すべてのおすすめ
鳩が歩く
平和を探し
鳩がついばむ
平和を整え
鳩が近づく
平和を確かめ
そんなこと
歯牙にもかけない
人間だから
安心かもね
鳩はさまよう
平和をさまよう
....
玄関の前で斜めになってカメムシが死んでる
斜めになって題名を叫んでいる
詩は叫ぶものとは
言いたかぁないが
耳に突き刺さる
詩は突き刺さるものとは
言いたかぁないか
聞こえるものは
し ....
海と空をうつした写真を逆さにすると
水の球がみえてくる
全ての検札がこれで済めばいい
非常階段の裏を踏んで
ただひたすら空へ
かけ降りていきたい時がある
夜に
仔猫が出没しなくなって
2週間?
虫の声が聴こえはじめて
1ヶ月?
新しい時代になって
6ヶ月?
私うまれて
何十年?
秋は、紅葉
秋は、満月
秋は、いろんな欲 ....
死んでしまいたいと思うことは多々ある。
わたしが今住んでいるアパートのベランダからは、
オベリスクのような細いビルが見える。
わたしはその細いビルをわたしの墓標だと思っている。
その細いビルを ....
終わりが見えている
絶望的な恋
聞けない声を思い出しながら
忙しくても
疲れていても
あなたに会いたい
朝晩、冷えてきたから
余計に恋しい
さみしい
バカみたいにいい歳し ....
ください、と言えなくて
くれませんか、と聞いてしまった
人々の影は長く伸びているが
わたしに重なるものはひとつもない
教室で見ていた後ろ姿に
胸騒ぎに襲われていた
あのころ あの人に
バスを待つ僅かな時間にも
足音に心が揺れた
季節は入れ替わり
出会いの春 別れの ....
おばあちゃんうんこ坊やはうんちしてこよっとと言ったのに
やっぱりおしっこにしたっちと言いながら帰ってきました
うんこ坊やはうんちをしようとするおばあちゃんうんこ坊やと
おしっこをするおばあちゃん ....
うどんの右端を箸でつまんだ
と言い張る人がおり
私はうどんの左端をつまんだ
と言い張る人がおり
うどんに右も左もないと
言い張る人もおり
みんな一様にうどんを食ってる
アルバイト先の男子トイレで
チーフが手を洗わないで
出て行こうとしたので呼び止めたら
あぁ、おれのちんこキレイだから
手を洗ってからおしっこするからね
汚れた手でさぁ
大事なちんこ触る ....
オトコと
一緒に暮らすというのは
お店で気に入った扇風機が
部屋では音がうるさくて
風量調節がいまひとつ
という感じかな
まぁ距離を保てば使えるしね
オンナと
一緒に暮らすというの ....
春の桜が
切手になる前に
思いを届ける
言葉を探して
生きることは
きっと寂しいけれど
ひとつの季節が
終わろうとする
この行間に
愛を埋めたい
プリーツスカートの ....
軒先に脱いだ靴が消えた
会社にばかり通ってる靴だから
会社に向かったのかもしれない
いや、しかし、通勤電車に嫌気が
さして旅に出たのかもしれない
文なしの旅先で困ってやしないか
いやいや、 ....
今晩はメンチカツとかぼちゃの煮物
腎臓の弱いあなたのために
塩分に気をつかって調理した
いつかのメンチカツとかぼちゃの煮物
思いっきり味の濃い
今晩のメンチカツとかぼちゃの煮物
....
秒針は
ガチガチ言いながら
私を刻む
午後九時半
やりかけの洗濯物は
どんどん乾く
外は真っ暗
今朝
置いてけぼりにしたのは
夢か?感情か?
あと六時間
私の明日 ....
雨は砂時計
いつもそう思う
たまった時間が落ちる
懐かしい匂いがする
ラーメン屋さんで
割りばしが
綺麗に割れなかったので
死にたくなった
あぁ、なるとの渦に
引き込まれる
飛び降り自殺をするには
飛び降りる勇気と
死ねるという自信が
ないとい ....
今日をもちまして、
体力の限界・・・(ここで涙)・・・
風俗遊びから、引退をいたします。
今まで本当に・・・
それで本当にジェネリックの
バイアグラも捨てましたよ。
はい・・・ ....
のっぺらぼうが私に一つ菓子をくれた。
菓子を食べたら私は大きくなった。
恥ずかしさで私はしゃがみこんだ。
けれども私に気付く人は誰もいなかった。
のっぺらぼうが私にもう一つ菓 ....
クッションはねこじゃないですけど
言葉を話すねこならここです
ねこが見ている月
本当に月を見てるんでしょうか
月が夜に引っかかってるうちに
早くねこを探したほうがいいですよ
夜道が明かりで ....
きみが声高に叫ぶことに
そうそうそうそうそうそううそ
きみが胸を張って言うことに
そうそうそうそうそうそううそ
きみが誇らしげに自慢することに
そうそうそうそうそうそううそ
き ....
グレープフルーツが、
丘を歩いたら、
流星のなみだ。
コーンフレークのはいったボウル。
時間という名のリボンを
想い出という名の物差しで測る
切り離された二人の時間は
どっちが長いかしら
宇宙に浮かぶリボンは
誰も拾いに行かないけれど
いつか来世でまた
一本 ....
あなたのどこらへんに
どんなふうに、毛が生えているのか、
体中を辿りたい。
その冒険に連れて行ってよ
ダーリン、早く。
猫という言葉は
ねぇ、という粘土と
こぉ、という理不尽で
出来ていて
ねぇあんた
こぉひぃでも飲んでいかんかい
と読めないでもなぃ
そりゃあんた
無理があるよ
ってまぁちゃん ....
やわらかな嘘につつまれていても、
ええ。きっと、それがいいと想う。
ひとふさのぶどうは湿り気をもって、
描かれることを待っているように。
ひとふさのぶどうはあたたかな冷たさで、
....
自転車置き場に
届く光は
生まれたばかりで
まだ短くて
それを轢かない
ように押してゆく
何も語らずに
誰も愛さずに
ハンドルを曲げる
道でつまづいた
同じ傷だけど ....
ああ、窓ガラス越し
物凄い空の青が広がって
自分が何処に居るのか
わからなくなる
地球、いや宇宙
そうだ、此処は地球という
宇宙に浮かぶ場所なんだ
まぁるく回る星なんだ
それにして ....
お供えの花を供えても、
同じことです。
強い風の日には。
同じ時間という、
事象はありません。
自分が周っていなくても、
地球は周っている。
白い塩をまきましょう。
....
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