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日付が変わる前、朋と電話で話した
コロナの{ルビ蔓延=はびこ}るご時世を
朋は、コロンブスの卵に喩えた
僕は、こんな時こそ{ルビ詩=ポエトリー}と云った
ここからがスタートライン
目に見 ....
目の前の
馬鈴薯と玉葱の炒めものは
たった一枚の皿であれ
時と所により
どれほどの幸いを、もたらすだろう
ジャズを聞きながら
君に手紙を綴っていたら
知らぬ間にアルファ波が
出ていたらしい
気がつくと
時計の針の30分が
あっという間に過ぎていた
願わくば
退屈で長い1日よりも
....
旅先で地元の友と会い
焼き鳥屋にて
杯を交わす夜
こうしてサシで話さないと
知らなかったこともある
僕の知らないところで
辛かったね
痛んでいたね
友達なのに気づくの遅くて ....
9さいの無垢な涙の一滴は
遠い空から
地上の友の頬に、おちる
9さいの君を想う友の涙の一滴は
遠い空へ
やがて 吸いこまれてゆく
* 今夜行われた
詩人のともちゃ ....
こっけいな歩みも、また良し。
元々僕は何処か
やっかいなものだから。
けったいな足音をひびかせるうちに
けっこうな足音の瞬間が
この頼りない細足でも
あるやもしれぬ
から
こけこっこ ....
旅先で飲み過ぎて
あぶないので三十分以上
間を
空けて、酔い覚めのからだで
いそいそと…露天風呂へ
(水を飲んだり、最善を尽くしたのだ)
閉館近い露天風呂は
すっかり掃けて
人 ....