ボクニデキルコト
乙ノ羽 凛

君のひざまくら震えていた
知らないフリをした

頬に一滴零れ落ちた君の涙
知らないフリなんて出来なかった

いつもは君に甘えてばかりだけど
ただ、ただ力強く抱きしめた

頑張ってる君に頑張れなんて
酷過ぎて言えなかった

君の背負ってるものが大きすぎて
でも君の力になりたくて

救いたくて救えなくて
その時自分の非力差を思い知らされて

時間が解決してくれるわけでもなくて
踏み込んで解決するわけでもなくて

信仰心なんてない癖にこんな時だけ
神様に祈ってみたりして

ああ、君が幸せならそれでいいから
笑っていてくれるならそれでいいから

笑顔と幸せを作るお手伝いが出来れば本望だなって


自由詩 ボクニデキルコト Copyright 乙ノ羽 凛 2012-09-11 01:26:53
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