この感情と長く付き合いすぎた
ルービックキューブの色を揃えたかっただけなんだ
しかしまぁ…
とうとうこのままの方が色々おもしろいと思いだした
あと美しいなぁ!。



 ....
命、光輝く
命を生け贄として
幸せ、花開く
不幸せを養いとして

どんなに喜びの深い海にも
一粒の涙が
溶けていないということはない










*谷川俊太 ....
私の心に一匹の
ジョン・コルトレーンが棲みついて
ジャズを聴かないときも
詩を書かないときも
離れることがない
雲がわくわく湧く
体の外にはみ出して
空に入道雲が
その中に腕を突っ込ん ....
宇宙のむこうへ
理想のむこうへ
灰色のむこうへ
迷路のむこうへ
バスのむこうへ

孤独の向こうのかなたへ
道理の向こうのかなたへ
もう少し向こうのかなたへ
思いの向こうの ....
オートバイには
バックギアがないからね
ライダーは前向きにしか
生きられないんだ

オートバイには
ボディがないからね
ライダーは覚悟して
生きているんだ

ライディングでね
人 ....
綺麗にしてたつもりなのに
悲しみの中に蜘蛛が湧いた

わたしは掃除機をかけた
ただ、黙って、掃除機をかけた
父の父、それはソフ。

それならば、父の乳のこと、なんて呼ぶ?

もしかして:ソヘ

父の乳のこと、
ちゃんと考えたことがあるかい。
誰もがそれを見たことがあるのに
考えてないふりを ....
地袋の上で眠り
記憶の雨漏りを
住処とする

血を吸った蚊
障子戸の隙間から
転生の池へ飛んで行く

色褪せた畳は
サボテンのよう
乾いた針が足の裏に咲く

煮出したば ....
今日のKQ電車はゆれる
こんな日に限って
いつも以上にゆれてる
ゆれてなんぼなんやろか
ゆらしてなんぼやろか
こころは、こころは
かっくんって
こころが、こころが、
かっくんって

 ....
なぜか安全じゃないカミソリで
うぶ毛剃っていたら
呼ぶもんだからイッちゃって
そのまま振り向いたら転ばれた

痛い、こっちだって
私の好きな世界が
蹂躙されている
私の職場の何人かが
私の元を離れた

白い四駆が
目の前に止まったら
私は
窓を開けるだろうか
それとも

私のために
誰かが
奔走してくれ ....
天国に帰省しますと
空に向かって叫ぶ
たぶん
そうだろう
お盆に間に合うように
大地を脱いだから

けれど
神様がルビをふるなら
たぶん
「死にたくない」と叫んでいる
たぶん ....
‪‪離れの二階上がって左側の8畳に大人6人子供4人集まってなんとなくの輪になってカーテン閉め切って明かり消して息潜めてスイッチ押して。ぶっつかり合いながら高速回転する球体2つ。キラキラしてる。きらきら .... チャリのストッパーを跳ね上げた音が
八月の折り目に
鋭めに響いて
バイバイした


終わりが始まりに触れようとして、外側を内側に折り込み
内側を外側に折り返して発達する八月に沿って
 ....
クーヘンさんの自由詩おすすめリスト(589)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
パウンドケーキのような列車- 丘白月自由詩219-9-6
孤独のうた- シホ.N自由詩919-9-6
優しくして- やまうち ...自由詩219-9-5
あとあじ- リィ自由詩1*19-9-3
etude- la_feminite_ ...自由詩4*19-9-2
ツーショット- 葉leaf自由詩419-9-1
反照- 梅昆布茶自由詩1619-9-1
晩夏の雨- 塔野夏子自由詩5*19-9-1
恋の悩み- 幽霊自由詩119-9-1
静かな世界- 秋葉竹自由詩1319-8-31
ダンス- 砂漠枯自由詩219-8-31
薬棚- ぽりせつ自由詩12*19-8-30
風のシール- AB(な ...自由詩619-8-29
裸で岩に坐る- 服部 剛自由詩219-8-28
On_the_earth- 玉響自由詩319-8-28
たるいけれどいい- 函館ドラ ...自由詩219-8-28
色々- 幽霊自由詩219-8-27
命、輝いて*- ひだかた ...自由詩9+*19-8-26
supreme- やまうち ...自由詩119-8-26
果て、より- AB(な ...自由詩1*19-8-25
バックギアはいらない- イオン自由詩2*19-8-25
悲しみの中に- 印あかり自由詩12*19-8-24
父の乳- にゃんし ...自由詩1*19-8-20
サボテンの妖精- 丘白月自由詩219-8-20
KQ- AB(な ...自由詩319-8-19
見せるな- 木葉 揺自由詩219-8-19
私の好きな世界- umineko自由詩3*19-8-19
- 丘白月自由詩219-8-18
猛暑日8畳/即興ゴルコンダ(仮)投稿- こうだた ...自由詩3*19-8-18
八月の折り目- 末下りょ ...自由詩8*19-8-17

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