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愛情
漢字を逆さにしたら
情愛

私には
はっきり言ってよくわからない

性欲とか
性愛とかは
体からわいてくるから実感してるけどさ

愛情
なんて見えないし
触れないし
 ....
日本橋のミカドでモーニングセット。
隣のおばちゃんが、スポニチをたたんで薬を飲もうとしていたら、
サラリーマンのおっさんが、「新聞いいですか?」と奪おうとしたのを、
「いや、ちょっと」とあっ ....
夏は冬よりメッポー暑い
冬は夏よりメッポー寒い
それがどうした
と 
言われても

僕はただ
苦い冗談で君を笑わせたいだけ
僕はもう
何でもいいから笑わせたいだけ
君だけを
とい ....
こころを金庫に

預けて旅に出た

何も持たずに

こころも持たずに

ねこだけ連れて

出逢いの無い旅

知っている街

知らない顔

ねこだけ連れて

出逢いの ....
愛されたかったそれは海と空の境界線を目指したのでした
誰よりも遠い旅でした
誰よりも悲しい旅でした
古い友人が、夢にあらわれた
小学校5年生のときに同じクラスだった
中学、高校、一度切れた縁が
再び戻って、だけど
ひょんなことからまた、途切れて
そんな友人だった

夢のなかで彼女は
 ....
見返しても記されていない
笑顔について
書かれてなくとも構わない
貴方の全てを
私の中に奪い取ってしまっても

それはもう貴方でないから
私は寂しいのですね


私の全てが
貴方の中に奪い取られたとしても

それはもう私でないから
貴方も寂しい ....
いちめんの漆黒の空に
銀色絵の具を 振りかけて
秋 星座 またたく 地上には すすきゆらす風

生きて味わった苦しみが
嘘でもあるかのように消えていき
一日を そこそこ懸命には ....
あの葉っぱ

棘だらけ

触れたくない

踏みたくない

遠くから 高みから

眺めていようか

お他者(よそ)の反応

痛まない人 見かけたら

訊いてみるんだ

 ....
すずめ すずめ 今日はどうだった?

餌(え)も満足 遊びも満足

素敵だね 素敵だね

仲間もみんな無事だったかい

毛沢東には やられなかったかい

夜の寝床は どこなのか こ ....
ぽかんと ひとり
  立っている
秋の青い空の下
ぽかんと ひとり
  立っている

誰が来ても来なくても良い
もうくたびれてしまったよ
ただ一つだけいえるのは
この病んだ己のその奥 ....
君といる日々は永遠のなかの芥子粒程の幸福と思うけど
金木犀のちいさな花のように慎ましいかおりかもしれない

風に聴き耳を立ててごらん
すこしぐらいつまづくのはかまわないんだから

部屋のか ....
          l'impromptu

大地に 身を横たえ る

ので はなく

大地 になる のだ


大地の 姿で

空 を飛ぶ


どう だ

素晴 らしい ....
課題詩・秋に再挑戦
『栗への讃歌』

青い雲丹のようであった
トゲトゲが今やえび茶色に
染まり機は熟したと落ち始めた

栗よ、お前は縄文の昔から
人びとの口を楽しませ、飢えから
救っ ....
里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく

無限の時の
流出は止まず
魂を抉るような
遠い記憶の残響が
耳朶に木霊し続けている

里芋畑が広がって
鰯雲が流れていく

今日も、また今 ....
器の中に様々な言葉が投げ入れられる
器はその度にかたちを変えていく
選んで選んで投げ入れられる言葉もあれば
一気呵成に投げ入れられる言葉もある
思った通りのかたちになることもあれば
思った通 ....
騒がしく崩壊寸前のクラスで
教師が一喝しまず黙らせる
からの目をつぶって一分間黙とう

すると不思議な静けさが満ち
心の平静を取り戻した

というようなテクニックを使う教師は
今日日ど ....
あの人を
まぜるな危険

あの人たちに
まざるな危険

あの人は
まぜるよ世間
ため息よ

この子に

鐘響かせ

ピアノや歌を教えしひとよ

夜になるとピアノをひいた

薄暗い部屋で語らうように

ため息よ

この子に

鐘響かせ


思い ....
こっけいな歩みも、また良し。
元々僕は何処か
やっかいなものだから。 
けったいな足音をひびかせるうちに
けっこうな足音の瞬間が
この頼りない細足でも
あるやもしれぬ
から
こけこっこ ....
あぶない橋を渡りきれば
その先には安全な場所が約束されているのかな

人生の至るところには落とし穴が隠れていて
それを無意識に避けて通り過ぎているのかも
わからない

だけど
急な坂道 ....
     じてんしゃのペダルを
    1かいてんさせたら、
   はんどるをクルっとまわすの。
  かてぽんとおとをたてて、
 すたんどをけったら、
みなとにむかってこぎだして。
強い強い風に額が切れた
あっという間に滲んでいく中で
あの横顔だけはっきり見えた

強く強く押されて柔らかいものが出ていった
あれがハートというのなら
今ぼくを動かしているものはな ....
今は生きている途中だけど
たどり着く先は
イヤと言うほどわかってる

そこが終着点か
再生の為の
始発点かはわからないけれど

今は生きている途中だから
手は汚れるし
自ら汚しても ....
こちら円盤二十七号
地球の観測状況を報告します

人類はトイレという場所に
頻繁に出入りするようです
入るときは硬い表情ですが
出るときは緩んでいます
時折順番待ちの行列もできたり
す ....
そのふるえる糸にも
ひとつふたつの意味はあった
のかもしれない
時折の風雨に晒され
形を変えてしまった
その幟ももう
争うためのものではないし
御触れの見張りでもない

そよ ....
孤独に身を置きたい
そして独りに徹したい

寂しさの中に生き
時の旅人となり
詩にうずもれたい

不幸の時のほうが
独りの時のほうが
いい詩が生まれるという

喧騒からはなれ
 ....
イチゴ、大好き!!!
みなとちゃんは、まだ2歳の女の子
小さな体で、パクパクパクパク
イチゴ1パックを食べ尽くしそう

お父さん、お母さんが
『1つ、ちょうだい!』
といくらお願いしても ....
名前が欲しい

あなたは普通じゃないんだよ

あなたは異常なんだよ、と

定義してくれる名前が


日々感じる違和感や

上手くいかない物事を

正当化する為に


紙 ....
クーヘンさんの自由詩おすすめリスト(589)
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そよぐ- AB(な ...自由詩10*19-10-24
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