自称詩人は
ハンドルネームがつまらないし
センスがない
(私のも張形チンチンを普通に
変化させただけの平凡なものだが)
私に言ってくれれば
いくらでも名付けてあげるのに
例えば次 ....
脳がすかすかになって
狂ったように見えるから
狂牛病というらしい
何でもプリオンとかいう
たんぱく質が原因で
牛に牛を食わせたことで
感染が広がったそうだ
しかし、よく考えると
狂 ....
この時期には
必ずこのお題で書いている
今年は何と言っても
空飛ぶ宗教家が絞首刑にされた
ことだろう
マスコミはいつも
肝心なことに触れない
奴は空中浮遊の達人で
アニメで ....
誰も何か言っているようで言っていない
仮面を被ったままでモゴモゴと
責任は誰も取りたがらない
まるで霧のように実態がない
聞きたくない文字の羅列が降り注ぐ
顔をあげてもそこには何もない
....
礼二:と言いましても唇青しオバマ大統領ですが
孝二:ん?
礼二:こんばんは、礼二で~す
孝二:こ、孝二で~す
二人:アウト礼二・孝二で~す!
礼二:ここんところ、めっきり寒くなって
孝二: ....
色画用紙をひろげて
影をうつす
木炭でなぞる
しばらく眺める
笑いがこみあげてくる
なんと へんなかたちなのだ
俺といふやつは
俺は笑つた
笑つて 笑つて
笑ひ尽くした
....
これだけ
クソ自称詩を見せられると
黄水が上がって来る
胸やけだ、胸やけ!
仕方ない、パンシロンを飲もう
実はこれには重大な嘘がある
何故なら
私は自称詩を全く見ていないからだ
本 ....
お前らが悪いんだよ俺は昨日から一睡もしてないんだお前らがあの女を殺したのに警察は俺を疑った留置場の中で俺はお前らを恨んだぶっ殺してやるって思った結局あの女は自殺だったんだろ俺はお前らのせいで長いこと警 ....
貴方の瞳の中にわたしが居た
貴方は他人の目をしっかりと見つめて話す癖があるでしょう
わたしはそれが苦手だったのよ
何もかもを見透かされる気がして
でも貴方の瞳はそんな事を求めていた訳じゃな ....
調べたら
カフェインアレルギーだってよ
コーヒー飲んでも
ウーロン茶飲んでも
緑茶飲んでも
気持ち悪くなるじゃねえか、この野郎!
だからといって
ノンカフェインのコーヒー飲むほど
コー ....
けだもの
ひとの声がする
空がなく
土もない
紙の色の月がうすく照らす
このわづかな世界に
やさしく
神々しく
いつくしみ深く
ひとの声がする
《祈りなさい ....
何が仮装だ、アホどもが!
つまんねえ仮装は
萩本だけで充分なんだよ!
ワケわかんない
どんちゃん騒ぎは
どうせ電通の差し金だろ
あいつらは
日本転覆を画策している
広告テロ集団なん ....
「そうです、わたすが韓国人です
はい、♪へんな韓国人、あそれ、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
へんな韓国人ったら、へんな韓国人
・・・・だっふんだ!」
はっきりした日本語 ....
色んな言い方が出来る
例えば
「スーパーボランティアのおじいちゃんが
行方不明になる」や
「潰しに行ったアメフト部員が
社会的に潰される」など
私自身は
「自称詩人を殲滅しようとして ....
羽
とんぼが旗竿の先にとまつてゐる。
セルロイドのやうな羽の一枚が、半分切れてゐる。
緑の縞の入つた黒い胴を一定のリズムで上下させ、三枚半の羽を震はせながら、とんぼは ....
ひんがしのくにのね 群らない夜は
だれもか大勢の中で たったひとり
回遊魚のように 周回する深夜バス
満員なのに みんな たったひとりきり
だれもが どろりととけた目をして
混雑した車内 ....
よく晴れた十月の午前
山の上の一軒家にひとりで住んでゐる松倉さと子さんのところに
郵便局員がたずねてきた。
「ごめんください、お届けものです」
「あら、何でせう」
「どうぞ ....
貧乳者が虐げられていることは
社会的な大問題だと
声高に主張する人は少ない
確かに世の中には
貧乳マニアが存在し
それ向けのAVもある
しかし、大多数は
美乳や巨乳が好きだ
....
マスコミや世論におもねって
恥ずかしいと思わない奴は
何をやってもダメだ
とりあえず
こいつらとは逆、逆行けば
間違いないことに
いい加減気付け、ドアホ!
LGBTに
SとS( ....
お義母さま
あきの こごえです
朝風に 精霊バッタの羽音が
そっと 雫を 天に すくいあげています
何が終わったのでしょう
もう はじまりはじめの空
むかしむかしの反対のはじまりのはじ ....
北の
夏の終いの翡翠の海に 金の夕映え
ありまして
黒い夜 黒い波が
どこからか押しよせてくるのです
どこからか
ひえてゆく 色とりどりの浜辺でね
赤いカーディガン羽織った ....
大粒の涙‥‥いやそれは悲しみというよりまるで馬鹿げてるとしか言いようのないほどの荒く凄まじい憎しみの雨で草木の葉は低くうなだれ足元はたちまち泥の河となった白く靄の立つ密林を飛び石のように跳ねながらやっ ....
背後霊の手は長く
千手観音よりも多い
ただ
多ければ良いという
ものでも ない
人間の役に立つのは 人間の手と同じ数
つまり 二本の手がもっとも便利
背後霊にもイカのような触腕がある ....
わたしを壊してとお願いすると
あなたはもうとっくに壊れている、と耳を噛むのね
ひもじくてひざこぞうのカサブタを
食べた記憶をくちづけたら
眉をしかめて吐き出さないで
わたしそのものを
....
もとは華美だったとわかるうつくしい布切れを纏い、にぶく輝く金の鎖をつけた骸骨が、足を引きずりながら、ま白い日の照りつける、荒涼とした砂漠をよろめき歩いております。
透きとおるような薄青い空に、白 ....
コの字の形をした控室に
ルームロッカーが並んでて
中身だけ抜き取られたように
ハンガーが各自一本ずつ整列している
その服を着て出たのか
それとも初めっから
誰もいなかったの ....
おとうさん
おとうさん
ね、なぜ泣くの
わたし 涙も出ないで
ゴミを見るような
凍える目をしていた という
金色の夕日が差し込んで
葉っぱが
秋色に染め上げられていく
一 ....
いまおもえば
恋人だったようなひとに
レイプされていて
いたくていたくて
ともだちのなまえをさけんだら
もっと興奮させろと
はたかれるのだった
腕は血まみれになって心臓が痛いのだった ....
「錯乱」
しをかくひとは
胸や、胴体に肢体、に
まっくらな、まっくらな
あなが、ありまして
のぞきこむのが
すきなのです
のぞくとき、
のぞきかえされていて、
くらいあなから ....
真夜中のスーパーマーケット。どこにも行けないわたしを守る光の零れたシェルター。その隅で半額のお刺身を手に取る。賞味期限の近い3割引の食パン、腐りかけの安いバナナ、廃棄寸前の玉ねぎサラダ。見放されたもの ....
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