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孤立

死病

人は人と
繋がらなければ
生きていけない
のに

金を持って
いないと
キリストだけ
を信じて
いないと
健康で
いないと
胃ナイト 
クエネェシ ....
土佐の海辺の村で
毎日毎夜薄暗い電灯の
野外畳の上にでんと座り
鍋に茹でられた貝という貝
爪楊枝でほじくり出して
それぞれに違う味覚
食い喰らい喰らい食い
瞑黙ひたすらに
味わい味わい ....
光の万華鏡
旋回する宇
浮遊する
温かく熱と溶け
輪郭失う体と体の
紫に静まる矛盾の浸透

[個我意識鮮明に保持サレ、私達はシッカリト抱き合い、
何処マデモイキ、何処ニモイキハシナイ] ....
感情が漂白され
漂流していく時空を
速くなったり遅くなったり
緻密になったり大雑把になったり
なんて自由自在に響く移行

魂の打つ突発的な躍動
変拍子や裏拍に
コレハナンダ?
新たな ....
夜の静けさ深みに
肉の激痛伴い
響く声 祈るように

[アナタナシ には生きられない]
[アナタトトモ には生きられない]

裏返っていく夜の深みに
独り人 祈るように

繰り返す ....
薄暗い
漠然と広がった
空間のなか
台形で
ノッペリとした
大人の背丈半分程の
鉛色の工作機械が
等間隔で何台も
一列に並べられている

大きな金属音があちこちから
互いに呼応す ....
竹林に佇む己
 夜の静けさ折り畳みながら
竹林に佇む己
 折り畳まれた静けさに脳水押し戻され

ぴくりとも揺れぬ竹林に
 脳水震え不可聴の響き蘇る
脳髄を道具とし血潮の温もりに含まれるも ....
無私の愛が
人の魂の病を癒し
魂浸透した肉の病すら和らげる

冷える秋夜の森の静謐に
天使たちは降りて来るのだろうか
自愛に充ち病んで倒れる己の魂の許に

あの遠い日の海の夜明け
靄 ....
「疼痛発作の周期が短くなっているんですが」

私がそう言えば

「疼痛発作で死ぬことは
前から言っている通りあり得ません」

カルテを見ながら無表情に応える医者

死んで新例作ってや ....
この夜に目が覚め
この夜底に触れる
私にはもはや
親兄弟家族親族はなく
現世的無縁仏だ
円やかな現世孤児だ

そこでは
 私という存在が剥き出しで
そこでは
 私という存在が真っ裸 ....
物凄い数の巨大な光球だ!
凍結した天空から突出し
黄色く、青白く、白く白く
凝視している凝視している
雪原に独り立ち尽くすこの俺を
生きてひたすら凝視しているんだ

深く彫り込まれた眼窩 ....
白い声の頬杖つき
浮遊する無数の魂を
青い宙天で愛でている

[冬ノ雷鳴ハ未だカ 、 冬ノ雷鳴ハ ]

白く輝く乳房の波打ち
巨大な眼球回転する天に
聳える石垣の隙間の住家で
夏の青 ....
声 、層成シ聳える時 、
暗闇流れる水音の絶えず
[コレハ ナンダ?]
夢底ノ割れ白く問っても
無言ノ響き、只、、木霊重ね
[アナタハシンデ スベテミタ]
[スベテミタ アナタハシンデ]
 ....
誰かを探す
竹林の静謐に
池袋の喧騒に

アラワレナイ
現れはしない
のか、
もう二度と
洗われたいんだ
その見守る微笑みに
ホッと ホッとして
冷気に目醒て息しながら

な ....
夜の帳おり
扉が開いていく
次々と開いていく
が、
何もない
真っ白な虚、真っ白な虚
みっしり充満するばかりだ
俺は恐怖に襲われ
恐慌の際の際で
時の矢となり
疾駆疾走しながら
 ....
通り過ぎてゆく人々
通り過ぎていった人達
何なのだろう、何だったのだろう?
あれらこれらの出来事が
今は嘘みたいに消え去って
僕は嘘みたいに落ち着いて
ただ目を閉じる、ただ目を閉じる
あ ....
ほっと懐かしく嘆息してしまう、
それまでの全てが報われる、
そんな濃密な青の色彩だけが独立して
開けた額縁のような窓の向こうに 在った

その青の色彩はよく見れば、
濃密なのは視界の中央部 ....
胸奥に
オドロキ襲えば
世界は在る


在る世界
気力の萎えて
色褪せる


魂の
震えは麻痺し
狭間に立つ


狭間に立ち
眺める界は
遠く近く


キズケル ....
意識 溶け拡大していく
限りなく宇宙の楽音に共鳴し
混交する闇光 すべて受け入れ
委ねるのだ 保ち 鋼の強靱
しなやかな弓の強度に震え

私欲思考ヲ停止シ
死に思に詩の言葉の飛躍に!
 ....
激情を極め
静けさを極め
祈りながら認識し
認識しながら祈る

この飢え切った界で
この哀しみの界で
導かれ 諦め
静謐に包まれ


光り輝くあの日の君を 僕は決して忘れない
この界あの界しとしとしとしと雨の降る
人人人人泣き笑い
驚き掴んでは失われ
雨は降って沢成り川成り海成り波うねり
銀河宇宙の渦に巻き戻され
しとしとたんたん時の過ぎる

己、胸奥の空洞
 ....
失う
出会い
築いては
失い続けて
底を貫く本質
掴み取れたのか
沈んでしまうのか

進む船の舵取り主は
己が意志、病に抗う意志
沈んでしまうのなら仕方ない
精一杯やるんだ、もう ....
哀しみ降って来る
一斉に響きとなり
冷え震え降って来る
どうしようもないね、
この欠損だけはもう

ひたすら雨の降り続く
ひたすら鈍色の大海に
しとしとしとしと静か
大海に雨の降り続 ....
宇ノ喉 、歌う光矢 、コトバ木霊 、 界開く
 
[木漏れ陽は今日も濃い陰影を石畳に形造り]

宙ノ腹 、波打つ 、ウネリ流動 、 螺旋旋回

[竹林の緑は奥へ奥へと広がり垂直に暗まり]
 ....
太陽よ、
絶え間無く爆発し続ける太陽よ
この地球の善も悪も曖昧も
均等に照らし出す太陽よ
その偉大な開け透けの愛
その圧倒的で広大なる愛
どうしたら
この私的感情の波を
あなたに合流さ ....
偶然に偶然が重なり必然となり、
わたしの中にあなたが
入って来た
束の間のこと、
わたしはあなたという人を
その懊悩、その優しさ、その臆病さを
生々しく生き体験した
一つの運命として掴み ....
沈黙の言葉が語りかける
 響き ヒビキ 響き
歩道に落ちた蝉の死骸が語りかける
 
[生きワタシの命はバトンされタ]

叫びもなく怒りもなく耽溺もなく
 只愉しみ求め交わり苦しみ
生き ....
残響と
一体化する
内深く


木霊降る
雨音遠く
懐かしく


精神の
木霊と一つ
沈み込む


蝉の鳴く
命の響き
身を震わせ


無情にも
有情は響く
 ....
三角が貫入する、
 静けさの皮膜に包まれ
わたしの意識は落ち着き払い、
 自らの不均衡を捉える

薄黄色の光芒、横断する斜線
 揺れる葉の緑に私は内側から語りかけた
  [もう充分生きた ....
白馬の群れ、
輝雲の底から放たれた
一気に、黙響 響黙響

輝雲乗り越え今頃彼ら、
凍り澄んだ青白い気層通り抜け
神性宙宇の荒ぶる静かな僕と化す
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