すべてのおすすめ
発す列車のメロディーは
あなたとわたしを引き離す
確かに焦がれた身も心も
あゝ次はどこへ行こうか
 
浮いている
{ルビ圧=の}しかかる重力
月は平衡する
走る遠景を
雨の滴で回避して


狂っている
歩行する緑の
あらがう能役者が噂する
平成の{ルビ螺子=ネジ}
とまらな ....
強制的に 何かをしなければならない
空間が或る

沢山のポール
敷き詰められたアスファルト

コツコツと響くのは ヒール音
それとも
誰かが バラ撒いた 小銭の音

ジャラ銭と ....
鼻歌なんか唄ってる
気分が良いわけでもないくせに
むしろ強がってるのか
ストレスに苛まれてるのか
理由もなく歌なんて唄っちゃって
てきとうに鼻歌なんか
ろくでもないツマラナイ日常だ
そし ....
一枚の皿のふちが
欠けるのに似ていた


どこか満たされずに
水がもれていくような


目を閉じても
あふれるものをとめられない




  欠けている事を
   ....
うーん、とっ

斜めに傾いたような
だらっと弛んだ
秋の空はキライなんだ
アタシ

冷たい鉛色の
真冬の空の方がまだ心地いいな
冷気もキーンと引き締まってさ

落ちるんだか落ちな ....
うまい詩がかけなくて
詩の書き方をしらべようとしたら
詩の飼い方とうってしまって
なるほどなとおもった
もうそれでいいとおもった
あなたの微笑み
落ち葉を踏みしだく音のよう

深まるほどに
冷たくなって

高くポプラの梢を揺らす風
渡らなかった深くない川のせせらぎ

なにかが去って往く
色鮮やかな痛みを灯して ....
あなたがいないと
この部屋の温度は少し下がる気がします
特に冬は辛いです
だから温めに来てください
お手透きの際に
出来れば今すぐ
この部屋を
暴力的な愛に突き上げられてしょっぱさでぐちゃぐちゃになる
愛してと願う度にぶたれて鍵のかかったこの部屋からもこの人からも逃げられないんだと悟る
砂利と泥っぽさで汚れた床には赤いスニーカー
ワイン ....
唇に針を刺して、
ぐるぐるとかき混ぜる。
歪んだ赤い月が、
いくつもうまれる。
その月のなかに、
あなたが映っている。
人形を抱いた幼いあなた。
小さなあなたは泣いていた。
唇をかみし ....
懐かしい星を誰と指したか
老いた母に訊くと、うんうんと不明瞭に頷いている
分からないまま過ぎていく時間が過去をぼやかしていき
だんだんと星の色が落ちていく

ひとつ星を指した幼さを忘れてか
 ....
ビル
群れ、
忘れながら白く残る影、
あなたの話は
死ぬとか生きるとか
ちっとも美しくないの
だから素敵
日々は洗浄
蝶のかたちに
群れ、
ひと
だれかの

背骨のよこに ....
「もう長くはない」

透き通るような頭頂部を見たとき
心にさざ波がたった

あなたとの時間は
いつまでも続く

疑いもなく
過ごして来たのは
ただ私が幼かったから

終わりのな ....
息を止めて
走ってみる
あらん限りの力を込めて
肩を大きく揺らして
歩幅を大きく広げて
これ以上は出せないほどのスピードを出してみる
スローモーションにして見て欲しい
この努力の体現化を ....
聖地へ巡礼
精子の循環
投げやりなまでの生死の受け渡し

ヒトという最小単位が群れを作り
最大公約数的な仮面をつけ街を闊歩する
あの渡り鳥の群れはどこへ行くのだろうか
私があの日投げた紙 ....
壁一枚向こう側の

瞬きの広がる藍色の世界は

どこかでその姿を現し

誰かの心に語りかけているだろう


この壁は天高く分厚い

砕こうにもこの両手は届かない

 ....
すっかり寒くなってきた、土曜の早朝
僕はいつもの様に
四階にあるベランダで煙草を燻らす

景色はいつも通りのようで
いつもとは違うように見えた
特に、空が違う
だから、空が好きだ
一度 ....
「消えやがれ」って
言われた言葉を反芻してると
いっそ
消えてしまいたくなる
いやいやそれでは敵の
思うつぼ
「消えるもんか」って、
頑張るものだよ普通って
言い聞かせてみるけど
そ ....
秋になると
書きたいことが増えてくるんじゃなくて
秋にならないと
書けないことがある


季節は巡り
太陽も巡る
軌道を変えながらでも
巡ることは止まない


カボチャにつきも ....
ちょっとだけ
綺麗に…なりたくて


ルージュを
買いにいった


深紅の
口紅は…恥ずかしくて


少しだけ


明るい
ルージュを…引く


鏡に…写る
艶 ....
わたししをかかなくなったらすこしまとも
になった証拠
でもやっぱり
文字にたよっちゃう
指先が勝手に
動き出す時はちょっとまともじゃない
さみしいからとか
怒ってるからとか
そういうこ ....
喉元でクグモッテいる言葉を
噛み砕いてみないか

ヨダレを垂らした狼が
遠吠えを繰り返す

夜が好きで
闇がキライで

狭い処は 何故か安心できるからと
膝を抱えて眠る

 ....
死も生もなく笑む波を
取り囲んでは光の渦の
散らばる視線を集めて白の
ひとつの樹にだけ降る午後の水


二重の種子の太陽
淵に滲む光
数倍 数十倍にふくらみながら
 ....
人の話というものは
必ず話された部分と
話されない部分とがある
話された部分だけで
判断すると
判断を誤りやすい
自分の不都合なことまで
ありのままに話す人は
まずいないのだから
今夜の秒針の音は
よろこびのうたの様に
暗闇に波紋をつくり
この夜に響いている


昨日眠りに就く瞬間には
je te veuxに似た
優しいリズムを
針の音が刻んだ
 ....
あらかじめ充たされた{ルビ紅葉=こうよう}の場所は
ただ ここに ある
風に吹かれていることにとらわれず
枯れ葉になることにとらわれず
ただ ここに ある

蛇口をひねれば水がでる
その ....
周りに文章が稚拙だと言われても頑張っている。新しい風景を見て詩が浮かばなくても頑張っている。なにがなんだか分からなくても頑張っている。なーんにもしていなくても頑張っている。いろいろ情報流れてくるけど頑 .... 大学のかえり下り坂
黄色いばらの花びらの
ふるふる落ちる

わたしの恋人が
わたしの親友を
好きになってしまい
それはわたしの愛が足らぬから

夕暮れのななめのひかりは金と黄色と橙で ....
さくりと欠落し淡いひかりを
切り裂く、闇
まるではじめから
無かったかのようで

わたしの発するパルスは
ほとんどが四散して
もう何処にいったのやら

仕事 ....
水菜さんの自由詩おすすめリスト(485)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
列車- 向日葵自由詩116-10-30
斜視のくだる翡翠- 白島真自由詩18*16-10-30
その場所- 藤鈴呼自由詩3*16-10-30
鼻歌- 坂本瞳子自由詩1*16-10-30
欠けている- 葉月 祐自由詩4*16-10-30
秋とゲジゲジ- まいこプ ...自由詩6*16-10-30
詩飼いびと- 朧月自由詩516-10-29
センチメンタル- ただのみ ...自由詩6*16-10-29
来る冬- 向日葵自由詩216-10-29
ワイン- 不思議な ...自由詩316-10-29
かざぐるま- あおい満 ...自由詩716-10-29
星を指した日- 這 いず ...自由詩416-10-29
洗浄- はるな自由詩316-10-29
限りなく透明に近いハゲ- 花形新次自由詩116-10-29
堕ちて行く- 坂本瞳子自由詩2*16-10-29
ミゼラブル- 倉科 然自由詩116-10-28
曇り空の向こう側、星は瞬きをやめず- 葉月 祐自由詩3*16-10-28
霜月の空- 小林螢太自由詩3*16-10-28
「消えやがれ」って思われてるんだなっていう思いをずっと転がし ...- Lucy自由詩11*16-10-28
スローハロウィン・ローハロウィン- ゴースト ...自由詩116-10-28
口紅- 薫子自由詩1*16-10-28
わたししをかくの- 朧月自由詩216-10-28
大地の広場- 藤鈴呼自由詩2*16-10-28
ひとつ_夜音- 木立 悟自由詩516-10-28
話半分- zenyama太 ...自由詩216-10-28
秒針の旋律- 葉月 祐自由詩3*16-10-28
続_秋の蛇口- 白島真自由詩12*16-10-27
頑張っている- 水宮うみ自由詩2*16-10-27
はなことば一- 田中修子自由詩3*16-10-27
新月- 小林螢太自由詩6*16-10-27

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17