かけないで下さい
ワタクシの
目玉焼きに
ウスターソースを
白身本来のほのかな甘味と
黄身のもっちりとした
弾力感とを
ワタクシから
取り上げないで下さい


入れないで下さい
 ....
昔はよかった


人は言う


昔もよかった


とは
決して言わない
新しいということは
美徳とされた筈なのに
広がる夢に
心踊らしていた筈なのに
新しいということは
 ....
見せつけるんぢゃぁねいやい!
魚の分際で
でれでれ
でれでれ
いちゃつきやがって!

こっち見てんぢゃぁねいやい!
ほれほれ
かわいくてたまらんだろう
生まれて間もない
おたくの
 ....
先生
ボク帰って来ました
この教室に
円周角やら
関係代名詞やら
習った
この教室に


先生
あなた方が座っていた
デスクに

ボクが座っています
こんなにも
広かっ ....
初めての釣り場に行くときには、はちきれんばかりの期待感の裏側に、喉元に
つっかえてまとわりつくタンの様な不安感が頭のどこかに鎮座する。
特に淡水域での釣りではそれが如実に現れる。どこから入ったらい ....
生暖かい
風が吹く
油の臭いが
鼻をつく
イソメでぬめった
指先で
何本目かのビィルをあける


ゆらゆら
揺れる
電気浮き
つられた
人魂
ゆらゆら
揺れる

困っ ....
ビアガーデン
行けば必ず
雨が降る



赤銅の
肌物語る
紫外線
ケェキに
蝋燭たっていない
ケェキに
名前入っていない


晩飯は

ケェキだ

酒の肴は

ケェキだ

明日の朝飯は
忘れなければ
多分
間違いなく ....
本当はフライフィッシングに限らないことなのだろうけれども、フライフィッシングという釣りは創作性にあふれている。釣り竿、フライ、手網、その他多くの小物類は自作しようと思えばできる物が多く、実際、道具類の .... 巻き上がる

揺れる
水草


そんなに
慌てて
逃げなくったっていいじゃぁないか
なんもしやしねぇよ

こっちゃ
お前さんに構ってられる時間なんざないんだ
自意識過剰はや ....
自分は多趣味すぎると思う。
釣り、釣具の製作、合唱、水泳、料理、読書、文章を書く、モデルガンにガスガン、パチスロ…幾つか休止しているものはあるものの、よくぞこんなにあちらこちらに手を出しているものだ ....
釣りを始めたのは小学三年生の時だった。
父親の会社の裏にある岸壁でコノシロやらニロギを釣った。
元々、網で魚を取ったり水棲昆虫取ったりすることが好きだったので、この新たなる漁法の存在はたちまち私を ....
まだ見ぬ
今日の恋人よ
お前は
どれだけ私を愛してくれるだろうか
私は
お前が愛するに足りる
男だろうか
私の話は
お前を退屈させはしないだろうか
私の愛撫は
お前に痛みしか与えな ....
銀色の
波に揺られて
揺れる
七色

ちらり
ちらり
降り積もる
銀色の
鱗の雪の下で
手を
伸ばしてみる
七色


銀色の
波の下に
静かに波打つ
七色

お ....
目の前の
バイパスも閑散とし始めたら


フライを巻く


錆びだらけになったバイスに
フックを挟み
鹿の尻尾の毛やら
孔雀の胸毛やら
アルミのテープやら
色々合わせて ....
ナイフが人を
殺すのか
ナイフで人を
殺すのか

本題はどっちだ
包丁は
ナイフとどう違うのか
包丁が起こした事件と
ナイフが起こした事件と
どちらが多いというのか


ダガ ....
潜ったことは
ないけれど
ここにはやっぱり
夢がある
宝が一杯詰まってる


カワハギ
白鱚

穴子

マゴチ
メゴチ

黒鯛
メバル
カサゴ
墨烏賊
イ ....

むかぁし
学校帰りに
知り合いになった猫が
そのまま家についてきて
とても愛らしい顔した
上品な
そして礼儀正しい
奴だったのだが
家で大目玉食らって
知り合った場所まで送り届 ....
きっつい臭いが
充満し
きっつい言葉が
行き来する
きっつい暑さ
風通し悪し
きっつい誘いに
ふらふら揺れる

きっつい道端
きっつい人ごみ
きっつい駐車事情
きっつい思い出
 ....
この度は
ご盛会
おめでとうございます
語りは
臨場感が出て
大変良かったと思いますし
話の内容にも感動しました
活舌も流石でした


ただ
若干客席のマナーが気になりました
 ....
雨もあがって
釣りに出る
高知新港外防波堤
潮の香りを再認識し
オバチャン達の間に入る


誰の浮きも沈まない
昨日は良かった
お決まりの挨拶
ウンチク好きのオンチャンの
自慢話 ....
ここにおったか
舟入川
汚れちまった
ドブ川の
沈んだママチャリ
アジトにし
今日も生きます
生きてます


家庭排水なんのその
突き刺さったゴミ屑
掻き分けて
ボラも
ボ ....
私は
灰色であり
黒であり
白である

そしてまた
私は
紫であり
青であり
赤である


その明確な境界を
私は知らない


『季節へのまなざし』
という詩を歌って ....
蒼く濁った
水の下
虹色オイルの
カァテンの下


潜行すること
五メートル
潜行すること
十メートル


真っ黒な海底に到着す
真っ黒な海底に到着す


光わずか
 ....
円盤来襲
円盤来襲


  機銃砲弾
  一身に受け
  防衛手段
  既になく
  
退避
退避
指揮系統は
支離滅裂に
あふれかえった
避難民の群れ


  炸裂 ....
影が一人増えた


灯された
蝋燭が役目を終え
また
一人影が増えた


重い空気が
脂汗を誘う
冷たい空気の下では
音の伝導率も高い

影が座り込む
行儀よく
影が笑 ....
目が合った
ヤバい
ヤバすぎる
めちゃくちゃ
怒っとる
睨んどる
体が動かん
時間は止まる

試しに
手でも振ったるか
ヤバい
ヤバいですよ
メンチ切られとる
強張った
 ....
ストーキング
ストーキング
やほー
やほー


岩化け
木化け
山に
化け

鏡の中を
覗みこみゃ

ついてる
ついてる
一匹
 ....
ホテイアオイのカーテンの下では
本性がむき出しになって
貪り喰らう
貪り喰らう

お上品に
ツンとすました横顔
愛らしい
くりくりっと
まん丸い瞳

そいつが

貪り喰ら ....
どちらだ


介良か
国分寺か

ふるさとは
どちらだ


足の裏をくすぐる
懐かしさと
頭をよぎる
寂しさと


うどんの味が違う
たこ焼きの食感が違う
空が広す ....
北村 守通(241)
タイトル カテゴリ Point 日付
嘆願書自由詩7+*08/7/18 21:38
決まり言葉自由詩408/7/18 1:11
雷魚自由詩408/7/15 22:58
Uターン自由詩31+08/7/12 0:36
内水面の釣り場と詩散文(批評 ...308/7/9 18:19
夜釣り自由詩5+08/7/8 23:41
南国物語俳句108/7/8 19:04
お祝い自由詩3*08/7/7 22:00
フライフィッシングと詩(その2)散文(批評 ...2+*08/7/4 23:23
泥鰌自由詩1*08/7/4 0:45
フライフィッシングと詩散文(批評 ...2*08/6/30 17:47
釣りの進化を肌で感じて散文(批評 ...1+*08/6/27 1:40
デリバリー利用自由詩2+*08/6/25 0:08
アオリ烏賊自由詩5*08/6/21 22:12
濃密な五分間自由詩0+*08/6/20 0:39
差別散文(批評 ...208/6/19 11:27
東京湾追慕自由詩308/6/19 2:22
迷子散文(批評 ...508/6/15 23:44
日曜市自由詩108/6/15 0:02
百物語(来場者アンケートより)自由詩0+08/6/14 0:43
食材調達自由詩508/6/13 0:40
アカメ自由詩208/6/12 13:30
ホットタイガー自由詩1+*08/6/11 1:01
水底自由詩3*08/6/10 12:05
台風自由詩108/6/5 15:55
百物語自由詩308/6/4 3:26
三人目のストーカー自由詩1*08/5/30 6:29
二人目のストーカー自由詩1*08/5/30 4:59
ストーカー自由詩308/5/29 23:03
故郷消失自由詩108/4/25 0:01

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