知ってたつもりだったけど、
ほんとうは、知らなかったんだ。

みんな、ほんとうに、蛇が嫌い、なんだ?




蛇が消えた。

戻って来てくれと願う。

もう、無理かもしれな ....
屍たちが満ちる春に
シは色鮮やかに咲き乱れ
空っぽの青空の上からは
目隠しをしたまま立ち去った
半透明な人々の名を呼ぶ
少女たちの清らかな声が
弧を描きながら降ってくる

(世界の秘密 ....
闇の中で白い背中を
反り返らせていた君は
この夜が明ける前に
大人の女になってしまい
すっかり明るくなる頃には
どこか遠い林の中で
樹液を啜っているだろう

君と初めて出会ったのは
 ....
永年勤続 祝い旅行に 花疲れ
ハムスター わたしのツレだよ 麗らかに
インコちゃん ハムスターとも 春来たる

息子がね 結婚しようかって 春の風
そうなんだ 見れたらいいね あれやこれ
 ....
気がつけば部屋の中に
砂が入り込んでいる
どんなに固く扉を閉めても
少しずつ床に積もっていく
朝に目覚めれば枕の上にも
細かい砂が散らばっている

(いったい何だっていうのよ!)

 ....
曇った空を見上げてはなんと代わり映えがない毎日だと
タメ息吐いて愚痴吐いて

通勤のバスではまるで束の間の夢を見るように下向いて
会社に着き隣に座る同僚に掛ける言葉は挨拶のみ
その後も一言も ....
だてにトンネル迷走してない

くだり坂のトンネルだから

出口どころか地上からも遠ざかる


朝10時、社員がスッと立って退社する

もうスッカラカンのキンタマんなかの精子

夜 ....
こうべの垂れた敗戦間近だ

薬を飲んで飛ぼうとした

情けない親だ、幼い子供に止められた

敗北と隣り合わせ

私はもう出鱈目だ

矛盾したいきさつだ

嗚呼生き過ぎた

 ....
コーヒーは苦かった
ビールも苦かった
君のも苦かった
みんな我慢して飲んだ
だって背伸びをしないと
水面に浮上できなかったから

細い夕陽が差し込む
放課後の体育倉庫
湿ったマットの ....
満開の ピンクの開花 待ちわびる 目覚める獣 冬を脱いで おかえりなさい

こんばんは

おやすみなさい

こんばんは

かなしいけれど

たえてます


みんなしあわせに

ひとらしく

あったかく

ひとらしく

 ....
霧に包まれた
他人の心の造形を
誰かが見てみたいと言っている

人は形にこだわる
人は型を信じる
人は直視したがる
人は何でも欲しがる
人は、、、、、

一番大切なものは
霧の中 ....
校舎の陰に真新しい制服姿の僕

一年経ったあの日の事件

二年で挫折したバスケットゴール

進路で悩んでないと言えば嘘になる三年

恋も桜の季節の分だけ散った

「退屈な授業」と書 ....
長い旅路を振り返れば
故郷へ続く道は遥か遠く
懐かしい人たちの声も
今はもう 聞こえない

ポケットに詰め込んだ思い出は
知らず知らずのうちに零れ落ち
いつの間にか 失くしてしまった
 ....
ジョギング大会の後に
自分自身を慰めて居たら
庭の三本の木が焼けて仕舞って
大変胸が痛んだ
私有地には羞恥心があって
伯母さんがシュークリーム工場に
働きに行ったからだろうか
ゴーストは ....
形あるものを再び築くことは容易いが
形なきものを築くことは難しい

人と

人との
物や事との
環境との
結びつきの喪失

私と

大切な人との
親しかった人たちとの
大切 ....
 アンタはねぇ
 産むつもりなかったのよ
 子供なんて
 別に欲しくなかったし
 ああ、やっぱり
 流しとけばよかった

 ごめんねぇ
 もう母さんたちダメだわ
 アンタたちだけ
 ....
とてもちいさな出来事が積み重なってものごとが見事にできあがり
それがとても不思議だったりもする今日この頃です

僕の押入れの中に隠された凶器みたいなスケートボードはいつも
わくわくする坂を滑り ....
丁寧な暮らしにあこがれる

朝日と共に起床、
水でぱしゃぱしゃ顔を洗って、
寝間着を脱ぎ捨て、
ノーメイクで火を起こして
朝食をととのえる

ほうきとちりとり、茶殻で掃除したら、
お ....
どのくらい引けば客観的に的を得ることが出来るだろうか
中心を触れることも出来ずに運命を終えるかもしれない
悟りに焦がれて至る 人間だものと添えて
己の未熟さ愚かさ阿呆加減に
漸く 趣きが迎えに ....
誕生日にグリーンの「扉」が送られて
嬉しかった私
イモケンピと無塩クルミを食べて
撮影旅行に出かけたが
近所を一周しただけだった
白梅が咲いて居る
住宅の建設現場がある
通り過ぎる自転車 ....
曇りの日に海へ行った
空も海も灰色なのに
仲介者の努力も虚しく
いまだに和解は成立しない
その国境線は水平で
欠けた世界の端から端までを
頑なに切り分けようとしている
曖昧だが根深いライ ....
競い合うために生まれたわけじゃないでしょう
奪い合うために生まれたわけではないでしょう
憎しみ合うために生まれたわけじゃないでしょう
傷付け合うために生まれたわけじゃないでしょう

ただ生き ....
うどん屋でせき込んでいた私は
知覚過敏を発症して
寝込んでいた
特権化されぬ
市場化されぬ我は
コロッケをパンにはさんで食べていた
門の周囲には魔物が潜む
魔物たちに私は揉まれても居たが ....
生まれる前の闇に
ぽつ、ぽつぅんと
浮かんでいる
光の結晶たち

(すっかり消費されてしまったね)

アタシの葉脈を
衛星軌道上から観察した彼が
火曜日の声で呟く

(きっと
 ....
夕闇が頬張る曇天
無音の圧迫
うるさい

堕落しはじめた桜の花
無音の連打
うるさい

放棄された母の神殿に
散らばった音楽
うるさい

背伸びした指先が
神の逆鱗に触れる
 ....
お控えなすって

ご当家の 軒先の仁義 失礼でござんすが お控えなすって
障子より目玉だけ出しておられる お坊ちゃんお嬢ちゃんも お控えなすって
わたくし生国は 大海原 水界のはてに発します
 ....
腫れぼったい世界の空は
柑橘系の匂いと色で
眠り続けるアタシの中を
眩しい地下鉄が通過していく

ねぇねぇ、まだ起きないの?
ひからびた胎児が話しかける
だめよ、まだ、
まだ早すぎる! ....
あなたはあなたを傷つけた人間を許せますか?

反省もしてない後悔もしてない人間をあなたは
許せるというのですか?

あなたが許せるならそれはそれでいいでしょう
しかし誰もがそんな人間とは限 ....
誰かに優しくできないのを時代のせいにしないでよ
誰かに優しくできないのを社会のせいにしないでよ
みんなが幸せになれる世界が一番いいに決まっている

正しいとか間違いとかそんなのは関係なくて
 ....
しょだまさしさんのおすすめリスト(967)
タイトル 投稿者 カテゴリ Point 日付
祈り、ただ、このちいさなもの達の為に。- 秋葉竹自由詩218-4-8
シの春- もとこ自由詩7*18-4-8
くちなわ- もとこ自由詩1718-4-1
焔俳句_5_永年勤続_十句- 鵜飼千代 ...俳句6*18-3-27
- もとこ自由詩10+18-3-23
一日の始まりと一日の終わりに- 千幸自由詩418-3-21
地上からも- ペペロ自由詩218-3-21
ベランダで選んだ- 暁い夕日自由詩3*18-3-18
ごっこ- もとこ自由詩1018-3-17
白とピンクの間- 暁い夕日短歌2*18-3-17
ひとらしく- ペペロ自由詩518-3-16
色彩- 暁い夕日自由詩3*18-3-16
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旅路- 忍野水香自由詩518-3-13
カラオケが駄目に- 間村長自由詩318-3-12
視えないもの- 忍野水香自由詩5*18-3-11
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溶けた風- 朝焼彩茜 ...自由詩818-3-2
運んで行った- 間村長自由詩5*18-3-2
Lean_On- もとこ自由詩1618-3-1
瞑目- 1486 106自由詩318-2-23
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Alpha- もとこ自由詩15*18-2-21
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おもてなし妖怪2018- るるりら自由詩9*18-2-13
Tangerine_Dream- もとこ自由詩9*18-2-11
変えられない現実- 千幸自由詩318-2-10
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