華奢な花 ひらひらひらり 風に揺れ
薄っぺら これからふうと 膨らます
くるんとね 巻きひげ しれっと寄り添って
まだ開けない 緑の袋 ハッピーハッピー
内緒だよ 風船の家 ハートのお猿
競 ....
反旗を翻すと
狼にごみが付く
子連れ狼は去って行くが
最近眼鏡の洗浄液を
けちって居て
少し汚れた視界に映る
子連れ狼も反旗を翻す
子連れ狼の
二回の轟音
カラオケで少し目が潤んでい ....
さざめいている
ざわめいている
どよめいている

私の頭のなかで
  何かが、

輝いている
光っている 
凍っている

巨大な明滅凝視、、

近づいている
波打っている
 ....
ぼくたちは知ってゆく
ありのままではいられないのかもしれないと

人生でたったいちど編んでもらったマフラー
誰もほんとうのレストランを知らない

バイク乗りであまり街歩きもしなかったし
 ....
いつからだろう

熱病に侵される

戦う南風、こがらし


叶わない。
世間様に顔向け出来ない
恋煩いとかナントカ

ないとめあ


立夏すぎ汗が滲む

上がる躰の体温 ....
敵を聞くと
糞臭の漂う朝食となり
シシャモを食べる
蜆の味噌汁を飲む
円環を描く三日月を
聴いて居たせいもある
元々三つあった首が
一つに減り
水で濡れた手を
武器の様に使う母が居た ....
ぼくはしあわせなぺっとだよ
ごじゅじんさまはとてもやさしくて
うまれたばかりのぼくをひろって
ここまでそだててくれたんだ

ぼくはしあわせなぺっとだよ
たったひとつのなまえをよんでくれる
 ....
送り届けた後で キスをする
お決まりのワンシーンを見つめて
月が哂う

今日も お前達を
照らさねば なるまいか
路に長く伸びた影の分だけ
不満も積もる

其れが はらり落ちる  ....
気持のいい青嵐、目を閉じる。

湿度がいない隙に
溢れたしょっぱい水を絞りだした、


要らない物は捨てて
新たな柔らかい風を入れよう


ひけらかしたいの大好きな人の
宝もの
 ....
やめて

やめてください

知ってます
あなたの好きな詩い人
あなたの横に居る詩い人

少しだけ眠りたい
1人

あなた
2人

知っていた

知っていた

何度も ....
から だった
前進しようと思えば未だできたが
から だった

寝ても覚めても
あんまりカラカラと鳴るばかりで
もう嫌気がさしちまった

(なのに夢の空はまた
淡い淡い紅に染まり
何 ....
僕たちは
宇宙にうかぶちっちゃいぱいの
トッピングなんだろうか

僕たちは
寄せ木細工で設えられた社会という
調度の構成要素にすぎなくて

いつも忙しくて小さな不満に支配される王国の
 ....
薄く なまめかしい生を 朧にたずさえて
キミは 呼吸している


しみじみ キミは 黒曜石だ

意識する外界に ぶしゅと 放出させたものは
どんなにか甘美な夢でしょうか 
キ ....
自由に首をつられた貴女の
瞳の中でパーティーを
このリズムなら踊れるでしょう
手を取り合ってフロアの中心へ
ゆらゆら揺れる手足には
綺麗な宝石を飾りましょう
ネックレスをしていた場所には
 ....
コトコトと煮物を煮る
人生にはそんな要素が必要な気もする

アンテナを高く張ってトレンディなことも必要なのかもしれない
誰もいっぺんには多くのことはできないから

天才でもないので特に高み ....
クイーンが封入されていた
封書が届くと
鐘が鳴るたびに
ゴミが散らばった
夕暮れに同意を求められて
孤独の鴉が間を感じる
根っこのような夕陽だ
カラスの目がねっとりとカーブを描く
太い ....
陽の光が乱反射している

この町の匂いと音

この部屋に

私が居る

確かに私の肉体と霊とがひとつになり

私がこの世に居る

空から飛行機の飛ぶ音が響く

私は居る
 ....
咲いた翌日から続く
低温と
強風にも耐え
寄り添って直立を支えあう

ある日訪れる真夏の陽気に
結束は緩み
感熱性の花びらは
ひた隠してきた
雌しべ雄しべの位置をも露に
くろぐろと ....
ミモザかなレンギョウじゃなしなんだっけ
エニシダの花あふるるデイケアの窓
施術台ホットパックして昼寝して
デイケアで居残りをしてバカンスや
お帰りの体操曲は白樺だって
さぶちゃんに白樺って曲 ....
あなたをおもえなくなるような、

とばりが欲しい。


母を、父を、兄を、姉を、妹を、弟を、友を、師を、

家族という家族、親類社会たぐいの繋がりを、いったん綴じましょう。


 ....
夕方ふと足を止めた
流れ去る風は何処へと向かうのか
気付いたらここまで来ていた
借り物の身体 何処まで行けるかな

明くる朝ふと息を止めた
細胞は許してはくれなかった
何だか胸が苦しく ....
貴方が他の誰かを求めたりしないように
その腕を切り落としてしまいましょう

もう二度と何処かへ逃げてしまわないよう
その足を切り落としてしまいましょう

私のことを考えるだけなら
首から ....
  怒っていないよと言って、怒っている。


  氣にしないで下さい、と言って、氣を使わせている。

  
  いつから人は、習得するのだろう?


  思いとは、かけ離れた言葉 ....
闇夜に燈る不知火

篝を模り人を誘う

新月が封印を解き

古の亡者達が甦る


骸は躯を軋ませながら

悲痛な叫び声を上げる

轟きは山を越え響き渡り

悠久の世の終わ ....
休日のぎょうざ割引き75円
つい貧乏性で買ってしまった
詩にしがみついた死神と言われたくないが

売れないホステスに肩入れするみたいに

研修中の保険屋さんになった50過ぎの彼女がちょっと ....
神に反対するものは
痛打される
象を飼って居ても駄目だ
太陽が光り輝き
湾の海水は塩辛い
スライド登板の日だった
ニセの胃が泳いで行って仕舞って
コラージュを背景に投げる
神であるキャ ....
手と手が触れ合う少し前に
ためらう私の手を引き寄せる
普段は鈍感な貴方のことを
好きになってしまったのは
きっとそんな些細な理由

定位置なんて無いけれど
左から見た貴方の顔が好き
目 ....
壊れることでようやく人々の目が覚めるなら
いっそ壊れてしまえばいいんだ 世界なんて

大切に守り抜いてきたものはささやかな幸せ
それを欲しがる人をいつも怪訝な目で見ていた

つまりは努力が ....
あなたはわたしのなかにいる

あなたの肌にはその日になると
青や緑の痣が浮かぶのだと
教えてくれた

うごかない左腕で
必死に笑ってた
じっと見つめるとちからのぬけた顔になった
それ ....
湯の地に
美しい姫が居て
ゴミを捨てる
美しい姫は
腹を貸して
磯野カツオに会いに行く
じわじわと不治の病に犯されて
じわじわと
笑いがこみ上げる姫の名前は
ナンシーだった
コマを ....
しょだまさしさんのおすすめリスト(967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
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