約三時間前にサイレンが鳴った
そのあとやけにテンションの高いリサイクル業者の声が一帯を過ぎる

テレビをつけて相撲中継

七年経った
母は画面に正座で向かったまま
頭を垂れて舟をこい ....
「メールは受信しただけで
金がかかるんですか」

「はい、かかります」

「開かなくてもですか」

「はい、かかります」

「不審メールでもかかりますか」

「かかります」

 ....
 アンタはねぇ
 産むつもりなかったのよ
 子供なんて
 別に欲しくなかったし
 ああ、やっぱり
 流しとけばよかった

 ごめんねぇ
 もう母さんたちダメだわ
 アンタたちだけ
 ....
梅の花が咲いて暖かくなったと思ったら
花粉と火山灰が
同時に降るようになってきた
隣の奥さんの長女が
めでたく初出産を迎えると聞いたので
「おめでとうございます!」といったら
「出産したら ....
ほんとうのまとまりとは
飲み食いや人の陰口話などではなく
率直に話し合いができるかということである
自分たちの都合の悪いことが
率直に話し合えるかということである
一年に一回の総会も形だけ
 ....
頑張ってリミットまで
落としても
ヘトヘトで
どう考えたって
負けそうだから
ここはウエイト超過で
タイトル剥奪されても
負けない方を選ぶのよ
だって自分の価値を
落とさなくて済むも ....
帰宅時間帯の駅で
もの凄いスピードで
走っているバカがいる
もしぶつかりでもしようものなら
有無を言わさず
殴り倒す用意をしているが
なかなかぶつかってくれない

しかし
そんなに必 ....
曇りの日に海へ行った
空も海も灰色なのに
仲介者の努力も虚しく
いまだに和解は成立しない
その国境線は水平で
欠けた世界の端から端までを
頑なに切り分けようとしている
曖昧だが根深いライ ....
ひとかたまりのきょうが
三和土でふるえている
ドアは開いてるというのに

もしかして、きのうも
ふきだまりみたいなこの部屋の
どこかに
きえかけながらいるのかな
きのうも、あし ....
ころされる 結局のところ
私は自称詩サイト界隈をうろついて
不幸な境遇をだしに
バカなおばはん自称詩人を誘き寄せ
飯と一発を狙っているだけなんだ

通り魔的な犯罪を除けば
被害者にだって
何らかの ....
トラブルをしょっちゅう起こす人は
起こしたくって起こしているんだ
きっかけはなんでもいいんだ
そういう人は
なんにもないより
トラブルでもあったほうが
いいのだ
一種の鬱晴らしだ
まわ ....
雪が沢山降ったら
お気に入りの
傘も意味がないから
お外には出ないで
お家の中で自称詩を綴るの

例えば
こんな自称詩

「乾燥」

私の足は
乾燥を知らない

冬の海でも ....
年を取るに連れて
あんなに気になっていたことが
全くどうでもよくなってきた

それは良いことなのか?

例えば包茎

たま~に
タートルネックを
顔まで被るあんちゃんが登場する
 ....
もうすぐ日がめくれ
いくつか数えた頃
かの女はバラをたくさん落としてきたが
もうプロポーズされることがなくなったからと
時ごと綿毛に包んで
夏の来ない春に明け渡そうとしている

 ....
普通のバカより
薄らバカと呼ばれる方が嫌だ
程度が軽い筈なのに
もっと侮辱された気がする
薄らハゲも同じだ

どうせなら
本格的なバカと呼ばれたいし
本格的にハゲたい

呼んでくれ ....
もうすぐ春が
来るの、来るのよ
春爛漫

そう今年の冬も
生き延びて、生き延びた
地を這う草のように
ねめつけられても
まだ死なない
虫のように
時給1,200円で
夢があるね( ....
暇だから
平昌オリンピックを
隈無く見ているのよ
(そのおかげで
平昌オリンピックが
平尾昌晃追悼オリンピックの
略ではないことを学んだぜ、ヤッホー!)

スピードスケートを見ていて
 ....
生まれる前の闇に
ぽつ、ぽつぅんと
浮かんでいる
光の結晶たち

(すっかり消費されてしまったね)

アタシの葉脈を
衛星軌道上から観察した彼が
火曜日の声で呟く

(きっと
 ....
暇だ
とにかく暇だ

暇だから
余計なことを考えてしまう
端から見ると
「こいつ頭オカシイんじゃねえ⤴️」
と思われることだって
バンバン頭に浮かんで来る
しかし、暇だから仕方がない ....
コンビニで

菓子パンを
ポケットに入れる

若い女が
見ている

ポケットに
入りかけの
菓子パンを
見ている


仕方なく
棚に戻す

ホッとして
サラダを手に ....
韓国名白癬菌こと水虫ジュク夫は
平昌オリンピックの
水虫競技において
スーパー大回転と大回転
頭の回転が相当悪いの3冠を達成し
5大会連続15個目の
金玉メダルを獲得した

試合後の水 ....
白癬菌を死滅させるために
氷点下の街を
裸足で
「わーっ!」って言いながら走り回った
赤信号だって構わなかった
「わーっ!」って言えば
大丈夫な筈だった

4トントラックと鉢合わせした ....
要は需要と供給の問題であって
買う方が悪いとか
売る方が悪いとか
そんな単純な問題じゃないんだよ
薬だって、身体だってさ

でもね、水虫ジュク夫
おまえの自称詩は別だぞ
そもそも需要が ....
脳が軟らかすぎて
耳と鼻から
流れ出てしまいそうなとき
朝の結露した窓を
人差し指でなぞる

「川」

唯一覚えている文字は
水滴とともに
もっと長い流れになって
やがて消えて行 ....
言葉の連なりによって
生み出される
イメージやリズム

本当の詩人達の
問題意識が
今何処にあるのか
私は知らない
知る能力がない

それは音楽についてもそうだし
絵画についても ....
痒みさえ
気にしなければ
白癬菌を嫌う必要もない
ピロエースなんか要らない

ともすれば
公衆浴場のマットの上を
裸足で歩き回ることで
見知らぬあなたと
ジュクジュクした
関係にな ....
自称詩人が
流れる、血の海に

錆びついた
鉄のにおいが、漂う

鳥は水の上に
平行のまま死に

羽の影だけが
大陸を目指す

騒がしい沈黙は、自称詩人の声
血を抜かれた屍の ....
彼らはあたまが悪かった

可哀想なくらい

朝礼が終わるときまって煙草をすった

ほめられると当然だと思い

叱られると気にくわなくて狙われていると

脳みそに発生する弱い電気で本 ....
ライオンの世界は過酷だぜ
縄張り争いに負けたら
勝った雄に
子供なんかみんな食われちゃうんだってよ!
千尋の谷どころの騒ぎじゃないぜ

雄同士の闘いも
キンタマに噛みついたりさ
背骨噛 ....
一輪車さんのおすすめリスト(615)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
_- 唐草フウ自由詩2*18-3-11
メール不信- ホカチャ ...自由詩118-3-10
_ペーパームーン- もとこ自由詩7*18-3-9
春なのに- ホカチャ ...自由詩3*18-3-8
ほんとうの地域のまとまり- ホカチャ ...自由詩218-3-6
水虫ジュク夫「ネリにネッた作戦」- 花形新次自由詩218-3-5
誰もおまえを待っていない- 花形新次自由詩218-3-2
Lean_On- もとこ自由詩1618-3-1
かたまり- はるな自由詩1418-3-1
せんせい- もっぷ自由詩1+18-2-28
水虫ジュク夫「私の正体」- 花形新次自由詩118-2-27
トラブルメーカー- ホカチャ ...自由詩118-2-27
水虫ジュク夫「乾燥」- 花形新次自由詩218-2-26
水虫ジュク夫「鈍くなる感性」- 花形新次自由詩218-2-24
三月の花摘み- 唐草フウ自由詩718-2-24
水虫ジュク夫「ゲロゲロ」- 花形新次自由詩118-2-22
感性・わーきんぐ・ぷあ〜アタシ明日も、働きます- うめバア自由詩418-2-22
水虫ジュク夫「考える水虫」- 花形新次自由詩118-2-21
Alpha- もとこ自由詩15*18-2-21
水虫ジュク夫「それでも私は狂っていない」- 花形新次自由詩318-2-20
水虫ジュク夫「生きていてもいいですか?」- 花形新次自由詩118-2-18
水虫ジュク夫「金玉メダル」- 花形新次自由詩118-2-18
水虫ジュク夫「冬のランナー」- 花形新次自由詩218-2-15
白癬菌に悪が宿る- 花形新次自由詩218-2-14
水虫ジュク夫「記憶喪失」- 花形新次自由詩318-2-13
水虫ジュク夫「振る舞いたい」- 花形新次自由詩218-2-13
水虫ジュク夫「とてつもないバカと呼ばれて」- 花形新次自由詩118-2-12
水虫ジュク夫「私の最期」- 花形新次自由詩118-2-11
人生で大切なこと- 吉岡ペペ ...自由詩518-2-11
アニマルプラネット2- 花形新次自由詩318-2-8

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21