止めどなくあふれる涙を
売ることが出来るなら私は金持ちだ

そんな妄想しちゃうくらい
涙が止まらないよ

自分の涙で溺れそう
そろそろ息が上手く出来なくなってきたよ

涙の価値って何 ....
雨が降ってないのに傘をさしている人
火がついてないタバコをくわえ続けている人

首のとれた人形を大事そうに抱きしめている人
ミルクに練乳を入れて飲んでいる人

からのベビーカーを押している ....
あなたが好きなペロペロキャンディー
常備して部屋に置いておくの

たまたま通ったアンティークのお店の
ショーウィンドウに飾ってあった花びん

一目ぼれで買ったんだ
そして常備しているペロ ....
土の匂いと水のはったばかりの田んぼ
かえるたちの鳴き声、夜には満天の星空と蛍

ドジョウやザリガニやメダカを捕ってたあの頃
泥んこ遊びに鬼ごっこやかくれんぼそしてとっておきの秘密基地

躊 ....
真っ白だった心に
いろんな色が付着していく

気付いたら全部混ざって
黒になってしまった

雑踏の中で右から左へ
流しても流しても

取り込んでしまういろんな色を
綺麗な色も汚い色 ....
君のひざまくら震えていた
知らないフリをした

頬に一滴零れ落ちた君の涙
知らないフリなんて出来なかった

いつもは君に甘えてばかりだけど
ただ、ただ力強く抱きしめた

頑張ってる君 ....
幼いころよく遊んでた公園前を久々に通りかかった
少年の頃に嗅いだ懐かしい匂いにふと足を止めた

柔らかい風吹く
少女の髪がなびく

真っ白なワンピースが神秘的で
まるで天使のように見 ....
「人の温もりがないと眠れないの」
と始まった添い寝生活

真夜中のチャイムが鳴らなくても
ヒールの音で君だってわかる

高鳴る鼓動、加速する想い
そしてドアを開ける

俺のTシャ ....
週に一度だけ深夜、君が一度目の眠りについた後そっと部屋を抜け出し
近くの公園で煙草に火を点ける

今日までの一週間を整理するために僕が壊れないための一服

愛おしい君を救えない非力な僕
い ....
眩しい日差しの中ビルの陰に隠れて歩いていた
排気ガスの匂い包まれて陽炎に不快を感じながら

首に滴る汗を感じてじりじりと焼けるような
コンクリートの地面を一歩一歩進んでいた

歩いてる途中 ....
この湖の水面に移る世界はキラキラ輝いていて素敵

真っ暗な世界も心も照らしてくれる
神秘的な明かり

あの月へ行けないのかな、なんて
そっと裸足になって水面に足を付けてみるけど
いつ ....
ママ、一人で食べるご飯は寂しいよ
大好きなママが作ってくれたのに

美味しいご飯なはずなのに
冷たくてしょっぱいよ

耐えられずに玄関の扉を開けた
月明かりが綺麗な夜だった

走って ....
君がぬいぐるみが好きって言うから
僕はたくさんのぬいぐるみをプレゼントした

どうしても欲しいって言ってたぬいぐるみを
プレゼントしたくて探し回った

何処にもなくてとぼとぼと歩いていたと ....
空中庭園で一人たたずむ少年
目の前には真っ赤な薔薇

棘に触れ続ける少年
その指先は傷だらけ

薔薇に変わってしまった少女を
思い出しながら微笑みかける

痛みに触れることで喜び ....
乙ノ羽 凛(14)
タイトル カテゴリ Point 日付
私の涙買いませんか?自由詩612/10/16 0:39
嗚呼、パラノイア自由詩6*12/10/3 18:22
飴が咲いたよ自由詩1*12/9/25 16:44
振り返ればそれは宝物でした自由詩5+*12/9/14 12:51
自由詩5*12/9/13 17:23
ボクニデキルコト自由詩2*12/9/11 1:26
大人ワクチン自由詩2*12/8/28 23:37
官能ラプソティー自由詩2*12/8/28 18:32
螺旋階段の案内人自由詩1*12/8/27 22:04
大人自由詩1*12/8/27 20:56
月の王子と切ない夜空自由詩3*12/8/13 21:53
ママと僕、母さんと俺自由詩1*12/8/11 10:20
最後の約束自由詩1*12/8/2 14:57
少年少女ロマンス自由詩012/8/1 21:33

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