散歩がてら
投票所まで向かう
混雑することは
目に見えているから
歩いて向かう
自転車にすら乗らない
あんまり
早く着きすぎると
誰に投票するか
決めきれなくて
それは
どんなに ....
     デモでもね
     でも
     デモね
     デモね
     でもデモ
     デモでもね

進む
進むぞ
でも
デモね
高鳴る胸と
でも
デモね
 ....
 つい、先日の事なんだけれども、昔釣り場として通っていた池の周りの道を車で走っていたら、逆走車が・・・はい、自転車なんですが薄暗くなってきているというのにライトもつけず、その上、スマホらしきものをいじ ....  で、口先乾かぬうちに。
まぁ、こんな場所借りて夢想の論を語ったところで、それがどうというわけではありませんが。

 考えてみりゃぁ、日本で『選挙』というシステムで政治をどうこうする、という習慣 ....
 私事で恐縮ではありますが、つい先日、久しぶりにステントを埋め込む手術を受けてきました。
 恐ろしいことに、どの程度のものなのかまったく知らされていなかったものだから(7時間かかりましたよ。)受ける ....
努力は人を裏切る
努力は人を麻痺させる
努力とは
麻薬だ
努力したことに
陶酔して
努力のための
努力を求め

気づけば
残っていたものは何一つない


憎しみは人を強くする ....
樹は伸びる
樹は伸びる
樹は掻き分ける
樹は伸びる
樹はかき分ける
樹は押さえつけ
樹は伸びる
樹は向かう
樹は向かう
樹は進む
樹は伸びる
樹は押さえつけ
樹は掻き分ける
 ....
結局のところ
友達と呼べるものが
充分には居なかった
念の為に
少なくとも
手に届く範囲ではと
慎重に限定してみれば
確実に居なかった

ぽっかりと空いた空白の
360度の一点にル ....
振り切れずにそのままにしていた約20年近くを
2日間で片付けた
どさくさに紛れて様々な思い出も放り込まれて処理されていった
それを横目に見ながらも
もう二度と手に入れることはできないはずである ....
意地になって
石になって
一になる

意地になった
一の
石である


布団の中で
固まって
ストーブってあったたかったよなぁ
エアコンがあれば快適なんだろうなぁ
コタツって ....
夜とは本来暗いものであったということを
思い出す頃には
すっかりと目は闇になれ
波の形のいくつかをくっきりと認識できるようにはなっていた

釣りとは本来寂しいものであったということを
思い ....
 見ないわけにはいかなかった。
 人前に出て行くためには身だしなみを整えるのは最低限のマナーであったし、鼻の下のにきびがどうにもうっとうしくって、そういったものを確認しておくためにも、一日に何回かは ....
   別の生き方があったと思う

キット
設計図に忠実に従って
組み立ていれば

はじめに
描いた
チェックしていたルートを
忠実に
道を挟んでいる
道の外にある世界を散策してみ ....
派手なお囃子
とうに過ぎ
祭り終わった水面に
ホテイアオイは行進を続ける
ホテイアオイの行進が続く

世界中から
少しずつ
世界中から
削られた
かけら達と共に

ホテイアオイ ....
流れ着いたもの達が
連なりあって
銀河を形成する

流れ着いたもの達は
連なりあっても
またたくことはない
再び泳ぎだすこともない

蝿すら寄り付かなくなった
白く
干からびた
 ....
鏡の前で
気合を入れて
必要以上に頬の肉を引っ張り
各種パーツの形状の組み合わせを
色々と試してみたのだが
披露するべき相手がいなかったのだ
ということに
やっと気がついた
リサイクルショップで
古くなって
注意事項らしき説明書きも読めなくなった
免罪符を買って
飲んでみた

思い出したくもない
あれやこれやが
極めて適当な頃合に
立ちかわり
入れかわ ....
結局
私にとって重すぎたものを
引き取ってはくれなかった
調整された視覚の後ろから
脳内に浸透してくる
調整された台詞の数々を
より吸収しようと
頭を揺らし
脳内をかくはんしながら
 ....
花は沈まない
花は浮かんだままである

花は沈まない
花は届かない
界面を貫いて
進むことなく
ただ
漂っているだけなのである

花は沈まない
花は届かない
花は漂っているだけ ....
頭掻けば
机の上は
冬景色
芝生の海に
レジャーシートの筏を浮かべ
寝っころがったその先の
青い宇宙の奥行きを考えないで
ただ
平面の広さとして
憧れるだけであった
その日は
確かにあったのでありました

芝 ....
逆光ぎらつく
海面に
打ち込んだはずの
浮き見つめ
覚悟
きめたか
夕まずめ

コマセの残量
あと僅か
覚悟を決めた
夕まずめ
ラインは走った

響き渡る
逆回転音
弧 ....
母さんが
土鍋出したら
冬支度
波は打ち寄せ
白泡をたてているというのに
水面は
まっ平らだ
波は打ち寄せ
白泡をたてながら
防波堤に砂を積み上げているというのに
水面は
やっぱり
まっ平らだ

浜の向こうで
 ....
ハグロトンボに
アキアカネ
赤と黒とが
入り混じり
輪になって
入り混じり

  どんひゃらら
  どんひゃらら

ギンヤンマ
オニヤンマ
加わって

  どんひゃらら
 ....
ティペットが
アイに通らなくなってきた
おそらく
それは右眼のせいであった
自分が思っている以上に
自分自身の
メンテナンスが必要だった

フライロッドにも
リールにも
ラインにも ....
人の恋路をおしゃかにし
三日三晩の晒し者
だけどそれじゃぁ飽き足らず
歌い踊ってはやしたて

あわれ
純真
お馬さん
ここでなければ
結ばれたろうに

関所破りに追い詰めた
お ....
厚顔無恥な私を
やわらかな笑顔で迎え入れてくれたその家で
酒をごちそうになった
しどろもどろの
要領を得ない
私の話に
やわらかな笑顔で相槌をうってもらいながら

  温かい
  温 ....
しょっぱい雨が滴り落ちる
時折
視界が白くぼやける
火をつけたばかりの煙草の軸に
見事に雨粒がヒットする
もう一粒ヒットして
見事に折られる


温かいはずであった
 ....
抉り取られた砂浜に
未だそびえる
防波堤に
今日も砂は積もり行く

  すっかり
  潮の流れは変わってしまった
  すっかり
  海は
  遠くに行ってしまった

澄みすぎた
 ....
北村 守通(241)
タイトル カテゴリ Point 日付
投票所までの長く長く長い道自由詩214/5/13 13:32
でもデモでもね自由詩314/5/3 12:20
携帯電話散文(批評 ...013/8/18 0:17
選挙システムを考えてみる(2)散文(批評 ...013/6/25 3:06
選挙システムを考えてみる散文(批評 ...0+*13/6/25 1:29
釣りからの帰還自由詩413/4/22 0:33
迫り来る森自由詩512/8/16 0:27
休日リザーバーで釣りをする自由詩412/8/11 0:47
遅すぎた青年期の終わり自由詩412/5/13 2:31
就寝前自由詩612/2/23 1:52
日周運動と年周運動自由詩312/2/11 23:12
ホームステイ散文(批評 ...211/8/31 20:33
且つ断層自由詩211/6/19 2:44
雨後の河口自由詩111/5/31 2:32
波打ち際で自由詩211/5/8 2:56
顔が静止する日自由詩111/4/30 19:21
免罪符自由詩111/4/11 0:40
津波自由詩211/4/10 11:19
真似事自由詩211/3/20 11:57
箱庭完成川柳310/12/22 3:03
幽霊筏自由詩810/12/21 12:45
防波堤にて黒鯛を狙う自由詩010/12/11 1:41
衣替え川柳510/10/26 0:23
夜釣りも一人だ自由詩610/9/24 3:04
秋祭り自由詩510/9/17 3:06
わかされを条件反射で進む釣り師自由詩210/8/21 3:50
よさこい節自由詩210/8/10 15:48
満腹の日自由詩610/5/7 1:48
霧の中浮きは沈まず自由詩210/4/11 23:19
焼けた海自由詩710/2/14 21:27

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