座礁した
廃棄された
和船の上に
鳥は立つ

乳白色の水面を
じっと見つめている

座礁した
廃棄された
和船から
鳥は飛び立つ

船は再び
ひとりぼっちだ

乳白色の ....
 暖かい、を通り過ぎてもはや『暑い』に近づきつつある今日この頃、家の中で昼間を過ごすにはもはや限界が近づきつつあり、昼の仕事を探しに行きつつも何故か帰りにはいつもの沼に釣竿を担いで通ってしまう今日この .... 結局のところ地球は丸かった
何処に行こうが大した違いはない
何をしようが

  わめこうが
  泣き叫ぼうが

酒を飲めば翌朝には胃が重くなるし
煙草は口の中を乾かすのだ


  ....
 いつもお世話になっております現代詩フォーラム。ここで知り合った人達はボクにとって貴重な財産。思えば現代詩フォーラム、というサイトを皮切りとしてボクのネット生活も始っていったのですが所違えば色々な人と ....  寂しいものです。
 せっかく高知に帰ってきた一年目の春、結局花見に行くこともなく桜は散ってしまいました。まぁ、花見に行くのも多分、一人だったんだろうけれども。夜が仕事のボクは、どうしても周りの人た ....
 非ピリン系さんの『日本語が危ういと思う訳』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=182654

 を興味深く拝読させて頂いた。様々なご意見がコメント欄に ....
ついさっきまで
子供達に追っかけられながら
スポンジの棒でたたかれながら
やわらかく笑っていた
おっちゃんが

ぼくの前に対峙する

でっかい
でっかい
でっかすぎる

右に ....
 恐縮である。
 またまた釣りのお話から入ってしまう。
 高知に帰って生活するようになって、昔よく通っていた沼に足を向けるようになった。高校生の頃まで通っていた沼で、蓮やホテイアオイ、藻が茂って釣 ....
 様々な学校に進学していたおりに、人間誰しもやり残しがあるかと思う。学業、恋愛、エトセトラ。ボクもやっぱり思い起こすたびに『あの時こうしていりゃぁなぁ〜』と後から毎度同じことを思う(つまり後悔というや ....  春です。
 今更ながら春です。
 桜ももう葉桜に変わりつつあって、もうそんな季節になったんだと驚かされる今日この頃。釣りもシーズン…いや、新学年のシーズンになって卒業生達はどうしているのかなぁ、 ....
渓流が解禁になって、時間を見つけては決して安くはないお賽銭を(入漁料とも言いますが)払いながら放し飼いの犬に追っかけられたりしながら、ボロボロの山道でコケにタイヤを取られて崖下に転落しそうになりな .... 拳には残っている
殴りつけてしまった
感触
顎の骨と
サンドイッチしてしまった
頬肉の
感触
殴りつけられた
痛みよりも
殴りつけてしまった
感触が
拳にまとわりついて
まとわ ....
 腹が立っている。
 なぁ〜にが腹が立っているといったって、自分のメールアドレスから自分宛にヘンテコなメールが届くというのが腹が立つ。それもご丁寧にしっかり『北村守通』からのメールと表示されているの ....
 実はワタクシ
 俗に言われるパワハラで会社辞めました。二回ほど。
 原因はまぁ、ボクが仕事覚えが悪くって常識が無い、というところであったりしたんですけれどもね。そうすると上司の指導というものは、 ....
 つい先日、渓流釣りの仕掛けの材料を考えるために滅多に出ることの無い街に出かけた。高知は高知城を中心に街並みが展開されていて、その敷地の中に県庁舎やら県立図書館やらがあったりする。さて、そんな高知城の .... 荒れ狂う
光の
残虐に
抱かれ目を醒ます
荒れ狂う
塵と共に
吹かれて漂う
荒れ狂う
春の息吹は
名も知らぬ
植物達の芽吹きは
まぶしく
指は震え
触れようとしては
引っ込 ....
いつの間に
砂浜は深く削られてしまっていて
いつの間に
潮溜まりは浅くなってしまっていて
何年か
何十年だかしか
経っていない
留守にしていた
その間に
海はすっかり歳をとり
荒い ....
戦争が始まった
理由は知らない
ただ
待ち切れなかったどっかのあんぽんたんが
引き金引いたら
銃弾は
隣の敷地に入ってしまったらしい


戦争が始まった
訓練という仕事を見つけた
 ....
いつの間に
日は傾き
いつの間に
水の中の
ステージは
閉幕し
いつの間に
鳥は
おやすみし
いつの間に
また
川は一人ぼっちになっている
いつの間に
もう
世界は薄い黒を ....
なんでだろう?
釣りなんてぇものに手を出して。
だから何があるんだろう?
まだ結果に恵まれていりゃぁいい。されども、その9割方は苦しみと哀しみしかない。報われたものも確かにあるが未だ報われないジ ....
 充分に温まったベンチに腰掛けると、つま先もまた冷たさと圧力から開放されたのだった。試験は始まったばかりで、校内は再び静寂に包まれていた。彼らの解放はまだ少し先のことだったので、私はタバコを吸いながら .... お前と俺とは
繋がった
ビクンと
震える
指先に
伝わる
激しくのたうつ姿
伝わる
肢体の中を流れる
血流の躍動

   波がもうたら
      絞り込まれる

   波 ....
困ったことだった
一張羅をまとった毛ばりが
根掛かって外れない
偶然授かった
二本目の無い
大事な
大事な
毛ばりだったので
そんなに深くはなかったので
暑かったので
誰も見ていな ....
真っ黒な海底と目が合った

  真っ黒な海底と目が合った

白い太陽は呆気にとられ
手を差し伸べることさえ忘れていたらしい

  真っ黒な海底と目が合った

岸辺は
濁った水に覆わ ....
緑あふれた
かの沼地には
蓮の花が咲き誇り
緑あふれた
かの沼地には
ホテイアオイの紫色の花々が
咲き誇りすぎ
黄金色の魚体が
ぐらり揺らげば
緑あふれる隙間で
透き通っていたはず ....
 コーヒーのおかわりをきっかけに、小休止することにした。私達が始めたのは、とりとめのない世間話であったり、身の上話であった。蝋燭は、相変わらず影を持たずして揺れていたが、それは極めて自然なことに思えた .... 「見えるのね。」

 返答することに戸惑い、躊躇する私を見て、彼女は自分の得ようとしている答えを得ることができた様だった。同時に私も一つの情報を得ることができた。
 私の足元に存在し、燃焼し、発 ....
 嵐はまだ訪れてはいなかったが、それは時間の問題であるように思われた。一度風が吹き始めれば、それが合図となって世界が歪み始めるはずである。やはり確証無き確信に過ぎないことではあった。ただ、じきに遭遇す ....  真っ白な画用紙が、思い思いの色に埋め尽くされ、やがては無残に打ち捨てられるように、清純さは周りの利己によって泥まみれになるまで叩きつけられる運命にあった。芸術家というものは、残虐な生き物ではあるが、 .... 「言葉にオリジナリティはない」という言葉を耳にすることがある。
 「オリジナリティを感じない作品だ」という言葉も耳にする。
正直感じないわけではない。しかしそのオリジナリティってなんだろう?と ....
北村 守通(241)
タイトル カテゴリ Point 日付
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